サクラクエスト総括

「地方の町おこし」というテーマ選びの時点で、サクラクエストは前途多難だったかもしれません。アニメ視聴者は関東近郊の都会暮らしの若者が大半で、地方の町おこしに対する関心は相当低いでしょう。地方創生はこれからの日本の重大な課題で、みんなが真剣に考えていく大切なテーマだとは思いますが、残念ながらアニメの題材としてキャッチーでなかったと言わざるを得ないです。

人違いと勘違いから始まった観光大使の仕事。お仕着せの国王として、間野山の再興を託された若干20歳の木春由乃(こはるよしの)と、彼女を取り巻く4人の女性たち。うら若き女性が町おこしの中心となっていくからには、はげ散らかしたオッサン連中では思い浮かばないような、彼女たちならではの若者視点・女性視点を取り入れた斬新な町おこしアイディアを期待しておりました。

それなのに、やっていることは手垢のついた既存の町おこしイベントだけ。それも自分たちから積極的に仕掛けるのではなく、「○○が起こりました。じゃあ△△しましょう」という泥縄式のお役所仕事ばかり。はげ散らかした役人でも普通にできることを、頭ピンクの若い女がやっているだけ。

もし本気で観光産業に取り組んで、間野山の町おこしを成そうとするなら、真剣に取り組むべきはインバウンドだったのではないでしょうか。東京・京都・大阪の都市部から派生して、今や日本各地に外国人観光客が押し寄せるようになりました。いち早くインバウンドに着目した地方自治体が彼らを呼び込み、現実に観光客増を果たしている実績もあるわけですから、観光だの町おこしだのを推し進めるつもりであれば、まずインバウンドから立脚させていかないと

サクラクエストでもインバウンドについて触れられてなかったわけではないんですが、話題に上がったのはなんと15話になってから。遅いよ!! しかも、取り上げたのは民泊の問題だけで、そこから話は何も発展せず、一瞬でインバウンドの話題は終了しました。まったく、何を考えてんだと。なんなら私は、全25話をインバウンド一本でやり通して良かったと思いますよ。ふわっとした場当たり的な町おこしイベントを繰り返すより、「どうやって訪日外国人を取り込むか」という目的を絞った方がストーリーとしての軸があって見応えあったはずなのに…。

インバウンドを推進していく上で課題となるのは、宿泊先の問題だけじゃなく、町までの導線、地元住民の理解、ガイドの人材確保といった諸問題がありますし、更に訪日客の多種多様なニーズにも対応すべく、Wi-Fi設備の導入、インフォメーションの多言語化、SNSを使ったプロモーション、インスタ映えする名所作りなども考えていかねばなりません。こういった分野で柔軟なアイディアが出せるのは、現代のトレンドに精通している若者でしょう。はげ散らかした地元の高齢者たちが寄り集まったところで、インバウンドに対するまともなアイディアなんか出せやしないんですから、ここでこそ由乃たちが自らの強みを出すべきでした。

ターゲットをFITに絞り、彼らに間野山の魅力を地道にアピールしながら、観光地としての問題点・改善点を洗い出して、次回のマーケティングに繋げていく。如何にして間野山を外国人に刺さる観光地としてPRできるか。旅行者のニーズを満たしてリピーターを増やしていくことで、自然と口コミで良さが知れ渡り、やがて海外のインフルエンサーにも認知されることで、爆発的に外国人旅行者たちの間で“MANOYAMA”は知れ渡る。インバウンド戦略を主軸に置けば、そういった物語も作りやすかったと思いますよ。

一見すれば日本のどこにでもあるド田舎にすぎないのに、辺り一面にWi-Fiが行き届き、あらゆる看板は多言語化され、語学堪能なガイドも常駐、ゲストハウスなど宿泊先は充実し、土産物屋ではクレジットカードは勿論、WeChat Payやビットコインでも決済できるという、徹底して観光インフラが整備された“どこよりも先進的な田舎町”として間野山が生まれ変わることになれば、大きな感動も生まれたんじゃないですか? アニメならこれぐらいの夢を見せてくれたっていい。

