セイレン第3話「オトコユ」雑感

夜の逢瀬にやってきた常木さんを、「明日の予習で忙しいんだけど…」と無下に追い返そうとしたり、迷惑そうにあしらったり、やれやれと溜息ついたり、何かにつけて文句ばかりの正一君に再び不快感。前回“素直に喜ぶことができる”主人公だと知って彼とは和解できたはずなのに、今回また問題がぶり返されましたよ。いつになったら“最終的かつ不可逆的な解決”ができるのやら…

まぁでも、正一君の気持ちがわからなくもなくなってきたのは、常木さんを少々ウザく感じ始めてきたせい。年頃の男子の部屋に夜中1人でずかずか上がり込み、我が物顔で振る舞いながら、無防備に肌を露出して挑発するなんて、やっぱりちょっと常識を疑いますよ。これでは私も“素直に喜べない”です。

キツかったのは、正一君の食べ残しのラーメンのスープを平気な顔で飲み干したこと。自分が口つけたお酒やジュースを飲んでもらうのはともかく、“残り物の”“ラーメンのスープ”をすする女はさすがに気持ち悪い…。これを嬉しいって感じる人も勿論いるでしょうが、私はまったく無理。嬉しい人と苦手な人だったら、たぶん苦手な方が上回る気がするんですけどねぇ…。

常木耀は、自由気ままで奔放な性格が魅力。でもその魅力がイマイチ綺麗に伝わってこないのは、彼女の奔放さの中に“がさつさ”が内包されているからだと思うんです。奔放とがさつの違いって一概に説明できない難しさがありますけど、常木さんは自分のスペースの中で好き勝手するだけでなく、他人のスペースの中でも好き勝手してしまうので、どうしても私はがさつだと感じてしまう。奔放な女性は大好きでも、がさつな女だと一気に印象がマイナスに転じてしまいます。

夜間の男湯に忍び込んでいたのもどうなんでしょう。彼氏でもなんでもない男を風呂に連れ込み、セクシーなビキニ姿を見せつけるなんて、やっていることは相当下品だと思うんですけど。他の男にやるとビッチだけど、主人公相手にやったらビッチじゃないって論法ですか?

お風呂で水着姿の常木さんといちゃついている際、突然先生が姿を現して大ピンチ。こんなところで男女が一緒にいるのを知られたら大問題になる! 慌てて湯船に潜り身を隠す常木さん。しかし、彼女が湯の中に潜っていられる時間は正味1分前後。この僅かな時間の間に、なんとかして事態を誤魔化さなくてはならないという過酷なミッションが課せられました。

どうしてこんな時間に1人で風呂に入っているのか、思いっきり怪しんでいる先生を1分で説得して追い返すなんて100%無理だと思っていたら、この土壇場で正一に圧倒的閃き…!! “勃起した股間を見せつける”という悪魔的奇手で、絶対不可能と思われた状況を完全にひっくり返すことに成功!! そりゃ「先生が来るのを待っていた」と言いながら、股間を膨らませていたら全力で逃げ出しますよね(笑) 我が身を削って常木さんの名誉を死守した正一君、ちょっとだけ格好良かったです!

ここの一連のやりとりだけは大いに笑えたんですが、トータルで見るとやっぱりつまんなかった。主人公への不満と愚痴は毎度のことですけど、ヒロインに魅力を感じられないというのは致命的。ベタベタいちゃつくのは付き合ってからにしてほしい。2話のラストでくっついてしまえば良かったのにね。1,2話は恋愛パート、3,4話は恋人パートという感じで。

★今週の声優ピックアップ・沼倉愛美★


主人公の姉、嘉味田十萌を演じる沼倉愛美さん。倉橋莉子、藤堂ユリカ、遠藤サヤなど、沼倉さんが演じるキャラは特別好きになる場合が多いのに、今のところ十萌さんには不思議なほど魅力を感じていないのが残念。私がセイレンの声優さんに特別強い思い入れを持っているのは、アイカツ!とSHIROBAKOという近年の二大神アニメに出演されている声優さんが多いから(全部でのべ8名!)ですが、沼倉さんは唯一2つともに出ている声優さん(藤堂ユリカ・井口祐未)でもあります。

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ABOUT

なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。
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  1. ほぼ感想一緒ですね。
    とにかく正一君の反応がつまらない…それによって、常木さんの魅力もスポイルされてる気さえします。
    そもそも二人に恋愛感情あるようにすら見えませんし、次回でどう決着するんですかねこれ。
    アマガミの続編的なアニメなので期待してたんですが、この主人公でずっとこんな調子だと、今後もキツイなぁというのが正直なところです。

    • 正一君のリアクションがつまらないのは問題ですが、そもそもリアクションしかしていないのが大問題。次回の感想で指摘するつもりでしたが、これまで起きたイベントは全部常木さん発信なのが不満です。主人公は何1つ自分からアクションを仕掛けていませんから。

      アマガミもエピソードによって当たり外れはありましたが、セイレン一発目がこの体たらくではこの先不安。やっぱり主人公への説教垂れ流し感想になってしまうのか…(笑)

  2. 今のラブコメのニーズは視聴者サービスも兼ねた「主人公好き好きアピール」を女の子がずっと発信して
    主人公がその好意にあぐらかくだけの構図が求められてるのでしょうか……
    一方的なキャッチボールを見せつけられても面白くないですものね。たまにかっこ悪いけどかっこいい所を見せてくれるんだからもっと頑張れよ!(笑)

    • 「今のラブコメは~」といっても、10年以上前からそんな風潮なので、いい加減潮目が変わってくれてもいいはずなんですけどね~。「主人公好き好きアピール」してくるべた惚れ女子は私も大好きですが、なんも取り柄も魅力もない奴を好き好き言ってるのは、逆にバカにしているような気がして…。

      ヘタレ主人公って私だけじゃなくみんなが嫌っているはずなのに、いつまでも駆逐されない不思議。裏でどんな利権が絡んでいるの!?

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