Fate/stay night(スタジオディーン版)第1話~第14話雑感

2006年1月~6月(全24話)

第1話「始まりの日」

期待と不安が交錯する中始まったアニメ版Fate/stay nightも、この第1話を見る限りは、文句の付けようがない良質なアニメだと言えそうです。

脚本は原作を完全になぞっている訳ではなかったですが、要所はキチンと押さえていますし、無駄のない構成が好印象。武内さんの絵は忠実に再現されていて、作画も悪くありません。

展開は意外にも落ち着いた出足だったので少し驚きました。もっとテンポの速い、急ぎ足の展開だと覚悟していたんですけど…。私は第1話でセイバー召還までいくものだとばかり。バタバタ慌しいストーリーじゃないのはありがたいものの、このペースで最後までFateのストーリーが描ききれるのか心配。

今回最も注目……というより傾聴していたポイントの「声」。これも全体的に問題はなく、私が一番気になっていた遠坂凛の声もすごく合っていたと思います。セイバーのやや高めの声は、「威厳を兼ね備えた王」としてのイメージを強く持つ人には合わないよう。ただし、セイバーは年頃の可憐な少女としての面も持ち合わせているキャラですし、私としては正解だと思える人選でしたね。むしろ、間桐桜の声が演技過剰で受け付けにくくて

とりあえず、今後に充分期待がもてるスタートです。初っ端から「これは見る価値ない!」じゃなくて安心しましたよ。このままの調子で進んでいけば、素晴らしい作品になる予感。まぁでも、アニメ君望も最初の数話は神だったので、油断は禁物。

 ★今週の遠坂凛★
アニメ化に際してキャラデザインに手が加えられることはなく、原作のままの凛であったのは嬉しい限り。動く遠坂凛が見られるだけでも、このアニメを見続ける価値はありますよ。第1話では、アーチャーと2人で新都の夜空を舞う凛が絵になっていて素敵でした。

第2話「運命の夜」

ストーリー構成、画面演出、作画、セイバー召還に至るまでのプロローグ部分には満点を付けたいです。最初の名シーンだけに、気合が入っていたんでしょう。「問おう、貴方が私のマスターか?」 のセリフも堂に入っていました。

今回で初出だったキャラ、間桐慎二、ランサーの声優さんもはまり役。如何にも慎二、如何にもランサーって声でしたね~。前回、違和感を感じていた桜の声も、2話目にして早くも慣れました。「先輩」の呼びかけ方がもう可愛いくて可愛くて~。

今回、唯一気になった(笑えた)のは、アーチャーとランサーの対峙シーン。「全うな一騎打ちをするタイプじゃなさそうだ。ってことはアーチャーか?」 ランサーはさも自らの洞察力で敵のクラスを見破ったような言い様でしたが、凛がさっきからランサーの目の前で「アーチャー!」って叫んでいたじゃん! カッコイイからいいけど。

後は、「アーチャーなのに弓を用いない」というところにもっと驚きが欲しかったな。ゲームでは、凛の視点でその辺の描写がよくできていただけに。

★今週の遠坂凛★
引き続き、凜とアーチャーのツーショットが良い。2人とも負けん気の強い性格ゆえ、遠慮なしにバンバン自分の本音や憎まれ口をぶつけ合っています。この一見ギスギスしているけど、実はお互い認め合っているという、2人の信頼関係が堪らなく好きなんですよね~。

 第3話「開幕」

「刺し穿つ死棘の槍」炸裂で、初めてサーヴァントの宝具がお目見えしましたが、なんだかやけにあっさりしていたっていうか、普通の技だなって印象。因果を逆転する防御不能の技という恐ろしさがイマイチ伝わってこない。せっかくの宝具の割には、やや迫力不足でしたね。

でもまぁ、これから先にはもっと大仰な宝具が控えているので、最初からド派手な演出をしていたら後が持たないんでしょうが。ベルレなんとかやエクスなんとかはもっとカッコイイ演出してね。

