プリパラ総括

最初から最後まで神アニメでした。ニコニコ生放送のアンケートでは常に95%前後の「とても良かった」を叩き出し、第35話「最後のステージバトル!」においては、とうとう「良くなかった」を押した人が1人もいなかった(0%)という、見る者全員が例外なく幸せになれるアニメ。私はこのプリパラで、もはや人生観すら変えられたと申して過言ではございません。

今でこそファナティックなプリパラサポーターと化した私ですが、開始直後はどちらかというと冷ややかでした。前シリーズ「プリティーリズム」の流れで見始めたものの、若干上の世代を意識した作りだったプリリズに対し、プリパラの方は主人公が中学生から小学生へと低学年化し、恋愛要素も廃止されるなど、完全にお子様向けの様相でしたので…。当時女児アニメへの抵抗感がまだ拭えなかった自分は、精神的に一歩離れた場所から遠巻きに見ていました。

が、気が付けばのめり込むように最前列に…!!(笑) 神回が列を成してやってくる怒濤の面白さに私のちんけなプライドなど一瞬にして吹き飛び、もう恥も外聞もなくどっぷりとハマリ込みましたよ!!

プリパラが何より素晴らしいのは、その何にもとらわれないフリーダムさ。女児アニメのカテゴリーを逸脱したやりたい放題の脚本が、毎週毎週視聴者の興味を惹き付け、飽きさせることのない新鮮な面白さを提供し続けてくれているのです。

定石にとらわれない脚本は序盤から凄みを感じていましたが、その流れを決定付けたターニングポイントは、やはり第18話「レオナ、全力ダッシュなの!」だったと思います。“主要キャラの一人、レオナ・ウエストが実は男の娘だった”という衝撃の事実が発覚した仰天エピソードを機に、プリパラの秘めたる野性が一気に爆発。

如何なるシチュエーションにおいても、貪欲に笑いを取りに来る姿勢がすごすぎますよ。息もつかせぬ勢いで放り込まれる予測不能なボケの数々は、視聴者の疑問やツッコミを次々と置き去りにしていく。巧みなユーロステップでディフェンスをすり抜けていくマヌ・ジノビリのような掴み所のなさ。

プリパラのカオスな世界観を説明するには、第21話「解散!?そふぃ様親衛隊」が適例かもしれません。北条そふぃがアイドルとして自立を果たしたことで、これまで彼女を支えてきた親衛隊たちが解散を決意するという一見感動的なエピソード。しかし、そふぃのお世話が生きがいだった親衛隊たちは、応援以外にやるべきことを見出せずに迷走し、親衛隊の支えを失ったそふぃも、ブラシとザリガニの区別がつかなくなるほどのショックを抱え、アキパパラにレッドフラッシュ(梅干し)を買いに行くつもりが、行き先を間違えていつの間にか遠洋漁業に出て、甘鯛釣り上げるなど大漁だった。……と、見ていない人間に文字だけで説明しても何1つ理解されない内容でしたからね!(笑)

一方で、プリパラは笑えるだけの単純なギャグアニメでないことも証明しています。締めるべきところはきっちりと締めることで、喚起される感動。かつて友人に裏切られ、友情を否定するようになってしまった校長先生が、自ら課した「プリパラ禁止」の校則のせいで、自分と同じ悲劇を生み出していたという過ちに気付かされる脚本の上手さは、身体に電流が走るような衝撃がありました。

当初若干ウザめだったファルルというキャラが、主人公との友情をきっかけに次第に人間らしい心を持ち始めるなど、キャラへの感情移入させ方も抜群に上手い。ただふざけているだけのアニメのようで、「友情の大切さ」という芯となるテーマはブレることなく貫き通していましたし、この硬軟織り交ぜた脚本の素晴らしさこそ、プリパラが神アニメたる最大の所以なのです。

そして、プリパラをアイドルアニメとして不動の価値を築き上げるのは、何と言ってもライブシーン! プリティーリズムのクォリティを踏襲した美しき3DCGに、名曲揃いの楽曲を取り揃えた完成度の高いステージは、多くのファンを魅了する最高のライブに仕上がっていました!

プリパラの主要キャラは、i☆Risというアイドル(兼声優)のメンバーがそれぞれ声の出演を務めていますので、アニメだけでなくリアルでのライブパフォーマンスも極めて高いレベルにあるんですよね~。自分たちが演じているキャラに扮して、アニメのライブシーンを完全再現したキレのある歌とダンスは、3次元が2次元を超越したと感じさせられるほど。今年2月に行われたワンフェスでのライブは圧巻でしたよ~。

プリパラを通してすっかりi☆Risに惚れ込んでしまい、4月18日のi☆Ris 1st Live Tour大阪公演に行くことを決意してしまった私。アイドルのライブに行くこと自体、生まれて初めての経験ですので、今からいろんな意味で緊張していますが(笑)

i☆Risとの相乗効果で、プリパラというコンテンツがより高みに到達したことは間違いありません。今回、アニメは最終回を迎えてしまいましたが、来週にはすぐセカンドシーズンの放送が始まりますので、引き続きプリパラな日々を満喫できる幸せ。これまでプリパラをご覧になったことがない方も、是非この第2期放送を機会に興味を示してもらえると嬉しいです!

