Wake Up, Girls!第5話「天国か地獄か」雑感

新曲「16歳のアガペー」を引っ提げて、再びWake Up, Girls!のライブが開催決定。奇しくも当日はI-1Clubの仙台シアターのこけら落とし公演と重なっており、両者のライブを対比するように描かれていましたが、国民的アイドルと駆け出し地方アイドルでは、当然ながらその差は歴然。

そもそもWake Up, Girls!は比較する段階にすらなく、ダンスもパフォーマンスも未熟で客を呼べるレベルに達していない。数少ないファンの前でも満足な結果が残せず、不甲斐ないステージに打ち拉がれてしまう面々。まだまだ道程は長いようです。

I-1Clubは、厳しい競争社会の中で日々生き残りを賭けて懸命に努力をしており、レッスンの本気度からして全然違う。その点、Wake Up, Girls!はまだまだ圧倒的にプロ意識が低くく、グループ内の関係も今一歩お互いが踏み込めきれていない余所余所しさがあるのが気になります。

グループの成長物語を描いた作品は、「最初はケンカばかりだったけど、段々解り合えて…」というパターンがお約束ですけど、同調意識を乱すのを嫌う日本人は気を遣って言いたいことを言わないので、本当の初期段階だとケンカにならないんですよね。本田圭佑みたいに真正面から本音で物言える人なんて、なかなか存在しないものです。

ケンカをしない仲良しグループのWake Up, Girls!も、それだけ本音が言い合えていない関係だと言える。元子役の黒髪ロングの娘(すいません、まだ名前憶えていません)は真夢に対して言いたいことがあるのに、どうしてもいい憚られてしまって、自分から言い出すと角が立つから、「向こうが話してくれないと…」と葛藤していたところが、すごくリアルに感じられました

でも、いつまでも遠慮がちで言いたいことも言えないグループじゃ成長がありませんので、ここらで何かしら波風を立てる必要があるかもしれません。できれば、それは外部からの刺激であることが望ましい。一時的にはグループ存続が危ぶまれる状態になろうとも、そこを乗り越えれば初めてアイドルのスタートラインに立てるはず。

そんなグループ内部のギスギスした舞台裏なんか見せられても視聴者は喜ばないかもしれませんけど、今更Wake Up, Girls!というアニメが視聴者の受けなんか気にしたってしょうがない! どうせそんなもんないんだから!(笑) 変に日和ることなく、キチンとそういった現実的な部分も描ききることがこの作品の意義だと思いますよ~!

劇中でちらっと流れていたI-1 Clubの歌(曲名は「ジェラ」)は、一発で引き込まれるほど素晴らしい名曲でした。楽曲レベルだけは本当にぐうの音も出ないほど高いよね。「どうしてこんな名曲がこんなアニメのために…」という言葉が喉まで出かかっています(笑)

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なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。
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