WHITE ALBUM2第12話「卒業」雑感

GOOOOOOAL!!! 勢いに乗り畳み掛けるかずさが、土壇場で試合を振り出しに戻す値千金の同点弾! 試合終了間際に追いつかれた雪菜としてはあまりに痛すぎる失点…。しかし、まだ勝敗が決したわけではない! 顔を上げて最後まで戦う姿勢を見せて欲しい! 興奮のるつぼと化したスタジアムで、両者プライドを賭けた最後のせめぎ合い。決勝ゴールを叩き込み、勝利の春希が微笑むのは果たしてどちらだ!?

雪菜という分不相応な彼女を手にしておきながら、あっさりかずさへ乗り換えるという内股膏薬。春希君は清々しいほどのクズだと思いますけど、彼の気持ちは最初からかずさ側にありましたから、「優柔不断」という批難は見当違いなんですよね。むしろ、春希君は三角関係のラブコメの主人公としては驚くほど一本気な性格だと言えましょう(少なくともintroductory chapterにおいては)。

三国志に登場する関羽雲長という武将のことは皆さんもよくご存知かと思われます(パンチラしない方)。天下無双の豪傑であると同時に、主君である劉備玄徳を慕い続けた忠義篤き男。しかし、あるとき曹操軍との戦いで一敗地に塗れてしまった彼は、やむなく敵方の軍門に降ることを決意します。

天下の名将関羽を手に入れた曹操は、彼のことを甚く気に入り、自分に繋ぎ止めるべくあらん限りの愛情を注ぎ続けました。それでも、関羽は命知れずであった劉備の存命を知るや否や、脇目も振らずに劉備の元へと帰参した。この出来事は「関羽の千里行」と呼ばれ、彼の忠誠心の高さを讃える逸話として今も語り継がれています。

要するに、春希君も世が世なら関羽のような英雄になっていたかも知れないってことですよ!! 雪菜の告白を済し崩し的に受け入れ、彼女の愛情を享受しながらも、かずさが自分のことを好きだと知るや否や、あっさり雪菜を捨ててかずさと付き合うことを選んだ“忠義の男”として!(笑)

まぁ、一応関羽は顔良と文醜を倒して曹操の恩に報いた上で彼の元から去っているんですけど(演義的には)。「春希の千里行」をするつもりなら、雪菜の元から去る前に何らかの恩返しを果たしてくれないと困りますね(笑)

移籍すること自体は本人の意志として尊重していても、クラブに移籍金を1円も残さずに出ていかれたら、例え世界の舞台で活躍していても心から応援しにくいのと同じ。……って、あれ、何の話でしたっけ?

WHITE ALBUM2 1 [Blu-ray]

販売元:キングレコード( 2013-12-25 )

定価:¥ 7,344 ( 中古価格 ¥ 780 より )

Amazon価格:¥ 4,039

時間:48 分

1 枚組 ( Blu-ray )


ABOUT

なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。
この記事のトラックバックURL