2005年度最優秀作品
赤レビュー  つよきす(きゃんでぃそふと)

ツンデレをテーマに強気揃いなヒロインたち。男女双方のキャラクター作りは完璧で、ただキャラと日常会話を交わしているだけでこの上なく楽しいという境地。これぞ萌えゲーの真骨頂。好きな相手の心を射止めるため、自分を精一杯練磨し、相応しい男と認めさせるまでの過程がなんと美しいことか。もし一般的な萌えゲーのように、何もしない主人公に対して、勝手にデレデレと媚びいるヒロインであったならば、私は同様につよきすも吐き捨てていたでしょう。「何もしないでモテモテじゃない萌えゲー」は、こんなにも素晴らしいものだということを再認識。

青レビュー  オシオキSweetie(裸足少女)

我がサイトの青レビューで初めて100点満点を叩き出した偉大なるソフト。匙加減を考慮し、これまでより敢えて淫語を抑え気味にしつつも、裸足少女らしい濃厚なエロは失わせない、絶妙なバランスで成り立ったテキスト。そこに輝きあるINOさん最高の絵が加わり、今まさにクォリティは極まりました。凛&しずねの2人のキャラも素晴らしく、何気に乳ゲーとしても超優良であったオシオキSweetieは、“現時点”で“私にとって”は最高傑作です! ファンディスクのSweets!!も今から待ち遠しいよ!

“Favorite” of the year 鉄乙女【つよきす】

遠坂凛の2年連続受賞! ……では面白味がないため、今年はつよきすの鉄乙女を選ばさせて頂きたい。といっても、同じつよきすのヒロイン、蟹沢きぬ、霧夜エリカ、椰子なごみもまったく差がないぐらい好きなので、本当は1人に決めかねている状態。まぁ、斗貴子さんの漫画(武装錬金)が終わってしまった悲しみを補完してくれたという意味で、乙女さんが代表して受賞です。

年間総合順位


第1位 第2位 第3位 第4位 第5位
オシオキSweetie つよきす Fate/hollow ataraxia MAGICAL WITCH ACADEMY 姉汁

第6位 第7位 第8位 第9位 第10位
プリンセスうぃっちぃず 幼なじみな彼女 しすたー・すきーむ 家庭教師のおねえさん えんでび にっ
ファンディスクの急増

2005年、最も売れた作品が「ファンディスク」であったように、エロゲにおいて確固たる地位を成し得たファンディスク。単なるノベルティグッズから、「もう1度あの作品のキャラたちと再会したい」という欲求を満たすものへと意味合いが変化したことで、今や欠かすことのできない存在となりました。

ただ一方で、ファンディスクに注力しすぎて次回作の製作が遅れたり、最初からファンディスク前提で作品を出されてしまう弊害もあります。わざと攻略できないキャラを設けて、ファンディスクで補完するような手口は興醒めですね。ファンディスクは作り手の作為によるのではなく、観客のアンコールの産物であって欲しいものです。

KAGUYAの奮迅

MWA、家庭教師のおねえさん、牝奴隷、姉汁と1年を通して精力的に作品をリリースし続け、クォリティも常に高水準を維持。スピード&パワーを実現するKAGUYAさんのご活躍には頭が下がるばかりです。

最近、その神通力に衰えが見え始めたのが気がかりですが…。こんな兆候が杞憂で終わってくれるよう、次回作は特に気合を入れてくださいませ。

受動の主人公

主体性のないパッシブな性格で、常に相手の出方に対する「リアクション」でしか行動を起こせない。取り分け萌えゲーに多く見られるこの種の受動的主人公には、そろそろピリオドを打ってもいい頃合じゃないでしょうか?

(起)面識もない少女が馴れ馴れしく自分に擦り寄ってくる。→ (承)積極的なアプローチを受け、済し崩し的にデート。全部相手任せ。→ (転) 突然少女の身に悲劇。失意に暮れる彼女を主人公は優しく慰める。→ (結)そんな優しさに絆され少女は「抱いて」と懇願。主人公「本当に……いいのか?」。

こんなテンプレートは2005年でバイバイですよっ。専守防衛ではなく先制攻撃もできるような、惚れた相手に「好き」だと求愛できるような、明朗快活な主人公を期待しています!

今年のelf

elf信者、不肖浅生大和が、2005年のelfさんを振り返ってみましょう。

2005年elfさんから発売された新規タイトルは、花と蛇。……以上。な、なんと、1年で1度もelfさんの作品をプレイしないという恐ろしい事態が起こってしまいました。これはヤバイ! 来年のAVキングは大丈夫~!?

2005年の総括そして、2006年の展望

プレイする本数は激減してしまいましたが、どの作品も粒が揃っていて、質的には非常に満足だった1年。特につよきすとオシオキSweetieが同時発売された「8月26日」は伝説の日として、私個人の記憶に深く刻まれることでしょう。

2006年に望むことは……特になかったり。和姦ゲーも姉ゲーも充実していて、私の願望は一通り受け入れられているような状態ですから、正直なところ「現状維持」でいい。この風潮がずっと続いてくれれば。まぁ、欲を言うなら「メガネ」に対する意識がもっと盛り上がってもらえると嬉しいかな。

でも旧来のメガネっ娘はいりません。今でも脇役に大体1人はメガネっ娘が混じっていますけど、そのほとんどは私も好きじゃない。暗い、内気、おっとり、野暮ったい、運動オンチ、生真面目と、固定観念で塗り固められたステレオタイプばかりですから。求めているのは、そんなネガティブイメージを覆す次世代のメガネっ娘。それもメガネが身体の一部として馴染んでしまっているのではなく、「隠れメガネ」に代表される「時たまメガネ」であることを切望します。

メガネを売りにしたグラビアアイドルが生まれたり、セイコーのアンケートで若年層の多くがメガネ好きと回答したり、メガネブーム到来の下地はちゃんとあるはずですよ。今のうちに「時たまメガネ」を商標登録しておけばきっと大儲けだね! 「レンズの向こう側…」は時代を先取りしすぎてしまったと考えたい。

それでは、最後に…

2006年こそはメガネ新時代が訪れますように!