2002年度最優秀作品
赤レビュー   勝 あしたの雪之丞2(elf)

本当ならば、家族計画~絆箱~を選ばなくてはならないのかもしれませんが、あのゲームはあくまで昨年の作品であると見なしている為、2002年のランキングからは除外。よって、赤レビュー紹介における2002年度最優秀作品は、勝 あしたの雪之丞2が輝きました。繰上げ1位であるとはいえ、雪之丞2のクォリティは年間No.1の称号になんら恥じないレベル。2002年を代表するに相応しい作品でした。悪夢の雪之丞1から、燦然たるメタモルフォーゼを果たしてくれた驚きと感動は今にして忘れられません。前作から一足飛びで進化したシナリオは、是非とも皆様にも体験して頂きたい。これは文句なしの傑作。

青レビュー  DISCIPLINE(Active)

本年度、文句なしのNo.1ソフト。高過ぎる期待をなんら裏切ることのないカタチで答えてくれただけでも、限りない感謝です。しかし、今にして思い返すと、SMと責苦が多かったり、ちゃんとした和姦が1つもなかったりと、欠点もそこそこ見えてきます。私の性癖にそぐわないからといって、それを欠点と呼んでいいのかどうかは置いておいて、とりあえず、まだまだ完全といえる満足度ではなかったという事だけはいえるでしょう。これより上を目指せる余地、それは確かに残っていた。私が捜し求めている真のアルカディアはこの先にまだあるはずなのです。

“Favorite” of the year 水島あきら 【勝 あしたの雪之丞2】

勝 あしたの雪之丞2のヒロイン、水島あきらが2002年最もお気に入りだったキャラクター。無気力で、ダレてて、自堕落という新機軸なヒロイン像にはやられてしまいました。黒髪ポニーテールという要素も私の弱点を巧みついている。elf脱衣雀の続編に彼女が出場する日を、今から心待ちにしております。

年間総合順位


第1位 第2位 第3位 第4位 第5位
DISCIPLINE 勝・あしたの雪之丞2 妹汁 KISS×200 超昂天使エスカレイヤー

第6位 第7位 第8位 第9位
妻みぐい DISCODE-1 実姉妹 Rance5D Floralia

番外
家族計画 ~絆箱~
ALICE SOFTの低価格路線

2002年、最も活気のあったメーカーは、このALICE SOFTさんではないでしょうか。妻みぐいから始まった低価格路線、これを定着させたのは何よりも大きい功績。2800円という廉価でも、他とまるで見劣りのしない中身の詰まった作品を、コンスタントにリリースしてきたAliceさんの底力に改めて感服です。

私は今までのALICE SOFTさんの作品は食わず嫌いの傾向があったのですが、2002年になってその印象は完全に払拭されましたね。来春、妻みぐいには2の発売が予定されるなど、低価格路線は維持していくみたいですし、2003年もAliceSoftの快進撃は衰えないと信じても良さそう。

同人エロゲの台頭

いよいよ同人エロゲが、本当の意味で出揃ってきた感がでてきました。特に2002年は、ソフトさ~くるクレージュさんの活躍が目覚しかった1年。ある一点に特化した意欲的、且つ、挑戦的な作品を、続々とリリースしてくれた姿勢は大いに評価をしたいところ。同人エロゲ界を牽引する存在として、今後の更なる飛躍を願いたいものです。

実姉妹の顛末

今年度、最も多く話題を提供してくれた作品と言えば、文句なく実姉妹~濡れた相姦図~でしょう。初の本格的インディーズ、野心溢れるこのソフトが発売に至るまでの過程は、一挙手一投足が見逃せないものでした。

しかし、発売された実姉妹は、やや物足りなさの残るものであったのは事実。羊頭狗肉とまではいいませんが、あれだけの喧伝に見合うものでは正直なかったようにも思えます。それに伴ってか、発売以後は、ANALOG FACTORYの活動が嘘のように下火になってしまい、今ではホームページの更新どころか、タドコロニッキすらも9月を区切りに一切の音沙汰がなくなってしまっている状況ですからね。

今頃、ANALOG FACTORYのスタッフの皆さんは何をされておられるのでしょうか。真面目に新作に没頭しているのか。それとも、志半ばで挑戦は頓挫してしまったのか。はたまた、パクられてしまわれたのか。詳細を知る術はございませんが、今後への投資の意味合いも強かった私の実姉妹1万円が、無為に消えてしまう可能性は低くありません。

今年のelf

elf信者、不肖浅生大和が、2002年のelfさんを振り返ってみましょう。

2002年elfさんから発売された新規タイトルは、百鬼、勝 あしたの雪之丞2、らいむいろ戦奇譚、以上の3つ。前作からの大躍進を果たした雪之丞2のおかげで大満足の一年となりそうだったのに、最後の最後、らいむいろ戦奇譚が大コケしたせいで、なんかとても後味悪いものとなってしまいました。こればかりはホント、擁護する気力も失せるほどに最悪な出来でしたから…。今では極力「なかった事」にしようと心掛けているぐらいです。でも、此度の敗戦の責任はelfさん側にあるのではなく、あかほりさん個人にあるものだと私は結論付けていますので、別にelfさんを咎めようなんて気持ちは更々ないです。これからも変わらぬスタンスでelfさんを応援し続けていく所存でございますよ。

2002年の総括そして、2003年の展望

2002年は残念ながらはずれ年でした。特に赤レビューで紹介すべきソフトが枯渇してしまっていたのが痛い。これは、去年と比較してみればよくわかります。去年は、君が望む永遠、家族計画、Piaキャロット3、大悪司など、ビッグタイトルが軒並みあったというのに、今年はめぼしいものといえば、年の瀬に出たらいむいろ戦奇譚と妹でいこう!ぐらいなもの。マブラヴ、SNOW、Loversといったところが押し並べて延期を繰り返し、年内の発売に至らなかったことが大きな原因ですね。これらがちゃんと年内に発売されていれば、体裁は整っていたでしょうに。

しかし、その分、来年の楽しみが増えたともいえます。持ち越された延期3作に加えて、CLANNAD、Routes、REALIZE、下級生2、朱-AKA-と、この文章を書いている時点でも多く駒が揃っている。そういえば、TYPE-MOONさんのFate/stay nightも2003年発売予定でしたっけ。来年は、確実に今年の分まで取り返してくれそうです。まずは先陣を切るSNOWに期待。2003年を占う上でも初っ端でこけないようお願いしますよ。

では、最後に…

2003年こそは陵辱のない平和な世の中が訪れますように。