なんだかインバウンドに対する熱弁ばかりで、サクラクエストの中身に関しての感想はほとんど述べていませんが、特に語るべきことのないつまらないアニメだったのでお察しください(笑) 実際のサクラクエストは、当初のテーマだった観光についてはほとんど触れられなくなり、村の住民との人情話がメインに。私はSHIROBAKOに続く“お仕事アニメ”として視聴していましたので、そんな話はど~~でもよかったです。

それでも最後ぐらいは、間野山の観光客数が増えた、移住者が増えたといった何かしらの具体的な成果を達成して終わるものだと思っていたら、まさかの「お祭りが成功した!」ですからねぇ…。君、お祭り成功させるために東京からやってきたの? 仮にも観光大使でありながら、やっている仕事が内向きなことばかりで呆れてしまう

結局、1年経っても間野山の町おこしは何ら成果が見られないまま、契約の切れた由乃は仲間を置いて、そそくさと逃げるように間野山から出て行きました。こんな着地点で本当に良かったんですか…? まぁ、明日には忘れているアニメでしょうから、別にいいですけど。

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  1. 個人的には浅生さんに同意ですかね。
    3話まで観て後は流し観していましたから。2クールアニメとして盛り上がりもなくダラダラして
    終わってしまったのは残念。浅生さんの言うようにありきたりなお役所仕事の町おこしで上手くいくわけ無いと思っていたら最後までこのままとは・・・久々にガッカリしましたよ。

    個人的にはインバウンドもそうですが、もっとアニメの聖地ネタを取り入れて欲しかったなぁと。
    折角アニメで町おこしネタをしているのなら水戸の大洗町みたいにもっとバカ騒ぎにして欲しかった。何もアニメまで過酷な現実を突きつけなくても良かったのでは? その意味でも久しぶりの期待外れになった作品でしたね。

    • 本当に、こんなに起伏がなく、だらだらしたアニメを25話まで我慢して見続けた自分を褒めてあげたい。3話の時点で「つまらないアニメだ」という事実は直感していましたが、SHIROBAKOが好きで好きでたまらなかっただけに、サクラクエストも最後まで意地で見続けてやりましたよ。

      >アニメの聖地ネタを取り入れて欲しかった
      こういうのなんですよね。オタクにとっての町おこしといえば、“アニメの聖地”が最も馴染み深いわけですし、もしかするとインバウンドよりも題材の受けは良かったかも。らきすたやガルパンといった具体的な成功例を下敷きにしながらプロットを起こせば、そんなに現実離れしたシナリオにもならなかったはず。アニメに馴染みのない高齢者に理解してもらうよう説得するのは、由乃たちにしかできない仕事ですから、彼女たちの活躍も見られたのになぁ。

  2. こんにちは。いつも感想を楽しく拝見しています。
    サクラクエストは最初にあらすじをネットで見た段階で随分難しい題材を取り扱うなぁと思いました。
    現実世界でも解決方法が中々見えない難題ですからね。
    恐らく作中でも何かしらの答えが出ないと思い視聴を断念しました。

    間野山がどれ位田舎でインフラが整ってて観光資源があって歴史があるのかは分かりませんが本当に何も無い所から新しく生み出すのは相当難しいと思います。
    らき☆すたやガールズ&パンツァーの聖地(町おこし)成功例も元々町自体が県内では有数の観光地であったり都心部からのアクセスの良さが功を成した部分がありますし。

    町おこしは難しいよって事が伝えたい内容なら視聴者に十分伝わったとは思います。
    でもそんな多幸感のないアニメ、誰が見たいのかって話ですよね。

    • 774さん、初めまして~。管理人の浅生です。

      地方の町おこしというテーマをアニメで取り扱うのはなかなかの挑戦でしたが、やっぱり視聴者受けは良くなかったですね。そもそも田舎アニメ自体、あんまり好まれない気がします(最近だとのんのんびよりぐらい?)。みんな東京の学園モノが好きなのね。

      リアルでも大きな成功例がないに等しい町おこしだけに、アニメでどういった着地点を描くのかが自分の中での焦点でしたけど、まさかこんなに何も進展しないとは思いませんでした。「お祭りが成功した!」「姉妹都市の提携が上手くいきそうだ!」と目的をしれっとすり替えて、“やり遂げた感”だけを演出していたのが尚のことみっともなかったです。何もやり遂げてないよ?

