人類は衰退しました第11話「妖精さんの、ひみつのおちゃかい」雑感

……幸せな時間は終わった。9話、10話と比べて圧倒的に妖精さん不足な11話は気分が重たい。というか、妖精さんの人数に限らず、11話は今までで一番暗くて重苦しいお話でしたね。だうーーん。

最近トレンドの“イジメ”がテーマになった「わたし」の学舎時代の過去話。周りより年上で編入してきた「わたし」はクラスメイトとの折り合いが悪く、部屋に鍵をかけられたり、教科書びしょびしょにされたりイジメの標的とされてしまう。

本当なら、ここで「わたし」に感情移入できれば良かったんですけど、どうもそれが上手くいかなくて…。彼女は最初から自分の進級しか頭になく、周囲と協調することを自ら避けていますし、心配して話しかけてくれる少女に対しても勝手に黒幕と決めつけて突き放す有様(そりゃ私もあのロリが黒幕だと疑ったけど!)なんでねぇ。

本人がそういうスタンス(孤独)で学校生活送りたいのなら、周りが手を差し伸べてあげるのは大きなお世話ですし、この時点で彼女に同情することが正しいことなのかどうかもわからない

しかし、そんなスタンスはただの強がりで、イジメに対して本当は辛いんだと「わたし」はちゃんと吐露してくれた。

「本当は、ひとりぼっちでいるのは寂しい!」
「本当は、仲間と和気藹々仲良くやりたい!」
「本当は…本当は…、バカにされたり笑われたりすることは死ぬほど辛い!」

自分の本心を露わにしてくれたことで、私も初めて彼女に感情移入することができました

確かに自分がイジメられていること、イジメが辛いことを認めてしまうのはすごく苦しいことだと思う。でも、イジメを受けたらまず自分からSOSを出して周りに気付かせることが大事だと思うんですよね。先生や親に気付いてもらうのを待つんじゃなくて。

このときの中原麻衣さんの慟哭は真に迫っていて、思わずもらい泣きさせられてしまったほど…。心臓を鷲掴みにされるような、素晴らしい名演でした。

超シリアスな話での妖精さんの可愛らしさは心に染み入ります。

お腹を空かせていそうな妖精さんにサンドウィッチを分けてあげようとしたところ、

(・ワ・)「これはしろすぎます」
(・ワ・)「うけいれがたいかくばりぐあい」
(・ワ・)「これをたべてもはっぴーにはなれぬです」

なんて散々難色を示していたくせに、代わりに角砂糖をあげると、

(・ワ・)「こういうしろくてかくばったものをまってましたー」

どっちなんだよ!(笑) もうカワイイなぁ!!

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なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。
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  1. いやぁ・・・暗かったですねぇ・・・
    そしてやっぱり時間が逆行してるんですよねぇ。
    やっぱこのアニメは、原作を逆行する形で進んでいるわけですねぇ。
    という事は、DVDやブルーレイなら逆から見て行って、納得のいく展開に見えるのだろうか!?
    それはさておき、昨今のいじめとかぶる内容。
    いじめってのは永遠のテーマなんでしょうねぇ・・・結局人のエゴが生み出す産物ですしねぇ。
    わたしの慟哭は素晴らしかったです。
    あれをしっかり周りにアピールできてたらもっと良かったんですけど・・・まあ、難しいですよね・・・

  2.  凪 蒼真さん
    イジメはデリケートな問題なだけになかなかアニメで処理するのは難しいテーマだと思いますが、上手に描かれていたといえるのではないでしょうか。後味も悪くなかったですし。 

    「わたし」がイジメの辛さを吐露したシーンでの「言語化してしまった」というセリフは深いな~と。必死に目を背けてきた現実を受け入れてしまった悔しさがよく表れています。でも、イジメられている自分を認めるのは、1つの強さですよね。それさえ乗り越えれば、解決までそんなに遠くないと思います。