TIGER & BUNNY第25話「Eternal Immortalty.」雑感+総括

苦心の末、ようやくH-01の撃破に成功したものの、なんと残りがまだ何体もいた! 命からがらバーサーカーを倒したあとに、「命はまだ7つも残っている」と驚愕の事実を知らされたFateと同じような絶望感に興奮。しかし、強力な破壊ロボットは、命令系統を弄られて急に動かなくなるのがお約束

マーベリックは小物っぽい性格で、ラスボスとしては役不足(誤用)であると感じていましたけど、生き残るため躊躇なく同志を切り捨てる残忍さ、子供を人質にとって延命を図ろうとする卑劣さ、追い詰められても必死に自分の正当性を訴える見苦しさ、その徹底した往生際の悪さは一本筋が通っていて良かった。潔くない悪者って好きなんですよね~、私。

一方、息を引き取ってしまったかのように思えた虎徹も、別の意味で往生際が悪い。本当に何事もなかったように生きていましたからね。しかし、事件解決後にはヒーローを引退すると仲間たちの前で公言。娘にカッコイイと言ってもらえたから心置きなくやめられると、晴れやかな笑顔で告げた虎徹は素敵でした。

と思いきや、仕事やめて家でゴロゴロしていたら楓に愛想尽かされたとの理由で、再びヒーロー業に復帰! この締まらないところも虎徹らしくっていい!(笑)

能力が既に1分しか持たないほどに衰えてしまったワイルドタイガーは、屈辱の2部リーグ落ちを受け、TV中継では見切れるのがやっとという劣悪な環境にまで落ちぶれてしまいますが、当の本人はそんな現状を全部受け入れた上で、それでもヒーローを最後まで全うしたいんだと熱く語る

この先、いつか力がなくなって、みんなにバカにされたとしても、いくら恥かいたとしても、俺は死ぬまでヒーローをやめねぇ。しがみついてやる! いいだろ? 1人ぐらい格好悪いヒーローがいたって。

くううぅぅぅぅ!! 名言すぎるぅぅ!! もう、こんなカッコイイヒーローはいないですよ!! これぞロートルの美学ですね~。最後の最後まで、鏑木虎徹はカッコイイ主人公であり続けてくれました。ありがとう! そして、ありがとう!

 

TIGER & BUNNY総括

冷静に振り返れば、TIGER & BUNNYは脚本の怪しい回が結構目立ちました。何か大きな問題に直面して視聴者がハラハラさせられても、その解決法が拍子抜けするほどあっさりしたものだったり。1クール目のジェイク編はともかく、2クールのマーベリック編はチョットその辺が雑に感じましたねぇ。ご都合主義に頼りすぎていた面はあったのではないかと。

しかし、そんな脚本の疑問を吹き飛ばすぐらい、TIGER & BUNNYにはエンターテインメント性に富んだ面白さがありました。熱く燃える展開で王道としての魅力を遺憾なく発揮しつつ、笑いと萌えもバランスよく配合。硬軟交えたストーリーが上手く機能していたのは、ヒーローたちのそれぞれのキャラが立ちまくっていたおかげ。“子持ちのオッサン”という自分の趣味のど真ん中だった主人公と、スマートでハンサムな相棒との絶妙な掛け合いは、バディものとしても見どころ満載。

当初は注目度がないに等しいアニメでありながら、みるみるうちに人気がうなぎ登りしていったのも爽快でしたよ。第2期の製作もとても楽しみです。タイガー&バーナビーだけでなく、他のヒーローたちをもっと掘り下げたエピソードを見てみたい~!

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なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。