後半の15分は聖杯戦争の仕組みの説明に費やされていたため、特にコメントしたい部分もなし。言峰の声は合っていたと思います。

次回放送の第4話の焦点は、どれだけバーサーカーの理不尽な強さを印象付けてくれるか。迫力ある映像を期待しているよ。

★今週の遠坂凛★
魔術師として素人同然の士郎に呆れ返る凛。常に腰に手を当てながら、非常に偉そうな態度です。でも、そんな凛に惚れる。LOVE遠坂。

第4話「最強の敵」

バーサーカーとのバトルが見所だった回。でも、注目していた「バーサーカーの理不尽な強さ」ってのは、残念ながら、アニメでは上手く伝わってこなかったかな。単なる怪力というだけで、まるで歯が立たない怪物という怖さがなかった。原作では絶望的なまでの戦力差に、畏怖すら憶えたものですがね。

逆に良かったところというと、士郎君のやられっぷり。道場の掃除を1人押し付けられて、見知らぬ男にいきなり心臓貫かれて、生き返った数分後にまた殺されかけて、意味不明の戦争に巻き込まれて、今度は夜道で巨人に殴り殺されかけた。虫けらの如く、簡単に叩き潰された時の哀れな表情は最高! 士郎君は、これからもたくさんボコボコにされると思うので、多彩なやられっぷりで私を楽しませて欲しいですよ!

来週予告では、UBWルートを匂わせる展開が。やはり全ルートの良いとこ取りで行くお考えでしょうか? 反対ではないけど、物語が破綻せぬようお願いします。

★今週の遠坂凛★
無表情で「これからは、私を人間として見ない方が、楽よ…」と、敢えて士郎を突き放そうとするときの凛が可愛い。ええ、凛は何をやっても可愛いんです。

第5話「魔術師二人(前編)」

セイバーを紹介し、同居するという士郎の発言に対し、安易に桜にヤキモチを焼かせなかった(見せなかった)のは偉い。嫉妬や憎悪等の負の感情は内に溜め込んじゃうタイプですからね。間桐桜というキャラクターを明確に掴んでいる証拠。

ストーリーは2週目のUBWルートの展開を見せ、セイバーのFateルート一本ではないことが判明しました。原作を繋ぎ合わせたものならギリギリ許せますが、アニメ独自の物語展開になるのだけは勘弁。Fateと名乗っている以上、私はFateを観たいのであって、Fateじゃないものを観せられるのは大変な苦痛です。

 ★今週の遠坂凛★
良かったのは、人気のない放課後で、士郎と凛の2人が楽しそうにじゃれ合っているシーン(主観混じり)。ガントを撃つときの凛の楽しそうな表情はグッド。

第6話「魔術師二人(後編)」

第5話に引き続き、凛の出番が目立つ回でした。凛を庇って、士郎が片手でライダーのダガーを防いだところはベストシーン。士郎君が悲鳴をあげている姿は、何故だか楽しくて仕方ありません。もっともっと窮地に陥って、哀れを請ういい声で鳴いて下さい。

終盤、士郎とアーチャーの熱い問答も大きな見所の1つ。

「無意味な理想は、いずれ現実の前に敗れるだろう。それでも振り返らず、その理想を追っていけるか?」

シニカルで含みのあるアーチャーの物言いが、もう、とにかくカッコイイ! 声も超渋くて、CVの諏訪部さんは本当にアーチャーのイメージにぴったり。「アレを倒してしまっても~」の名セリフも是非聞かせて欲しいけど、これ使っちゃうと、UBWルートに行けなくなるんだよなぁ…。

さて、これで4分の1消化。思ったよりペースが緩やかなんですが、このペースのままで最後まで大丈夫なのかと心配が頭をもたげます。でも逆に言えば、それ以外の心配事は特にない。「Fateのアニメ」として、最後まで安心して見れそう。

 ★今週の遠坂凛★
窮地を救った凛が、倒れた士郎の元へ駆け寄るとき、ゴリラみたいな走り方だったのは幻滅…。ものすご~く細かなところですけど、遠坂凛の一挙手一投足をずっと注視している人間(私)には耐え難きことですよっ。以後、彼女の行動には細心の注意を払ってもらいたい。

第7話「蠢動」

今週は作画がとっても綺麗~。アップになったとき、みんないい顔していましたね。遠坂凛も一段と美人に映っていたよ。

それにしても、アニメでは凛の存在がやけに目立っている。彼女をこよなく愛している私には嬉しい限りですけど、セイバーがもはや完全に留守番係になっているのは少し可哀想。遊びほうける士郎の帰りを、心配そうに待つシーンばかりだもんなぁ。

