うさぎドロップ第7話「ないしょで家出」雑感

りんちゃんの可愛さはノーベル幼女賞。お布団の中でれいなちゃんと戯れるシーンはすごく良かった~。2人の天使の寝顔は国が傾くレベルですよ。これらのシーンはアニメオリジナルでしたけど、うさぎドロップのオリジナルはとてもクォリティが高く、原作の趣意をキチンと理解しているから安心して見ていられる。アニメオリジナル=改悪という持論を改めたくなりますね。

今回の主役は、姑問題で家を飛び出してきたいとこの春子。しかし、彼女が不満を口にするとき「あいつら」というように、根っこの問題は旦那への不満なんです。原作でも旦那さんの詳しい事情は描かれていないため、春子の言い分のみで判断しちゃうことになりますけど、姑との折り合いが上手くいかない中で、ちゃんと春子の肩を持っていなかった旦那には、やっぱり責任があるなと。

実家を捨て旦那の家に嫁いできた春子には、家庭内に旦那しか味方がいないのですから、旦那が母親の味方をしたりどっちつかずの態度を取ってしまうと、孤立無援の立場になってしまう。だからこそ、夫はいつ如何なる場合だって妻の味方をしなきゃいけない。母から妻へ優先順位を切り替えること、それが親離れであり結婚なんですから。

仕事を急いで切り上げて迎えに駆けつけたり、迷惑をかけたダイキチにも礼儀正しく詫びるなど、旦那さんも人間的にはとても立派そうな人だっただけに、ちゃんと家庭内で妻のフォローさえしてあげられたら、最悪な結果には結びつかなかっただろうになぁ…。

やだねえ おばさんになるのって…
あたしはできることならずっと女の子でいたかったなァ…
いつまでもかわいいものやきれいなものに囲まれて…
別に強くなんかなりたくなかった

アニメでは半分カットされていましたけど、春子のずっしり重みのある名セリフ。好む好まないに関係なく強くならざるを得ない女性の悲哀を感じさせてくれます。

最後、重たい荷物を片手で軽々持ち上げて去って行く春子が、そのまま彼女の精神的な逞しさを隠喩していて実に深い。作品のセンスの高さを見せつけるような終わり方でした。

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