~脚フェチ・足コキ編~  
メーカー〔Erogos〕 発売日2004年6月25日


Erogos失脚
 ~前回のあらすじ~
徒労感の他に、何も後に残るものがなかった「覗き・オナニー編」。今や手コキ編の頃の情熱はすっかり冷めきって、ただ惰性ムードだけが支配している。果たして、閉塞していくこの空気を、脚フェチ・足コキ編は打開することが出来るのだろうか? らぶフェチ浮沈の鍵は、この脚フェチ・足コキ編が握っている…!


ここ最近で、急に台頭してきた感のある足コキ。その流れを汲んでか、遂にこのような「脚」に特化したフェチ作品が出てくるまでに至りました。エロゲというのは、大抵キャラクターの立ち絵が腰から上、もしくはバストアップで描かれていますから、脚が不可視である場合がほとんど。脚へのこだわりを持った作品なんて、今までないに等しかった。だからこそ、この脚フェチをテーマとする作品が、一体どのような切り口を見せてくれるのか、興味はありましたね。

でも、こんなのダメダメ! いくらなんでも、これはピント外れの作品でしょう…。私は脚フェチの世界に精通しているわけではないので、あまり偉そうなことはいえませんが、素人目から見ても、この作品のフェチが見当違いであったことは理解出来る。

唖然とさせられたのは、自らの足で相手の女性の股間を刺激するシーン。これって脚フェチ?? 普通、脚フェチって女性の脚にフェティシズムを感じるものでしょう? 自分の脚で相手の股間弄ってどうするの? フェラ好きな人だって、フェラをされることが好きなわけであって、自分でフェラをするのが好きなわけじゃないでしょうに。まったく、何を考えているのかサッパリわかりませんね~。

意味がわからないといえば、ヒロインもそうですよ。今作品のヒロイン榊原あゆむは、幼いながら、異様に胸が発育しているトランジスタグラマーの少女。それはそれでOKなんですけど、何故彼女が脚フェチ編のヒロインとして据えられているのかが、まるで解せないのです。

巨乳ロリなんて、「脚フェチ編」のヒロインとしては明らかに不適格ですって。脚より胸の方が気になってしまうヒロインでどうするんですか。「脚フェチ編」のヒロインであるなら、股下が85cmぐらいあるとか、ものすごいミニスカートを履いてるとか、とにかく、美脚であることが強調させられていて、思わず脚に視線が泳いでしまうようなキャラでなければダメなはず。なのに、巨乳ロリでは話にならない。

あゆむが無防備に居眠りをしていて、それを見た主人公が我慢できずにイタズラをするというシーンがあったんですが、ここで目に付くのは、やはり寝息に揺れる大きなおっぱい。しかし、主人公はそんな胸には興味も示さず、一心不乱に肌蹴た太ももの方を舐めだす。こっちは太ももを舐めている最中も揺れているたわわな胸の方が気になって仕方ない。完全に主人公との意思が乖離(かいり)してしまうんですよ。このシーンで、一体何人の人が「えぇいっ! もう脚はもういいから胸を触れ!」と思ったことか。

ホント、何でこんなキャラをわざわざ脚フェチ編に登場させたんでしょうねぇ。……ていうか、何で彼女をパイズリ編に登場させない!? ピンボケしてるなぁ…。わざと嫌がらせの人選をやってるのかと疑いたくなる。パイズリ編のヒロインは、豊満なバストを持つ女性、脚フェチ編のヒロインは、魅惑の脚線美を誇る女性、それでいいじゃないですか。わざわざ意表を突こうとする意図がわかりません。

乳のデカイ少女がヒロインだったり、自分の足で股間を責めたり、どう考えても、これは脚フェチ管轄の作品ではないと思いますね。「なんか最近足コキ増えてるみたいだから、とりあえずやってみるか」的な、安易な考えで作られた作品のような。一時期、「流行りだから」という理由でメイドモノのエロゲが粗製濫造されていましたが、この作品からはそれに近い匂いが感じ取れます。こんな魂の入っていない抜け殻みたいなエロゲは、やっていて気分が悪い。


さて、次はフェラ編ですか…。もうらぶフェチにはほとほと愛想が尽きたので、ここで決別するのが自然の流れなんですけど、次回予告のムービーを見ると今度こそは期待できそうだから難儀だよね~。フェラなら、汁の方も期待して良さそうだし…。

何より、遂にベールを脱ぐ最終ヒロイン檻都美久ちゃんが猛烈に気になる。今回の脚フェチ編にも僅かながら出演していましたが、彼女はかなり私好みのキャラっぽい。あの涼香ちゃんにも匹敵するぐらいの…。結局、次回のフェラ編もまた確かめずにはいられないんでしょうな。

フォローもなしで批判ばっかりのレビューでしたが、実はいいところもちゃんとあったんですよね。奏&あゆむ親子によるダブル足コキと、奏さんとの本番。この2つの射精シーンがとっても良かったんです。

ダブル足コキは、行為自体はなんかマヌケだったんですが、最後のフィニッシュがとってもファンタスティック。ドバッと射出され、脚に大量に降りかかるのが素晴らしかった。もっと良かったのは、奏さんへ勢いよく膣出しした後、逆流してどろりと精液が溢れてくるシーン! これには感動! この2つのシーンは大満足でしたねぇ。これで作品への怒りも若干和らいできたというか。私も汁の良い作品には甘すぎますな…。

榊原あゆむちゃんは、可愛いし、胸大きいし、黒髪だしで、個人的にかなり贔屓したいキャラクターでありましたが、如何せん登場する作品を間違えた。脚フェチ編では、彼女の魅力の20%程しか引き出せていませんよ。勿体無い。らぶフェチスタッフは、適材適所という言葉を学んでくれ。もう遅いけど。
04年6月30日