原作だとここで自分の正体(真名)を明かせないことや、サーヴァントとしての心構え、そういった会話が士郎と交わされていたはずなんですけど、アニメではまだ会話らしい会話がほとんどない。早いところセイバーとの剣の稽古が始まらないことには、セイバーとの距離が縮まりませんよ。まぁ、慌てずともセイバーの出番はこれからかな。

次週は遂にライダーと激突……と思いきや、まだ日常シーン挟むのね。ちゃんと計算が成り立っているなら、何も申しませんけども。

★今週の遠坂凛★
凛のルートなだけあって、凛との登下校、凛との待ち合わせ、凛との屋上での語らい、凛との放課後散策など、まさに凛尽くしのフルコース。表情のアップを拝めるシーンも多く、凛好きには堪らない回となりました。

第8話「不協の旋律」

ここで再びセイバールートに話が戻りましたね。凛の押しかけ同居より巻き起こるラブコメ展開は、次から次へと展開の繋がるスピード感が良かった。

しかし、アニメの士郎君は動揺が軽微でつまらないなー。セイバーにファーストネームで呼ばれて赤面、凛と握手を交わして赤面と、ことあるごとに赤面してしまうシャイボーイだったはずなのに。遠坂凛は士郎にとって憧れの女の娘なんですから、その凛と同居するという展開になれば、もっと動揺を見せてもらわなきゃ不自然。私生活で動揺、バトルで瀕死が「衛宮士郎らしさ」でしょ~。

次回はようやくバトル開始で、独断専行セイバーによるアサシン戦。階段で地の利を生かすアサシンでしたが、その辺も細かく描写されている?

★今週の遠坂凛★
何はともあれ、エプロン姿の遠坂凛。もう最高です。我慢できないです(何が?)。セイバーとの仲を揶揄するときの意地悪な表情も堪らない~。

第9話「月下流麗」

バトルの出来は、なかなか良かったんじゃないでしょうか。セイバーVSアサシン、ライダーVSキャスターは共に見所があり満足。ただ、秘剣・ツバメ返しが剣筋しか見えなかったのは残念でした。せっかくのアニメなんだから、身体のこなしまで見せて欲しかったね。

それと、冒頭でアサシンが自ら「佐々木小次郎」であるとあっさり名乗ったことに対する驚きが、視聴者に伝わっているかどうか。「真名は可能な限り秘匿すべきもの」という説明を怠っているので、アサシンの行為がどれだけ潔いものか、わからないんじゃないかな。

真名も宝具も現時点でろくな説明が為されていない。アニメに、原作のようなクドクドとした講釈は不要ですが、Fateを楽しむ上での最低限のルールぐらいは最初の内に教えてもらわなきゃ。一応、ヘラクレスに半殺しにされた後の凜との会話の中で、「真名を知られれば敵に弱みを見せることになる」とあったものの、それ以上の突っ込んだ説明はなかったし、士郎も問い返さなかった。宝具に至っては、その存在すらまだ触れられていません。

恐らく、セイバーとの稽古の最中に詳細が明らかになるのだと思われますが、タイミング的には遅いね。凛と同盟を組んだ時点で、彼女から教わるべきでした。ていうか、凛との同盟による士郎側の最大のメリットは「現状把握」でしょうに。

★今週の遠坂凛★
真夜中にセイバーを抱きかかえて帰宅した士郎を、突き刺す視線で見下ろす凛にドキドキ。髪をサラリと掻き揚げる仕草も艶やか。

第10話「穏やかな幕間」

特訓開始で、ようやくセイバーにもヒロインとしての見せ場到来! と思いきや、イリヤ登場の煽りで、またもやお留守番セイバー状態。今のところ、本当に「戦うだけのサーヴァント」だな~。やりきれない。

夜が更ければ、今度は遠坂先生との秘密の個人レッスン! が、こちらもいきなり強制魔術回路解放であっけなく終了…。もっと「遠坂凛と個室で2人きり」という垂涎の状況を楽しませてよ!