      ノウハウを一切持たない素人女子が、1年という任期で山積する問題を全部解決できるわけがないとしても、もうちょっとカタチの見える結果を出してくれないと、最後まで見続けた視聴者は何も気持ちよさを感じません。観光客が今後増える兆しのような、そんな些細なことでも良かったんですよ。SHIROBAKOにしても、ずかちゃんがたった一本のアニメの、ちょい役に決まっただけであれだけの感動があったんですから…。

      個人的には、地方創生のテーマは興味深いところなんで、どこか別の会社が同じテーマで再チャレンジしてもらいたいんですけど、サクラクエストがこんなにコケちゃったら、同じテーマをやろうとは誰も思いませんよね…。

  3. こんばんは。

    もう投げてもいいかとも思ったんですけど、2クール目から私的にそこそこ見れる感じになってきたので録画してたヤツ頑張って見終えました。
    いやあ、びっくりするくらい何もなかったですねえ(笑)

    私としてはこの「地元民が少しだけやる気になっただけ」て結果自体は妥当というか、テーマ的にムチャな大勝利とかは確実に興醒めすると思うので全然マトモなオチだったと思います。
    本当に町おこしの成功例を提示するんなら「舟を編む」みたいな長期間を舞台にしたモノにしないと説得力がないと思いますし...、あ、メインの5人の中に子どもが生まれたりとかして子育てまで絡んできたら...、収拾つかないでしょうね(笑)

    とりあえず全体のお話の作りというか流れがビックリするほど下手糞だったのが残念でしたねえ。
    SHIROBAKOと比較されるのはちょっとカワイソウなんですけど、SHIROBAKOだってザックリと言えばただ1クールのアニメを2本作っただけだし、しかも制作会社の日常を切り取っただけで別に特別な何かなんて何もなかったハズですよね。
    それでも“手書きvsCG”とか“転職”や“絵描きのスランプ”とかたくさんの局所的なお話と、“あおいの目標”とか“新人声優”とかの長期間をかけた物語をキレイに絡めて、毎話アツくなったり泣けたりする物語になっていたわけなんで、このサクラクエストだってやりようはあったと思うんですよねえ。
    もっと最初から観光協会の他の職員や商店街のメンツとか、地元民の話をガシガシ盛り込んで本当に群像劇にしてしまえば多少は違ったんじゃないかなあ、とか。

    そもそも町おこしっていうか、地方創生ってテーマで成功を描くって可能なんですかね?
    有川浩の「県庁おもてなし課」も県の職員は頑張ってます!てところで収めてた気がしますし、夢見がちじゃない現実的な事例が難しそう...ていうか、現実的な成功例でも夢見がちに見えちゃいそう。
    結局、関わる人々の奮闘を描く、て妥当なオチだったってことになっちゃうんですかね。

    • お仕事アニメとして、主人公の仕事っぷりを拝見したかったので、2クール目の地元住民の悩みなんか本当に興味なかった(笑) 田舎嫌いの娘が東京行くだの行かないだの、そういうのどうでも良かったんで。「如何にして観光客を呼び込めるか」の一点にテーマを絞って、そこで四苦八苦する彼女たちを応援したかったのに~。

      >テーマ的にムチャな大勝利とかは確実に興醒めすると思うので全然マトモなオチだった
      うーん、そこは意見が違いますね。「地元民が少しだけやる気になっただけ」なんて、そんな夢のないラストを見たくて2クール我慢して見てきたんじゃないって思っちゃいますから…。勿論、なんの理由もなく観光客が押し寄せるようなバカな話ではなく、それなりのプロセスは必要ですが、劇的ビフォーアフター並みの見違えた確かな変化で、スカッとした大勝利が見たかったです。

