2008年度最優秀作品
赤レビュー  さかしきひとにみるこころ(light)

まさに私の抱く理想と哲学に合致した奇跡の作品だったと言っていいでしょう! 昨年から渇望していた単独ヒロイン特化型作品で、自ら積極的にアプローチをかけて意中のヒロインを口説き落とすという内容に、私はすっかり夢中になってしまいました。決して特別ではないけれど、エロゲでは珍しい押して押しての恋愛。お相手の亜利美も私にとっては最高のヒロインでしたので、自然と求愛のモチベーションは高まってきます。心底負けず嫌いな彼女の勝ち誇る姿、悔しがる姿、そのどちらもが微笑ましかった。そして、もっともっと彼女との濃密で甘い時間を過ごしたかった。心残りは唯一それだけ。

青レビュー  しあわせなお姫さま(裸足少女)

こちらも同じく、セシリアお姫様の単独ヒロイン特化型作品(実質)。セシリアはとても頭がしあわせなお姫様(悪意なし)で、嫌がっているのか喜んでいるのかわからない口振りのまま、エッチな行為を何でもかんでも総て受け入れてしまうところが素敵すぎます。調教する側より調教される側の方がノリノリという奇妙な逆転関係。でも、そんなお姫様が堪らなく愛おしい! ツンな状態からデレな状態までそれぞれに美味があり、その変遷を存分に味わえたのも、単独ヒロイン特化型作品だったからこそ。

“Favorite” of the year 真柄亜利美 【さかしきひとにみるこころ】

媚肉の香りの進藤由紀と大いに迷ったものの、やっぱり今年は真柄亜利美で。彼女の魅力は知的で痴的な“エロ賢しい”ところに尽きますが、プラス“ウザ面倒臭い”のも立派な長所なのです。そう、ウザくて面倒な彼女だから燃え(萌え)てくる! 敢えて険しい道を進むことで、手に入れる喜びは何倍にも増しますし、自らの成長も促されるというものですよ。艱難汝を玉にす。

年間総合順位


第1位 第2位 第3位 第4位 第5位

さかしき人にみるこころ しあわせなお姫さま 彼女×彼女×彼女 G線上の魔王 こっすこす!

第6位 第7位 第8位 第9位 第10位

媚肉の香り KISS×500 姪少女 ダンジョンクルセイダーズ2 DISCODE-lo

番外
うみねこのなく頃に
脚光のあかべぇそふとつぅ

2月の頭にはドメイン失効という恥ずかしい不手際をやらかしたあかべぇさんでしたが、G線上の魔王、るいは智をよぶ、コンチェルトノートなど、系列メーカー含め数々の話題作を提供してくれました。個人的には2009年最も印象に残ったメーカーさんです。クリスマスには、おっぱいがいっぱいセットを商品明記のまま自宅に送りつけるという素敵なオチも付けてくれましたしね。良くも悪くも注目を集めるメーカーさんでした。

恥辱のつよきす2学期

名作つよきすの続編としてその名に恥じる出来。事前の胡散臭さに気付かないほど私は鈍感でもありませんでしたが、それでも心の何処かできゃんでぃそふとさんのことを信じていただけに、裏切られたショックは小さくなかったです…。2学期と銘打っておきながら、前作の丸々コピーとはなんたること。旧作のCGを丸々コピーしていた魔法少女アイ参よりはさすがにマシとはいえ、つよきす2学期も本来ならアペンドディスクを発送して作り直して欲しいぐらいですよ。

コピーとはいっても穴だらけでまともなコピーではありませんでしたし、あの対馬レオが別人のようにヘタレていたのは一体どういうことなのか。高嶺の花を得るため高嶺に登ったのが1学期の対馬レオ。高嶺の花を得るために高嶺から落ちてきた花を拾ったのが2学期の対馬レオ。その差は歴然です。3学期では高嶺の花を得ようとする気力もなくなりますか? 好きな作品で、好きなメーカーさんだからこそ、ガッカリさせられます。

ヘタレ主人公の隠遁

誰しもその存在に否定的であるのに、“エロゲだから仕方ない”という奇妙なエクスキューズで長年のさばり続けてきたヘタレ主人公が、とうとうその居場所を追われつつあります。2008年、私がプレイした作品の中でヘタレ主人公だと呼べるのは、つよきす2学期のニセ対馬レオぐらい。他を見聞きしても、ヘタレ主人公と思しき人物はほとんど見当たらなくなり、逆にうみねこの右代宮戦人、G線の浅井京介、さかここの勾坂一重、てとてトライオン!の鷲塚真一郎などなど、魅力的に感じる主人公は例年以上に多かった! 毎回念仏のように「パッシブ主人公が…」とぼやいていた私も、ようやくそのトートロジーから解放されそうですよ。

ヘタレ主人公さんにはこのまま静かに引退してもらって、今後はどんどん積極果敢な主人公が増えて欲しいものですね。エロゲなのにヒロインじゃなく主人公の方が気になるっていうのはどう考えてもおかしかったので、これからは私ももっとヒロインの方に目を向けることにします。

今年のelf

2008年elfさんから発売された新規タイトルは、媚肉の香りのみ。すっかり寡作メーカーになりつつあるelfさんですけど、媚肉の香りは久々の良作! 独特な大人向きの香りと味付けは、かつてのelfらしさを思い出させ、懐かしさで心が満たされました。タイトルと宣伝方法さえもうチョット考えてくれれば、たくさん売れていたでしょうに…。次回作(タイトル不明)はもっとマシなタイトル考えてよね!

2008年の総括そして、2009年の展望

佳作と駄作の振り幅が大きかった2008年でしたが、単独ヒロイン特化型作品の充実で確かな満足感。引き続き、単独ヒロイン特化型作品は贔屓して参りたいと思っています。

2009年は、俺たちに翼はない真剣で私に恋しなさい!!Rewrite魔法使いの夜と大作ソフト目白押しで、久しぶりに賑やかな年となりそう(出ればね)。うみねこのなく頃にも解答編に入り、ますます目が離せません。ただ、期待作に全年齢向けソフトの割合がやたらと多いのはやや複雑かな…。今一番待ち遠しく感じているのが、PS2のアマガミだったりしますし。

私は今、「求愛」がしたくてしたくて堪らないんですよー。最初は無関心、もしくは好感度マイナス気味のヒロインを努力の末に振り向かせるって、ものすごい楽しいじゃないですか! 惚れられるより惚れさせたい! そのためにも、まず「片想い」をしたいってのがあります。まぁ、正確には「両想いになる前の片想い」ですけど。人間、片想いをして、初めて恋愛に必死になれるってもんですからね。

しかし、エロゲでは9割方ヒロインの方が先に惚れてきてしまうため、私はいつも欲求不満。主人公は主人公で「先に好きになったら負け」とでも思っているのか、鈍感を装って自分の気持ちを偽り続ける輩ばかりですし…。だからこそ、これからは機先を制してヒロインに求愛できるような、自分から惚れて口説いて告白する能動的なラブストーリーを所望したいのです。早い話が、“さかここ”のような作品よもっと増えろってことです。可愛い女の娘に言い寄られたい願望も大いにわかりますけど、たまには自分から好きな女の娘に言い寄ってみるのも楽しいですって! 絶対!

それでは、最後に…

2009年こそはたくさん片想いさせてくれますように!