まぁ、そのような不完全燃焼も、最後アーチャーがキッチリ決めてくれたのでOK。ならばせめてイメージしろ。現実で敵わぬ相手なら、想像の中で勝てるモノを幻想しろ。さすが人気投票3位の貫禄です。カッコイイなー。主人公の士郎君も霞むよ。

ちなみに、Fate男子部門で好きな順位を付けるとしたなら、1位アーチャー 2位柳洞一成 3位ランサー 4位衛宮士郎の順。凛とのカップリングで考えるなら、物語的には士郎。性質的にはアーチャー。個人的趣味では一成だと思っています。柳洞一成と遠坂凛のカップリングは、いろいろ妄想を掻き立てます

★今週の遠坂凛★
共闘を申し入れる信二を、鉄拳でにべもなく突っぱねる凛が男らしい。

第11話「鮮血神殿」

ライダーの鮮血神殿発動で、校内の人間がバタバタ倒れていく中、生徒たちを助けようと必死に慎二に助けをすがる藤ねぇ。だが、無情な慎二は、彼女を思い切り蹴飛ばし、口を黙らせる。

このシーンは絵で見せられるとホントにムカつきますね…。声優さんもまたムカつくほど演技上手だから、リアルに腹が立つ

思 えば、原作でもここから慎二が決定的に嫌いになりました。それまでは「嫌な奴だけど憎めない奴」ってキャラだったのに、「もう救いようがないぐらい嫌な 奴」になりましたもん。でも士郎君は、こんな後でも再三慎二を庇い続けるんだよねぇ。「なんでそんな奴に情けをかけるのよ!」って何度思ったことか。

お次のライダーとの戦いは正直イマイチな出来。士郎君が窓から突き落とされるまでがあっという間で、セイバーとライダーもほとんど打ち合わずに、程なく終了。「バトル面倒臭いの?」って邪推してしまうほど早かった。

宝具に対する詳しい説明を行わない状態で、セイバーとライダーの宝具がぶつかり合う羽目になっているのも明らかにミス。今のところ、バトルの出来はどれも微妙だと言わざるを得ません。後半になるにつれ、ヒートアップして行くと信じていいのかな…。まだ序盤だから、本気を出していないだけだよね?

でも、次週予告を見ると、もうライダーとの決着がついてしまう予感。ライダーと屋上での決戦は、前半戦最大の山場だと思っているので、ここがおざなりだと私は納得できないですよ。

★今週の遠坂凛★
剣の稽古が終わったばかりでへばり切っている士郎を、休憩も取らせず、胸ぐら掴んで自分の授業を受けさせようとする凛が勇ましい。

第12話「空を裂く」

Fate前半の山場であるライダーとの決着で、アニメも折り返し地点。これまでのバトルがどれもショボかっただけに不安視していましたが、ペガサスに騎乗して、中空から突進してくるライダーの「騎英の手綱」と、それを地上で迎え撃つセイバーの「約束された勝利の剣」の激突はとても見応えがあり、原作の迫力が上手に再現されていたと思います。

今まで秘してきた黄金の剣を解き放つ際のセイバーのセリフ、「ここならば、地上を焼き払う憂いもないっっ!」は最高で した。1,2,3のリズムで徐々に感情が昂ぶらせていく様がメチャクチャ格好良かった。セイバーとCVの川澄さんがシンクロした瞬間。その直後の、「エク スカリバーーー!!」は腹から叫びきれていないというか、若干の照れがあったのは残念でしたが。もっと全身全霊を叩き付けるような、思い切った絶叫が欲し かった。

それともう1つ、この決戦が1話の半分(15分)で片付けられたのも少し納得いかない。「Fate前半の山場」なんですから、幻想種ペガサスを召還したライダーの前に、セイバー絶体絶命の大ピンチ! どうなるセイバー! ──次回に続く! ぐらいの引きがあれば…。日常パートは細事まで描きつつ、バトルになると早足なのは何故なのかな。

