PSYCHO-PASS第21話「血の褒賞」雑感

あ、朱ちゃんがまるで別人に…!? 何かに達観してしまったかのような、低いトーンで淡々とした口調。冷静で落ち着いているように見えて、内心で沸々と滾っている“静かな怒り”が超怖い! 朱ちゃんどうしちゃったの~! でもそんな朱ちゃんが好きだぁぁ~!

狡噛の行動を鋭く看破し、槙島の動きも逸速く察知する覚醒モード。シビュラシステム相手に「犯罪係数にかかわらずドミネーターを使わせろ」と交渉を持ちかけて、一度は無理だと拒否られても、脅し文句を交えながら懇々と説き伏せて要求を通してしまったのは笑いました。

細かいことですが、ドミネーターって銃把を握っている者にのみ指向性音声で声が聞こえる設定ですよね? この場面では一切朱ちゃんはドミネーターに触れていなかったんですけど、それはいいんでしょうか?

「新しい監視官がやってきたとき、最初は甘そうなお嬢ちゃんだと思いました。こんな仕事は到底勤まらないって」
「でも、あのときの印象は完全に間違っていた。今ならそう断言できる」
「貴女になら命を預けられます。常守さん」

まったく弥生の仰る通りというか、私の第1話の感想を読み返しても、「こんな無能なバカ女が主席ってなんの冗談?」とただ朱ちゃんを見くびるだけで、彼女の成長を全然見抜けていませんでしたからねぇ。あのときは、無能なくせに正義感気取りでヒューマニズムをがなり立てるだけのウザキャラだと思い込んでいましたよ。実にお恥ずかしい…。まんまと作者の手の平の上で踊っていました。

しかし、これほど朱ちゃんが成長を遂げるとは一体誰が想像していたでしょうか? 最近は男の主人公ですら成長要素がない作品ばかりだというのに、主人公兼ヒロインの朱ちゃんがこんな見違えるほど逞しく成長するとは完全に予想外。一気に有能になりすぎて、なんか逆に落とし穴を予感させる不安はあるんですけど…。

槙島のトラップを発見した征陸は動くなと静止の合図を送る。が、何故かうろちょろと歩き回る宜野座はまんまとトラップに引っかかり、哀れコンテナの下敷きに。

身動きの取れぬ宜野座に対し槙島は容赦なくダイナマイトを投げつけると、その爆破から身を挺して防いだ征陸が敢えなく犠牲に…。

征陸のとっつぁんは宜野座の父親と判明した頃から死亡フラグはちらついていたのですが、こうして実際に息子のため命を落としてしまったとなるとすごい悲しい。純粋にいいキャラでしたので、最後まで死なないで欲しかった…。

自分を庇って死んだ父親に駆け寄るため、無理に左腕を引き抜いた宜野座も痛々しかったです。その左腕はぐちゃぐちゃに潰されていて、恐らくもう使い物にならないであろう状態。征陸は左腕が義手でしたが、奇しくも父親と同じ運命を辿ることになるんでしょうかね。

後輩の朱ちゃんが覚醒した今、より一層無能キャラに磨きがかかっていた宜野座も、もしかしたらこれを契機に覚醒し始める…!? 無能ヒステリーメガネと罵っていた奴ら(私)を見返してやれ! とはいえ、もう残り話数がっ! グズグズしていたら話終わっちゃうよ! ギノさん、急いで!(笑)

★今週の常守朱★

1話の時は朱ちゃんのことをバカにしていてごめんね! でも3話からはずっと朱ちゃんの成長を信じて常に見守っていたよ! 来週も頑張れ朱ちゃん!

PSYCHO-PASS サイコパス VOL.8 (初回生産限定版/2枚組)【Blu-ray】

販売元:東宝( 2013-07-26 )

定価:¥ 7,236 ( 中古価格 ¥ 1,034 より )

Amazon価格:¥ 4,800

時間:68 分

2 枚組 ( Blu-ray )


ABOUT

なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。
この記事のトラックバックURL