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赤レビュー 世界でいちばんNGな恋(HERMIT)
丸戸史明さんの作品が2年続けての受賞。興味深いのは、発売されたブランドも違えば、その作風も異なるところ。三十路間際のリストラサラリーマンという異色の主人公を始めとした、それぞれのキャラクター描写は実に素晴らしいものでした。綺麗な人間だけを揃えるのではなく、恋敵や、反発を生みやすいキャラもしっかり描かれていたことが、物語のリアリティに繋がっている。不快に思える人間も含めて、NG恋の良さ。パルフェをそこまで高く評価していなかった私でも、これですっかり丸戸ファンに染まってしまいました。
青レビュー うちの妹のばあい 純愛版(イージーオー)
寝取られを捨てたなんて嘘。純愛なんて看板はデタラメ。未練を匂わす場面は山ほどありますし、堂々と陵辱シーンが盛り込まれている。そんな背信行為には激しい憤りを感じていますが、眩い煌めきを放つ至高の真説ルートの価値を認めないわけにはいきません。散々感情移入させられた後に待つ、妹岩崎優香とのエッチ三昧な日々は凄まじくエロかった。CGの使い回しが目立とうとも、テキストの素晴らしさがそれを気にさせない。エロテキストに関して、おるごぅるさんは他の誰よりも高い実力の持ち主だと私は思っていますよ。寝取られ・陵辱と相容れない嗜好を持つライターさんを愛してしまうとは我ながら罪深い。
インディーズ うみねこのなく頃に(07th Expansion)
犯人は人間か魔女か。犯行はトリックか魔法か。推理は可能か不可能か。考えるまでもなく答えは前者に決まっているのに、“絶対にあり得ない出来事”の数々がその自信を脆く揺らがせる。プレイヤーの思考を読み切り、常に先回りしながら推理の落とし穴を掘っているのは見事としか言いようがありません。しかし、これだけプレイヤーの推理を寄せ付けぬ物語だと、本当にフェアな結末が迎えられるのか逆に不安も募ります。ひぐらしのようなデウス・エクス・マキナで煙に巻かれては失望。オカルトを匂わせば匂わすほど、真相はリアリスティックでなければならない。
“Favorite” of the year 香野麻実 【世界でいちばんNGな恋】
昔付き合っていた人との微妙な距離感を好む私には、「元奥さん」という設定が堪りませんでした。大人の女性としての落ち着いた魅力を見せながら、一回り年下の少女相手にジェラシー丸出しだったり、感情的になって声を荒げてしまったりするところが素敵すぎます。「ダンナ愛してて何が悪い!?」は蓋し名言。香野麻実は俺の元嫁。
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