Wake Up, Girls!第7話「素晴らしき仲間たち」雑感

Wake Up, Girls!第7話の脚本は、私の思惑と完全に一致していたというか、私が思う通りのブロックの積み重ね方をしてくれていました。「自分ならこうする」と想像していた展開とまったく同じ流れでしたので、やはり思想的・相性的にはすごくマッチしたアニメなんだと思います。まぁ、私と思惑と一致したからと言って、世間的な評価が得られるアニメだとは限らないですけどね(むしろ逆)。

前回、林田藍里をグループから外すと宣言したプロデューサーの早坂。「そろそろ誰か一石投じてくれないかな~」と思っていた通り波紋を投げかけてくれたわけですが、その問題提起に対するメンバー個々の反応も良かったです。藍里の脱退に同調する者はいなくとも、今後グループの方向性については各々考えは異なり、ここで初めて各個人の意見の対立が見られました

「あるのかないのかさえわからない友情ごっこしてるってこと」
「こんなんで気持ちグラグラしてるから、いつまでも素人扱いされてるんだよ!」

彼女らに友情ごっこの仲良しグループだという自覚があったことが嬉しい。もしかして、この上辺だけの友情ごっこを最後まで見続けさせられるのか……と不安に感じ始めていたんですけど、さすがWake Up, Girls!はそういうところをハッキリさせてきますね。

藍里を引き留めるため、友人の真夢(まゆしぃ)とリーダーの佳乃(よっぴー)の2人が本人宅に向かい、残ったメンバーは社長に直談判した上で、早坂に決定を考え直してもらうよう説得に当たる。仲間と話し合うこと、大人と話し合うこと、どちらも重要なタスクを彼女たち自身の手でやらせることに大きな意義があったと言えます。

物事を自分で考えず、上から言われたことしかこなせない人間がいつまで経っても社会人として半人前扱いであるように、そろそろWake Up, Girls!のメンバーも自分たちの考えで行動できるようになる必要がありました。第7話は、まさにWake Up, Girls!の自立の話。何か大きな問題に直面したとき、ちゃんとグループの中で話し合い、方向性を自分たちで指し示せるかを、早坂に試されていたわけですね。

結果的に、彼女たちをちゃんと自立の道へ導き、グループとしての成長を促すことができた早坂は、上司として有能だったと思います。藍里をやめさせない条件として、「UFOキャッチャーで人形を3つ取れたら」という何でもない目的を課したのも上手い。仲間たちと達成感を共有させることは、非常に効果あることですから。

私は「Wake Up, Girls!の自立」の話は、どこかで必ずやって欲しいと思っていましたので、この第7話には満足。こういったエピソードがないまま、このあと仲間との友情やアイドルとしての成功を描かれても空虚なものになりますし、リアルを標榜するWake Up, Girls!としては、欠かせぬプロセスの1つでした。

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なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。
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