★今週の遠坂凛★
無策のままに慎二と対決しようとする士郎に、「あはははは」と感情のこもらない呆れ笑いをしていた凛。そのときの三白眼に萌え。

第13話「冬の城」

予想通りというか、セイバーの過去の描写はあっさり風味。物語のバックボーンは極力省いて、表面上のFateをしっかり見せるのが、アニメの方針でしょうか。

その後、ぼんやり考え事をしていた我らが士郎君が、簡単に捕縛。 衛宮士郎ってのは、ホントどこまでも迂闊な主人公だな~。敵の攻撃に向かって、考えなしに自らの身体を投げ出したり、言いつけを守らずに、夜フラフラ出歩 いて殺されそうになったり、友達に呼び出され、ノコノコ会いに行ったら罠に引っかかったり…。出来の悪い主人を持って、セイバーの気苦労も大変だ…。

そのセイバーが、士郎の窮地をいち早く察知すると、消耗した身体を奮い立たせ、救出に向かおうとするシーンは感動でした。ゲームでは直接見ることのできなかった一場面だけに。

それでも、今週最大の名場面はやっぱり間桐慎二の最期。潰される瞬間を見せてもらえなかった心残りはありつつも、バゴッ!ドゴ!メキョ!と心地好い音色で癒され、満足。声優さんの断末魔も素敵でしたよ。さよならワカメ。

★今週の遠坂凛★
士郎を救出するために力を貸して欲しいと懇願するセイバーを捨て置けず、「アーチャー」と呟きつつ横目で視線を送る。この凛の視線に心が射抜かれますよっ!

第14話「理想の果て」

格好良すぎて泣けた…。ペーソスによる感動ではない、偉大さを目の当たりにした心震える感動。第14話「理想の果て」はまさにそんな真実の感動を私に見せてくれました。

今回、最大の注目点だったアーチャーの名台詞、「別にアレを倒してしまっても構わんのだろう?」の場面は、アーチャーを死地へ1人置き去り、見殺しにする感が弱く、それを命じる凛の非情さにもやや不足がありました。

しかし、その後のアーチャーVSバーサーカーは感動的の一言。両者どのような激戦が交わされたのか、原作では伏せられていた部分を、こうやってアニメで具(つぶさ)に描いてくれたことには大きな意義がありましたよ!!

圧倒的な暴力の前に幾多の致命傷を受け、勝算が限りなくゼロである中、それでも次々と武器を投影しながら、必死に抗い続けようとするアーチャー。今まで不甲斐なさを感じていたバトルの迫力不足が嘘のよう。1秒たりとも見逃せないスリリングな展開に、もう完全に虜。

「こちらの敗北は動かないが、終わらせるのは手間だぞ、バーサーカー。せいぜい手を抜け…。その間に、あと2つはもらっていく…!」

ここで極めつけの無限の剣製!

「Have withstood pain to create many weapons.(←ここら辺で私は泣いてた)
Yet, those hands will never hold anything. So as I pray, unlimited blade works!」

フッと口元を一瞬緩めた瞬間、バーサーカーとイリヤを固有結界へ引き込み、今度は余裕の笑みを浮かべながら、泰然とアーチャーは2人の前に立ち塞がる。この時の表情が死ぬほどカッコイイ…。間違いなく惚れるよ。

「ご覧の通り、貴様が挑むのは無限の剣。剣戟の極地、恐れずしてかかってこい!」

死闘の果て、無数の剣が肉体を貫き、満身創痍となったバーサーカーの姿。これが最後の最後まで足掻き続けたアーチャーを象徴していて、また感動…! ああっ、私もアーチャーの固有結界に連れ込まれて、串刺しにされたいっ!

作画は魂を感じるまでに完璧なもので、限界まで絵は動いてくれていた。音楽による盛り上げも最上。ここぞというタイミングで新EDテーマ投入が憎い! この1話にかける、スタッフの気合いがひしひしと伝わってきましたよっ! ありがとう、本当にありがとう! 心より感謝致します。

★今週の遠坂凛★
バーサーカーに退路を断たれ、全滅は避けられないという大ピンチに陥ろうとも、決して狼狽することなく、強気の表情を崩さない凛が素敵。“冷や汗を流しながら余裕の笑み”ってのはそそるなー。

消耗しきったセイバーを厳しい表情で見つめる凛、アーチャーに非情な宣告をした時の凛、思いもかけぬ言葉を返され面食らう凛、その意気を汲み取って笑顔で発破をかける凛、一連のシーンにおける彼女の表情はどれも素晴らしい。何度も繰り返し見ています。

後半に続く