PSYCHO-PASS2第1話「正義の天秤」雑感

放送当時はそれほど熱中していたアニメでもなかったのに、放送終了後、何故かずっと心の中に深く刻まれていたPSYCHO-PASS。その理由を自分自身でも分析してみましたが、恐らく「ハードボイルド」という現代では稀少となったジャンルを最後まで貫き通してくれたことが大きかったかもしれません。今や気恥ずかしさすら漂う「ハードボイルド」という古びたジャンルを、是非2期でも愚直に全うして頂きたい。

都内各所で連続爆破事件が発生。犯人は動画サイトに犯行予告をアップした上で、次々と無差別の爆破テロを起こすが、一般人の死傷者は出ていない模様。残響…、スピンクス…、うっ…!

すぐさま爆破犯を始末すべきと、血気に逸って突入を急がせた刑事課二係の青柳監視官に対し、これは公安の人間を誘い込む罠であると、冷静な洞察力から犯人の狙いを看破した常守監視官。そう、公安局刑事課一係を率いるのはあの常守朱。第1期から見続けている身としては、朱ちゃんがこんなにも立派で優秀な監視官へと成長を遂げていることが感慨深いですよ!

思えば、朱ちゃんの第1印象はひどいものでした。無能なくせに、理想的なヒューマニズムをがなり立てるだけのお花畑ヒロイン。「この眠たそうな眼をした刈り上げ頭がヒロインって冗談でしょ!?」とルックスすら気に食わなかった有様だったのに、頑強なメンタルを武器に、めきめきと“デキる女”へと成長していった彼女。中身が有能になれば、見た目まで見違えたように感じられるから不思議なものです。今や朱ちゃんは、どんなヒロインよりも凛々しく美しいヒロイン!!

でも有能になりすぎた分、以前と比べて人格が変わっちゃったんじゃないかという危惧もありました。厳格な監視官として仕事に徹するあまり、これまで見せなかった情け容赦ない冷酷さを見せるようになるんじゃないかと。

しかし、朱ちゃんは決して自分らしさを見失ってはいませんでした。犯罪係数300越えでリーサル判定(殺害対象)だった犯人に対し、すぐにドミネーターで排除してしまうのではなく、彼の言い分に耳を傾けて説得。犯人を観念させた上で犯罪係数を300弱まで下げてから、パラライザーで命を奪うことなく確保するという優しさ

「社会は必ず正しいわけじゃない。だからこそ私たちは、正しく生きなければならない」
「間違いを正したいという貴方の心も、貴方の能力も、この社会には必要なものよ」
「社会は、1人1人が集まって作られるもの。貴方が正しくあることが、社会を正しくすることでもある」

朱ちゃんの説得の言葉には思わずじーんと心に響きましたよ。システムが万能でないからこそ、1人1人の人間が規範を重んじ、節度ある行動を心掛けなくてはならない。これからも朱ちゃんには、シビュラへの反骨を忘れることなく、理想と現実の狭間で己の正義を貫いて欲しい。

しかし、そんなまどろっこしい手段を執る常守監視官に新人の霜月監視官は不満顔。彼女は朱ちゃんに心酔する後輩タイプかと思っていたら、結構真正面から反発してくる生意気な性格っぽい。でもいいよいいよ! PSYCHO-PASSは、最初ちょっとイラッとくるキャラで丁度いいんです! その方が、後々の成長を楽しめますから!

★今週の常守朱★


有能になりすぎて逆にこの先落とし穴がありそうで不安だったけど、劇場版PSYCHO-PASSに朱ちゃんが出てくるってことは、とりあえず2期で殉職する心配はないってことだよね! 良かった! これで安心して朱ちゃんの活躍を応援できるよ! 来週も頑張れ朱ちゃん!

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なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。
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