      町の風景は大きな変化がなくても、街行く人間の数が明らかに増えた。今まで1人も見かけなかった外国人が当たり前のように往来するようになった。商店街のジジイが英語ベラベラで観光客とやりとりするようになった。ラストでそんな光景が見られようになったら、私は満足感あったのになぁ。「現実の町おこしはそんなに甘くないよ」「インバウンドなんて素人が考えるほど簡単なものじゃないよ」と言われるかもしれませんが、そこは少々リアリティを逸脱していても許せる部分。夢見がちでも悪くないです。

      >地元民の話をガシガシ盛り込んで本当に群像劇にしてしまえば多少は違った
      先にも述べている通り、私は地元民の話なんか興味ありませんので、そこはガシガシ削ってもらって結構(笑) 勿論、余所者の若い女がいきなりインバウンドに舵を切るなんて言い出したら、地元住民の反発は必至。だから、最初の3話ぐらいまではVS地元住民で喧々諤々の議論をやって、そこで全員説き伏せて、町人一致団結して積極的に間野山の観光を仕掛けていくって話で良かったな。

      信長がいつまでも尾張で内向きな政治ばっかやってたってつまらないでしょう。尾張統一したら、さっさと上洛! 尾張の地元民の話なんかいらないいらない!

  4. たしかにせっかくアニメ見てんだから気持ちよく盛り上がれる話にして欲しいってのは、私もその通りだと思うんですよ。
    でもなんでだか今回はテーマについて突き詰める気が全く起こらなかったんですよねえ。
    もう、最初の2話くらいで「こんな雰囲気だし別に成功物語はなくていいや」とあきらめたというか。

    まあ、私自身が実際に間野山に状況が近い田舎に後から移り住んだ身なせいか「廃れていく町」について色々と思う所があって、どんなアイデアを出されても現実的に思えない感じもあったりして、色々とありえないって簡単にあきらめられちゃったような気がします。
    とは言ってもウチの方は車で一時間でフツーに都会だしもう30分走れば都内ってとこなんでだいぶライトな田舎なんですけどね。
    でもまあ市内のバスは数時間に一本だし、商店街は全てシャッターが降り切っていたり合併も済ませていたりってとこで間野山よりも進んだ状況かもだし、バリバリの消滅可能性都市だったりもするんですけど。

    なんか中途半端に状況が近い分、変なバイアスがかかって素直に見れていない気はしますね。
    旅館とかアニメ制作会社とか自分が全く知らない素直に見れるネタだったら素直に「もっとこうだったら!」て言えたかも知れないです。

    ただまあ、そのテーマに対してのアプローチがどうこう以前に物語が面白くなかったので「つまんねっ!」て感想には違いないんですけどね(笑)

    • 夢見がちな、ご都合的な町おこしが嘘臭くてダメとなると、もっとスケールを大きくするしかないですね。

      例えば、観光大使としての町おこしに限界を感じた由乃は地域政党から出馬して、行政側から地域振興を取り組む立場になれば良かったんです。法改正の壁にぶつかって町おこしが上手くいかなければ、今度は国政に打って出ればいい。特命担当大臣(地方創生)を歴任しながら、女性初の総理大臣にまで登り詰めるとか。最初はチュパカブラ王国の国王だった由乃が、最終的にはこの国の王にまで登り詰めるなんて面白いじゃないですか!

      そして、国策として地方創生を推し進める木春総理は、間野山を地方創生特区として指名みたいな。でもこれだと、野党から癒着だと指摘されて、マスコミに間野山問題として叩かれるかなぁ…(笑)

      話が変な方向に行ってしまいましたが、由乃が政治家に転身するのは全然ありだったと思うな。任期の1年で得がたい経験をして、町おこしの難しさを身をもって体験してきた彼女ですから、そういう志を持って政治家を目指してほしかった(年齢的にすぐには無理ですが)。間野山をあっさり見捨てて、さっさと余所に行ってしまった彼女には少なからず失望しましたよ。

  5. サクッと出てっちゃった由乃ちゃんでしたが、流れの観光大使で修行を積んでウン年後に間野山に帰ってくるって可能性もなくはないかも?

