とびだすプリパラ み~んなでめざせ!アイドル☆グランプリ 映画評

プリパラのアイドルたちが自分たちの持ち歌を披露して、ファンからのたくさんの「いいね!」を集めてグランプリを目指そうというプリパラTVアイドル☆グランプリ。音楽番組形式にこれまでの人気曲が楽しめるシアターライブアニメで、早い話が「みんなで賞をもらっちゃいまSHOW!」ってことですね。

前回は「劇場版プリパラ」と題しながら、前作プリリズがメインという釈然としない出来でしたが、今回は正真正銘プリパラオンリー。ようやく私が待ち望んでいた真のプリパラ映画がやってきたという感じ。内容は、相変わらずTVで流れた既存ライブ映像を継ぎ足しただけの総集編映画にすぎませんが、そんなことはもう承知の上で観に行っていますので、今更どうこう申しません。

タイトルにも「とびだすプリパラ」とありますように、劇場版第2弾は3D立体映像が売り。穴が開くほど繰り返し見ている既存のライブ映像とはいえ、それが3D立体映像化されるのなら、映画館で観る価値ありだと私は判断しました。何も多くは望まない。ただ3Dの立体映像で、らぁらちゃんたちのライブが観られればそれでいい。幼女のようにピュアな心で公開初日に劇場へ向かったのです。

そこで待ち受けていたのは、総ての曲目が3D立体映像化されているわけではなかったという嘆き…。先だって公開されたアイカツ!の映画でも、3D立体処理されていたのは一部の曲に限定されていてひどく失望しましたが、「プリパラお前もか」と言いたい。プリパラはタイトルで「とびだす」と強調しているだけに、余計たちが悪いですよ! 「景品表示法はどうなってんじゃい!」と私の心の幼女も黙っちゃいません。これならタイトルは「とびだしがちなプリパラ」にすべきです!

3D立体映像に作り替える作業って、そんなに面倒なもんなんですかね~? 3D立体視を謳った映画なのに、全部のライブが立体映像化されていない意味がわかりません。別にどうしても3D立体映像で観たいわけじゃなく、私はあくまで「映画ならではの特別なライブ」が観たいだけ。3D立体映像じゃなくても、新曲を織り交ぜるとか、TV版とはコーデを変えるとか、新規メイキングドラマを作るとか、その程度の些細な違いが1つでもあればいいんですよ。たったそれだけでもニコニコ満足できる“飼い慣らされた家畜”だというのに、残飯だけしか食べさせてくれないなんてひどい仕打ちだわ!!

映画終了後、アンコールで「Realize!」が始まった瞬間はめっちゃ高まりましたけど、そこも3D立体映像でなかった(エフェクトのみ3D)のでしょぼーん。ここで力入れずしてどうするんだと。新曲もない、コーデも変わらない、そして肝心の3D立体映像も限定的となると、本当に何のための映画だったんだと疑問しか残りません。前回の「み~んなあつまれ!プリズム☆ツアーズ」でさえ、映画専用のバニーマジシャンコーデによる新作映像が1つあったのに、今回はオール使い回しですから。

上映日によって内容が4パターンに分岐とか、スマホを使ったアプリ連動などのアイディアもなく、悲しいかな今回の映画は資金回収のためだけに間に合わせで作った適当感が否めません。とりあえず鐘を鳴らして、「餌の時間だぞ~」と言っときゃあプリ畜(プリパラの家畜)は勝手に腹を空かせて寄ってくるとでも思っているんでしょうか? ぐぬぬ…!!

あとね、こんなこと本当は言いたくないですけど、本編が2ndシーズンに入ってから自分の中のプリパラ熱が下がっているんですよ。それは何故かって、メインであるSoLaMi SMILE&Dressing Paféが新曲を少ししか出してくれていないからです! プリパラの2ndシーズンが始まってもう半年以上経ちますけど、未だに彼女たちは1stシーズンで披露した出涸らしの曲をヘヴィローテーションで歌わされている始末。昔のヒット曲だけを延々繰り返し歌う、一発屋歌手の如き屈辱の扱いを受けているのです…。

今回の映画だって結局去年の曲が中心だったじゃないですか。プリパラの主役はあくまで、らぁら、みれぃ、そふぃ、シオン、ドロシー、レオナの6人なんですから、そこは履き違えないでほしい。新キャラばかりに気を取られているんじゃなくて、しっかり彼女たちの新曲と新規ライブを増やしてもらわなきゃ。ファンクラブが設立され、i☆Ris自らが演じるミュージカルが企画され、ゲームのユーザー登録数が200万人を超え、来春には第3弾となる新作映画も決定され、コンテンツとしてますます広がりを見せているのは大変結構なことですけど、アニメももう一度足下を見つめ直してもらいたいです。

ちなみに、予定されている第3弾「プリパラ み~んなのあこがれ♪レッツゴー☆プリパリ」は、今までのようなライブ映像寄せ集め映画ではなく、完全オリジナルストーリーによる映画なので、こちらは今から期待大。監督森脇真琴、脚本ふでやすかずゆきという間違いのないスタッフで固められていますから、次こそは「こういうのを待ってたんや!」と私の心の幼女が歓喜するプリパラ映画になることでしょう。メカデザイン大河原邦男という名前が早くもカオスさを醸し出していますね(笑) 女児向けアイドルアニメに、一体どんな大仰なメカを出すつもりなのやら。

2 Responses so far.

  1. 骨矢 より:

    流石に今回は見る力がありませんでした(前回でノックアウト)
    こういうのって、本作よりも次回作のほうに影響しますよね、もうみねぇみたいな感じに

    あと二期に入ってから、新キャラがコーデと同じくらいの扱いなんですよね
    ライブに勝つためにチームを組むみたいな感じがしてならないのが
    あとふわりはどこにもいないアイドルとか言ってたけど、囲碁アイドルのほうがオンリーワンだと思います

    アイカツとプリパラは正直CGの差が大きかったのですが
    いつの間にか差が埋ってしまったのも停滞感あるのでしょうね

    関係ないですが、最近やたらとみれぃがプッシュされてますよね、OPとか、展開とか
    みれぃって理屈っぽいようで一番感情に左右される人間だから、不安定なんですよね
    彼女ってプリパラがギャルゲになったら一番難易度高そうな気がしますよ、雨宮くんもいるし
    ただ一度仲良しになると、らぁらとの仲を見るに一番ラブラブしそう

    • 来年のオリジナルストーリーの劇場版は期待できますが、今作の評価が次作の売り上げに影響しないことを祈りますよ。

      >ライブに勝つためにチームを組むみたいな感じがしてならない
      やっぱりそこ気になりますよね…。私もそこがプリパラセカンドシーズン最大の瑕疵だったと思います。仲の良いグループが固まったまま、クラスであぶれている友達のいない奴を人数合わせで誘う、修学旅行の班決めのようなシステム。デリカシーに欠けたシステムですよ。

      >アイカツとプリパラは正直CGの差が大きかったのですがいつの間にか差が埋ってしまった
      最初はプリパラに分がありましたが、今やどちらも最高レベルで甲乙つけがたくなっていますね。

      >(みれぃ)プリパラがギャルゲになったら一番難易度高そう
      そういう視点で考えたことなかったですが、確かにギャルゲーだとみれぃは攻略難しそうです。かといって、らぁらとかそふぃならいけるかというとそっちも無理ゲーですし、シオンもドロシーもレオナも…。結論として、プリパラに出てくるキャラは全員恋愛対象にはならない気がします(笑)