人類は衰退しました第4話「妖精さんたちの、さぶかる」雑感

不用意に開いた同類誌のせいで強制的に漫画のコマの中に閉じ込められてしまった「わたし」と「Y」と「助手さん」。てっきり劇中劇を演じさせられる展開になるかと思いきや、漫画の中で人気ランキングを上げるという作者視点の話で進むからややこしい

伏線の回収度外視で“引き”を乱発したり、派手な“見開き”でインパクトを演出したり、だけど飽きられて人気が下がったり、次第に作画が手抜きされ始めたりと、特定の漫画家を揶揄するような皮肉はどれも面白かった

ただし、そういった作者視点の話をするために「わたし」たちがコマの中に入り込む必然性があったのか、私は大いに疑問ですよ。

読者の反応や打ち切りを気にするのは、いわゆる“漫画の外”の世界。だったら、普通に“漫画の外”でやりゃあいい話だったんじゃないの? 大掛かりなギミックを用いてわざわざ“漫画の内”に閉じ込めておきながら、作者視点で“漫画の外”の話をしているのはまったくもって意味不明です。

それは建物の内部から建物を俯瞰しようとするに等しい支離滅裂さ。せっかく“漫画の内”に入ったのであれば、“漫画の内”でこそ成り立つストーリーにすべきだったと思いますねー。それこそ彼女らが漫画のキャラクターとして、作者(妖精さん)のストーリーに翻弄されながら大立ち回りを見せるような…。

田中ロミオさんは何か深い意図があったからこんな回りくどい真似をされたんでしょうけど、理解力に乏しい私には、残念ながらひどく歪な脚本に感じられました。願わくば、蒙昧なるワタクシめにその深い意図とやらをご教授していただければ幸いですね。

2話ぶりに妖精さん登場。相変わらず出番はちょっぴりでしたけど、その無垢なまでの愛らしい所作に超癒されまくります!!

(・ワ・)「うちきりですからー」
(・ワ・)「じんせいしゅうりょう」
(・ワ・)「まんがかつぶしきかぬです」
(・ワ・)「こうむいんめざすにはおそすぎです」

はぁぁぁあ~~~♪♪ カワイイよう! カワイイよう! 暗いところに棲み着き、人間の気配で一目散に逃げ出すところが虫けらみたいでカワイイ!(笑) なんで牛乳キャップ集めているのかよくわかんないけど、とにかくカワイイ!(笑)

もう小難しい話はいいから、次回は1話丸ごと妖精さんときゃっきゃ戯れる話にして~~!

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なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。
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  1. 無理矢理に解釈するなら、漫画家の体たらくを手前の漫画の中からキャラクターたちが嘆いてるぞ?というような揶揄ですかね。もはや妄想の域の解釈ですが。

    3話の記事でのコメントに頂いた返信についてもこちらで書かせていただきます。
    原作導入、というか1話は、人類最後の学舎の最後の卒業生として「わたし」が卒業するシーンから始まり、それから里に赴任して来て、はじめて妖精さんと出会ってはじめて調停官としての仕事をする、という突飛な掴みなもどは何もないものですね。
    旧人類衰退の現状や現人類妖精さんについてもモノローグで必要な分は最初の内から説明されています。
    書いていて思いましたが、アニメもやっぱりこの入り方でよかったと思いますね。

  2.  イノウエさん
    「漫画の中のキャラクターたちが嘆いている」という揶揄であれば、尚のこと「わたし」たちは作者目線ではなく、キャラクター目線であるべきです。刺激を煽るだけのストーリーに付き合わせられる「わたし」たちが不平不満を漏らせば良かった。やっぱり、意図がわかりません…。

    >はじめて妖精さんと出会ってはじめて調停官としての仕事をする
    それを第1話でやれという話ですよ、まったく。何故旧人類は衰退したのか、新人類たる妖精とは何なのか、アニメでは世界観を知る上で必要な情報が全部置いてけぼり。

    勿論、倒置法的にもったいぶるのもテクニックの1つですが、工場やらコミケやら明らかに本筋と関係ないであろうエピソードから導入するのはおかしいと思います。

  3. ん~今回もまあ、どうでもいい感じの話ではありましたねぇ・・・ぶっちゃけ、それをする事で、わたし達は何を得るのかと言うか、結局どうしたいのか今一不明。まあ、中から人気どうこうと言うのは、実際に体感してみろって事なんでしょうかねぇ?
    外で作ってやってようが実害はあんまない訳ですから、実際に人気が下がれば自分たちに実害(暗くなったり線画に成ったり)があるから真剣になるだろ的な感じですかね。まあ、考えたのが妖精さんだから、なんというか場当たり的な感じはありますが・・・作者の意図はわかりませんね。
    取り敢えず、なんで妖精さんが生まれたのかとかそこらへんを知らないと、この話今一理解できないまま終わりそうです。

  4.  凪 蒼真さん
    コミケの話も閑話・挿話として見れば充分面白いのですが、物語が始まって本題に入らないうちに閑話・挿話を入れてくるセンスが私にはわからない。監督の岸誠二さんは、ペルソナ4を始めとした様々なアニメでその素晴らしい才能を披露してくれたお気に入りの監督だったのに、今回のアニメ構成に関しては正直疑問だらけです。

    個人的には次が正念場。また本題を無視した閑話・挿話ならもういいかな~という気はしています。