WHITE ALBUM2第2話「隣り合わせのピアノとギター」雑感

第1話から敢えて顔を映さず、声も聴かせず、じっくり期待感を煽った上で満を持して冬馬かずさ登場というのはなかなか憎い演出。かずさのミステリアスな印象を植え付ける素晴らしいアイディアだったと思います。

かずさの見せ方に演出の上手さを感じる反面、カメラがやたらと下半身を狙い続けていたのは理解に苦しむ。前述の理由で、かずさの顔を意図的にフレームアウトさせていたのは納得なんですけど、雪菜は別に顔隠す必要ないですよね? なのに、どうして彼女の下半身ばかりを映そうとするんでしょうか?

無意味に下半身をフォーカスし続ける謎演出は即刻やめて欲しい。真面目な話の最中でも、執拗にローアングルを狙い続けるカメラが実に気持ち悪いですよ。カメコなの?

屋上で美声を奮わせ歌っていた小木曽雪菜に、無理を承知で軽音楽同好会に入ってくれと頼み込むが、結果はやっぱり玉砕。しかし、簡単に諦めようとはしない春希君は、今度は学校終わりに雪菜のバイト先に押しかけ、再度オファーをかける。そう、何を隠そう地味な私服とメガネで八百屋のバイトをしていた少女こそ、あの小木曽雪菜だったのです。

このあと雪菜は翻意してバンド参加を承諾するわけですが、その一連の流れで雪菜というヒロインの性格がよ~く見えてきましたね。一言で表すなら、実に鉄面皮なヒロインだなと。

「学園のアイドルである私が、不似合いな八百屋なんかでバイトしているの意外でしょ?」と言外でアピールしてくる我の強さ。大して親しくもない男を1対1のカラオケに誘い、平気でミニスカ履いてくる常識のなさ。本当はヴォーカルやりたいくせに、大した理由もなく一度断って、結局自分から志願してくる図々しさ。一曲歌う前に恬然と自己紹介を始めるあざとさ。いや~、これは同性から蛇蝎の如く嫌われる女だわ。

「これにて小木曽刹那の秘密は1つもなくなってしまいました。貴方に全部知られてしまったから…」

聴いてもいない秘密を勝手に自分からべらべら喋っておきながら、全部知られてしまったもクソもないですよ!(笑) 「私、目立つの嫌いなんですぅ~~」と控え目で謙虚なふりをしておきながら、ガツガツ自己アピールしてくる雪菜さんの面の皮の厚さは、まさにアイドル向きの性格。

なんだか批難しているような口振りになってしまいましたが、いえいえ、全然そんなことないですよ。私は雪菜みたいな厚かましくて小賢しくて自意識過剰な女が大好きですので(笑)

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なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。