    やっぱり説得力を持たせて地域振興を描くとなるとメインの誰かが行政側に転身して、物語自体も10年か20年くらいの長期間を追いかける感じになりますよねぇ。
    でも総理まで行くとちょっと違う方向性、ていうか一気に絵柄がイカツイ感じになりますね。

    で、そんだけ長いスパンの物語だと5人の中で結婚・出産とか親の介護問題なんかが出てきたりして、子育て支援と称して核家族を応援しながら、在宅での介護を推進・支援なんていう大家族でなければ厳しい医療制度をこっそり進めようとする矛盾を...て、時事っぽいけどネタを広げすぎですな(笑)

    でもまあ、過疎化しつつある地域では医療や教育も大問題なんで...、ていうか、町おこし・地域振興って考えなければいけないことの幅がものすごく広いので、物語にしてちゃんとやろうとするとメチャクチャ大変ですよね。

    あ、そもそも観光業がテーマだったのに地域振興の方がメインになってるって...(笑)

    一番の問題は廃れつつある田舎の街を舞台にしてテーマがブレたってことですかね。
    ホントに観光だけで食ってる地域だったら、観光地として落ちぶれる=町としても廃れるって構図なんでしょうけど、それをまとめてどうにかしようってのはテーマが大きすぎたんだと思います。
    ただ“人気が落ちてきている観光名所”(観光地としては最近他所に遅れをとっているものの、市としては今のところ健全)を舞台に、観光地としてのかつての栄光を取り戻すってくらいのお話に絞ってくれていれば私も観光ってテーマに対して目を向けられたんですよ。きっと。
    観光客を増やすだけで勝利条件達成なのと、その上に住民の生活や街の環境まで目標に設定するのでは大きな違いですし。
    ゆるやかに過疎化が進む田舎町って属性が私にとってヤリ過ぎだったってことなのかなって思いました。

    • さすがに総理に至るまでの過程を事細かに描いていたら、メインが町おこしではなく政治劇になっちゃいますので、後日談的なダイジェストで「実は30年後由乃は総理になりました」ぐらいのラストにしてくれたら良かったかなって。とりあえず、「チュパカブラ王国の国王だった由乃が日本国の王になった」という上手い落としどころさえあれば、なんとなく様になったと思うんで。

      でも、自分でアイディア出していて思いましたけど、総理の椅子目指して島耕作ばりに立身出世していく政界アニメがあったら面白いんじゃないかなー。最近の衆議院解散を巡っての与野党の政局争いが面白いんで(いや、本当は面白くないんですけど)、こういうドロドロの政治劇を題材にしたアニメはありなんじゃないでしょうか。がっつり政治を扱ったアニメは多分今までなかったと思いますし。そういや「アイドル事変」というアニメがありましたけど、さすがにあれを政治アニメとは呼べない(笑)

      まぁ、アニメでそんな堅苦しい内容を見たい人は少ないですか。現実を忘れられる楽しいアニメが求められていますもんね。

      >観光地としてのかつての栄光を取り戻すってくらいのお話に絞ってくれていれば私も観光ってテーマに対して目を向けられた
      サクラクエストがどういう勝利条件を設定していたのかは謎ですけど、少子化で人口も減少している日本で、地方の過疎化はどう頑張っても解決するのは無理ですから、あくまで観光客増が現実的な目標(勝利条件)だったと思います。観光地として潤えばそれなりに転入も増えますから、=町の活性化と論じても良かったかと。

      実際のところ、サクラクエストは明確な目標設定が為されていなかったんで、どういう着地点を目指していたのか最後まであやふやでしたね。そんなだから、降って沸いた合併話や、姉妹都市締結なんかがラストの主題になってしまっていました。そういう問題は由乃たちじゃ何も手が出せませんし、だから「お祭りの成功」という何も関係のないミッションをこなして、“なにかを成し遂げた感”だけを演出するという…。もう私はサクラクエストのことは忘れましたけど、改めてひどいラストだったなと思いますよ。

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なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。