人類は衰退しました第2話「妖精さんの、ひみつのこうじょう」雑感

製品に知能が吹き込まれる妖精さんたちの秘密工場で、加工されたチキンたちが反乱を起こして工場を占拠。幾度となく窮地に見舞われる「わたし」だが、「髪の見えざる手」によって救われる。そういえば、確かに第1話でようせい社の育毛剤を使っていましたっけ。

今週も、不可思議な状況に対する「わたし」の怜悧な一言が冴えています。このアニメにおける中原麻衣さんの価値ってものすごいですよね~。中原さんの言い回しが心地好くて仕方ない。抜群のキャスティングだと思います。

「もう歩きたくありませんな」
「おさらば」
「では、責任の所在はどちらにあると?」
「何言ってるんですかねー。あのプロセスチキンは」
「何の疑問も持たずに装着」
「査察に来てよかった」
「ならんです」
「I cannot fly」

何の変哲もないフツーのセリフでありながら、中原麻衣さんが語るとたちまち愛らしい名言に早変わりですもん。彼女の声質の良さもありますけど、独特のニュアンスによる抑揚の付け方が癖になるんです。こんなにも耳障りの良いラノベの一人語りなんて今までなかった

ギャシュリークラムのちびっ子たち並みに悪趣味な絵本とか、英語スラングの直訳とか、個々の小ネタにもくすっとさせられるものが多数。ただ、全体の話の流れとしては大して面白さは感じなかったですね。

私の不満はハッキリしていて、妖精さんの存在が第2話にして空気になっているからですよ! 正直、こっちは工場の実体なんかより身近な妖精さんのことをもっと知りたいんです。どういう関係で、どういう目的で、どういう生態なのか。第1話で夢中になったカワイイ妖精さんのことをいっぱいいっぱい知りたい! なのに、それをすっ飛ばしてよくわからない工場の話をされてもなぁ…。こういう話は5~6話ぐらいで良かったと思うんですが。

もしかして、妖精さんのことは敢えて深く語られないのが作風でしょうか? ある程度謎めいた存在でも構わないんですが、次回はもっと妖精さんにフォーカスが当たるような話を期待したいものです。

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なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。
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  1. 元々「ひみつのこうじょう」は原作四巻のお話ですのでそう感じられるのも無理からぬ話です。
    実際、妖精さんは「よく分からない謎の生命体」ですので、詳しい生態などについて(「わたし」の観察を通した考察や、徐々に判明していく点はありますが)深く言及されることはほとんどありませんが、妖精さんの魅力が感じられるお話はちゃんとありますのでご期待下さい。

  2.  イノウエさん
    えっ、なんで原作4巻なんて半端なところから…。工場の話は世界観を広げる意味では有用な話だったかもしれませんが、まだどんな世界かハッキリ見えていない冒頭に持ってくるものではなかったように思えます。変に原作弄らないで欲しいなー。

    でも、この先妖精さんの魅力を感じられる話があると知って安心しました。無邪気で可愛らしいけど、ちょっぴり辛辣な妖精さんが大好きです。