コミックマーケット76に行ってきました!

毎年行こう行こうと思いつつ、ずるずる機会を先延ばしにしてきたコミックマーケット。元々私は、グッズ類に一切興味がなく、同人誌に対しても執着心が薄い方なので、わざわざコミケまで出向く理由がなかったんですよね。知っているサークルさんも両手で足りるほどですし、その気になれば全部とらのあなで買い揃えられますから。

しかし、そんな風に理由を付けていると一生行く機会がなさそうなので、意を決して参加を決めました。これといった目的もなく、ノープランでのコミケ初参加。それは手ぶらでエベレストにアタックするに等しい無謀さだったかもしれません…。

私が17歳のときから一度は行ってみたいと思い憧れていた場所へ、遂に!
★8月15日(土) コミックマーケット2日目★
東京国際展示場(ビッグサイト)に到着。独特の逆三角形の建物を生で見て大いに感動!! コミケにやってきたんだ~と強く実感。って、いつまでも感慨に浸っている場合じゃありません。早く行列の最後尾に並ばなくては。というか、最後尾ってどこ? 時間はまだ早朝だというのに、見渡す限り人の群れ・群れ・群れ。この時、瞬時に「しまった!」という後悔が脳裏に走りましたね。ここは来てはいけない場所だったと。

地獄はまだ始まったばかり。インドアオタクに長時間の直射日光は辛いビッグサイトの建物が視界にすら入らない遠い場所で、じっと行列に並ぶ私。容赦なく照りつける真夏の直射日光に耐えながら、じっと行列に並ぶ私。ようやく開場時間の10時を迎えても、1時間立ち往生で、東館に辿り着いたときには、辺り一面が人間の洪水。気の遠くなるような光景を目の当たりにして、「これがコミケか!」とテンションが上がりつつ下がるという奇妙な心理状態に陥りました。

とりあえず、最初は私でも知っている有名なサークルさんの場所へと向かったんですけど、まさか再び野外に並ばされるとは思わなかったなぁ…。ようやく灼熱の太陽から解放されたと思ったのに、無情なるラウンド2。結局、ここでも更に1時間並ばされました。これだけ並んでペラペラの同人誌1冊しか手に入らないのは我が身が悲しくなるので、不必要なグッズも一緒に合わせて購入。上手いこと出来ているもんです。

その後は、本を買うことよりも建物内を見て回ることを優先。東館を1から6まで見て回り、企業ブースに向かって、コスプレ会場に寄って、西館を覗いて、また東館に戻って。1週ぐるっと回るだけでも相当な時間が掛かってしまいましたね。しかも、気が付いたら何故か1万円ほど散財。初日(2日目)は見学優先だったのに、どうしてこんなにお金がなくなるのやら。不思議不思議。

日を遮る左のホテルの存在がどれだけありがったことか。日中は太陽が頭上に来るのでまるで役に立たないですけど

★8月16日(日) コミックマーケット3日目★
今度は夜明け前より瑠璃色なAM4時30分に到着。これだけ早めに来たら、昨日のようにサークルの行列に長時間並ばされることもないだろうという深謀遠慮。私の知的な作戦が冴え渡ります。既にこの時間でも参加者の群れで埋め尽くされていたような気もしますが、それは私が寝惚けていただけでしょう。

開場時刻まであと5時間30分。睡眠不足で前日の疲労が抜けていない身体のまま、じっと行列に並ぶ私。自分は一体何をしているんだろうと自問自答しつつ、じっと行列に並ぶ私。ここまで来たらあともう一息……じゃないんですよねぇ。まだまだ場内で行列、サークル前で行列。誰だ、コミケなんかに行きたいとか言い出した奴は!

早めに並んで良かったと思ったのは、コミックマーケット開始のアナウンスを館内で聞けたことですかね。アナウンスと同時に沸き起こる一斉の拍手。これは一気に気分が高揚しました。
直後、後ろから押し出されるように前進して、そのまま一直線に外へと追い出されて、またもやサークルの行列に並ぶ。あれ? 早く来たから並ばずに済むんじゃなかったっけ? 殺人的猛暑に灼かれながら、行列は2時間待ち。あれ? あれ?

結局、購入できたのは12時を回ってから…。最初の本1冊を手にするのに、計7時間30分かかった計算ですよ! 甲子園なら、もう第1試合が終わっている時間。高校球児たちが炎天下で爽やかに白球を追っている中、同じ炎天下で同人誌求め長蛇の列に並んでいた自分。深く考えたら負けですか。

気を取り直して、今度は大手ではないサークルを中心に、会場全体を歩き回って物色。わかっていたことですが、この時の購入のハードルはものすごく低くなりますね。普段なら絶対買わないような本でも、「せっかく遠出してきたんだから」「こんな機会そうそうないんだから」と、ビッグサイトの悪魔が耳元で囁いて、私の財布から小銭を抜いていく

でも、やっぱりこの瞬間が一番楽しかったな! いろんな本を試し読みして、直接言葉を交わして、気に入った本を買う。これが本来のコミケの醍醐味なんだなと。一般向けとエロが普通に並んでいたり、売り子さんが満面の笑顔だと断れなかったり、大人しそうな顔しながらえげつない本を出していたり、初めての同人誌即売会は何もかもが新鮮で、心の底からイベントを満喫出来ました。その分、出費も高く付きましたけどね!

★コミックマーケットを終えて…★
残酷なまでの酷暑に、か弱いオタクの私の身体はボロボロに成り果てて、途中100回ぐらい「もう2度と来るもんか!」と心で叫びましたけど、終わってみれば不気味な充足感。喉元過ぎれば暑さ忘れるとでもいうのか、今となっては楽しかった、行って良かったと素直に思えます。

まぁ、よく考えたら楽しくなかったのは行列に並んでいたときだけなんで、それは大手サークルの本を買うのをやめれば済む話。2時間かけて手にした本は、それなりに価値ある品でしたけど、やっぱり1つのサークルに貴重なコミックマーケットの時間を3分の1も費やしたのは、すごく損した気分。この辺、反省材料ですね。

ですが、それも含めて掛け替えのない経験。これだけ大きな規模のイベントは生まれて初めてで、こんなに人口密度が高いところに放り込まれたのも初めて。一生忘れられぬであろう強烈な想い出となったのは確かですよ。

それにしても、1日20万に迫る来場者が集まりながら、大きなトラブルが起きていないのは感心しきり。売買の不手際や、順番抜かしや、痴漢行為など、トラブルの種になりそうなものは幾つもあったのに、私の知る限り、そういった混乱は何一つ起きていませんでした。警備員や警察が眼を光らせているわけでもなく、スタッフの指導と参加者の良識だけで、この巨大なイベントが76回も成り立っているんだからすごい。アニメ・漫画を愛する人に悪い人はいないのね。

★その他感想★
・もう手を挙げて行進することは恥ずかしくなくなった
・列の途中のプラカードを掲げるのが何故か誇らしかった
・東方を知らないのはかなりのハンディだと思った
・ヱヴァンゲリヲンの真希波の人気が意外に高かった
・真希波のコスプレしている人をつい目で追ってしまった
・自分は思った以上に真希波が好きであることに気付いた
・うみねこのコスプレしている人が少なかった
・ベアトリーチェは1人も見ることがなかった
・携帯電話が単なる時計と化していた
・次からは長袖を着てこようと思った
・帰宅時の残金は1000円を切っていた
・おかげさまで1.5kg痩せました

2009年8月19日