うさぎドロップ第10話「おなかのかぜ」雑感

子供が風邪を引いて熱を出すなんて、特別でも何でもないこと。安静にして寝ていればそのうち治るんですし、わざわざ大騒ぎするような話じゃない。しかし、これが親としての視点を通すと、どれだけ心配で不安なことなのか痛いほど伝わってくる。苦しんでいるりんの代わりになってやれない自分の無力感に打ち拉がれるダイキチの心情に、強い共感。

自分の子供でもないのに、朝晩と二度も訊ねて親身に看病してくれるコウキママの優しさには涙が出てきそうでした。りんの看病だけでなく、うろたえるばかりのダイキチをしっかり勇気づけたり、母としても嫁としても完璧な女性。こんないい女を手放した元夫は一体何を考えていたのやら…。コウキママも、20代の頃はベアトリーチェみたいな性格だったんですかねぇ?

「……は!奇麗事を詩人のように語るなッ!! 愛は肉欲なんだョ体を重ねてしか計れねェんだよ。男どもはお前の雌の臭いに引かれて群がる蛆蝿どもなんだよォ。そんなことも、その年でまだ理解できねェのかよォオオオォ?」

「ほらほらほらほらほら削られてるぜェエェカリカリコリコリガリガリゴリゴリなんて薄くて情けないんだよ、お前のその薄っぺらな抵抗に比べたらパルミジャーノレッジアーノの方がまァだ削るのに苦労がいるぜェエエエェエエエエエェヒィヤッハーッハッハアッ!!」

いやー、同じ人(CV大原さやか)が演じているとは信じられないなぁ(笑)

あまり目立ちはしませんでしたけど、コウキもすごく利口で感心させられました。普通、母親が自分を放ったらかしにして、ずっと余所の子供に付きっきりだと、この年頃の子供は寂しくなってふて腐れたりするもの。だけど、ちゃんとコウキは事情を理解して、文句も言わずに大人しく言うことに従っていた。りんを心配して様子をこっそり伺い、自分も何か力になろうとする姿にはじーんと来ましたよ。

「コウキくんどうもありがとう」「コウキがいるとすげー安心だ」 このときの照れるコウキが可愛くってしょうがない!! コウキのデレは予想外でした…! 普段はバカ丸出しですけど、ちゃんと頼り甲斐になる男の子としての一面も持っているんだなー。

看病の甲斐もあって、すっかり体調を取り戻したりん。しかし、今度はコウキママが風邪で寝込んでしまったという衝撃的展開! そ、そんな! コウキママは平気なの!? 心配だ~~!!

次週、女神のようなコウキママの笑顔は必見です。あの綾波の笑顔に勝るとも劣りません。

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なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。
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