ギャグ回ベスト5

1,#27「あけおめでかしこま!」
2,#21「解散!?そふぃ様親衛隊」
3,#29「EZ DO グロササイズ」
4,#32「みれぃ、ぷりやめるってよ」
5,#16「特ダネ!らぁらのヒミツばれちゃった!?」

萌え回ベスト5

1,#32「みれぃ、ぷりやめるってよ」
2,#6「異議あり?らぁらがウチにやってきたっぷり!」
3,#18「レオナ、全力ダッシュなの!」
4,#20「パスタVS忍者!」
5,#17「恐怖のハロウィン!ジャック・OH!蘭たん!?」

感動回ベスト5

1,#25「クリスマスプレゼントフォーユー!」
2,#35「最後のステージバトル!」
3,#24「さよなら、プリパラ」
2,#34「ファルルのトモダチ」
5,#12「はばたけ、そふぃ!」

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カテゴリ:Video Game

発売日:2015-03-19


ABOUT

なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。
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  1. 浅生さんが激推ししているので「ほんまに神アニメかいな?」と思いながら録画を貯めていたのですが、この熱いレビューで俄然興味が湧いてきました。
    しかしオリジナルアニメでギャグが突出しているというのは今はきわめて貴重ですね。
    ビジネスとして大成功しながら内容も評判がいいというのがまたすばらしい。

    忙しくてなかなか見れませんが、少しずつ消化していこうかと思います。
    念のため、2期も録っておかないと。

    • 絶賛しすぎて、視聴前にハードルが上がりすぎるのは避けたいのですが、とにかく興味を持ってもらうことが第一ですから、私は絶賛し続ける!

      プリパラは筐体人気がアイカツ!に迫る勢いで、ビジネス的にも成功を収めているらしいので心強いです。一番恐れることは、アニメは面白いのに商業的にパッとせずに打ちきりですから、なんとかメインターゲットである女児がプリパラに見向きしてくれないと。このレビューをご覧になっている親御さんは、是非ともお子様にプリパラを薦めてあげてくださいね!(笑)

  2. ハイセンスギャグアニメでありながらも
    根っこは何度転んでも立ち上がる熱血ストーリーという素晴らしいアニメでしたよね
    私も毎週土曜はらぁらちゃんにおはようを言う日々になりましたよ

    あー! そふぃのブラシ! ブラシじゃなくてザリガニだよ!
    この台詞ほど一言で全ての状況を説明しつつ
    文字だけではまるで理解できないプリパラの狂気を体現していますよね

    ただプリパラは語れる人が少ない。
    アニオタ仲間でもプリパラっていうと首を傾げられる

    ウザめだったファルルのフォローは監督の実力だと思います
    過去にも、同監督の女児アニメマイメロで、世界を滅ぼそうとしたラスボスを
    http://www.nicovideo.jp/watch/sm2661747
    二期でウサミミの刑に処すことで一躍人気キャラにまでのし上げた実績があったりします

    二期でらぁら続投は嬉しいですが
    常に変わらない良さや同じ魅力を求められる男児アニメと違って
    女児アニメは変化や刺激を常に求められるからマンネリしないか心配ですね
    マイメロも人気だったのにそのせいで打ち切られましたし

    長文失礼しました

    • シリアスに徹する場面でも常にギャグを挟むことを忘れないプリパラですが、本質となる部分は決して茶化さない。礼儀を弁えたギャグアニメであるところに好感が持てます。どんなに野放図でカオスな内容でも、最後にキッチリライブで締めることで体裁が保てますし、本当にいいバランスですよ。

      >文字だけではまるで理解できないプリパラの狂気
      この面白さは見ていない人に伝えるのは不可能なだけに、プリパラの感想はどう書けばいいものかと、非常に悩まされました。

      >アニオタ仲間でもプリパラっていうと首を傾げられる
      そーなんですよー! こんなにいろいろ語りたいことがあるアニメなのに、全然語るべき場がない! アイマスやラブライブ!と並んで話題になってもいいコンテンツなのに!(笑) 1人でプリパラの良さを叫んでいても心挫けそうなので、もっと共犯……もとい、仲間を増やしたいです!

      >二期でウサミミの刑に処すことで一躍人気キャラにまでのし上げた実績
      アニメの設定をまったく知らないのに爆笑しました(笑) 嫌々感満載でやる気ゼロの棒読み名乗りが面白すぎる~。「さらばだ!」とそれっぽいセリフを自分で恥じ入るところといい、イケメンビームという安直すぎるネーミングといい、女児アニメで鮫の倒し方を教える不要すぎる知識といい、本当にどうなっているんですかこのアニメ!(笑) ていうか、マイメロがこんな鬼畜な生き物だったとは知りませんでしたよ!

      >女児アニメは変化や刺激を常に求められるからマンネリしないか心配
      心配なのはそこですねー。セカンドシーズンでらぁらたちは1歳ずつ年を取るのかな? アイカツ!みたいに、成長&世代交代をしていけば、息の長いシリーズになってくれそうですけど…。

  3. おぉ、プリパラの総括が!熱すぎる!
    私もプリパラの素晴らしさを声高々に叫びたいのですが、いかんせん私の語彙不足とプリパラという作品の奥深さのせいで、一言で上手く説明できないんですよね~…。
    結果、「とにかく面白いから!凄いから!騙されたと思って一回見て!」といった感じの頭の悪い勧め方しかできなくて困ってました(笑)
    仰るとおり、具体的に説明してもなんのこっちゃかサッパリですからね…。「マイチケとマイタケを間違えたりするハイセンスなギャグがめっちゃ面白いんだよ」って言っても、絶対アホだと思われますし。
    浅生さんの総括を参考にして、もっとちゃんと順を追って各項目の素晴らしさを説いていきたいと思います。

    私もそれぞれのジャンルでベストだった回を挙げようと思って、全エピソードのタイトルを見なおしていたのですが、本当に神回しかなかったです(笑)
    総合的に見ると、やっぱり「みれぃ、ぷりやめるってよ」がベストですかね~。萌えもシナリオもギャグもライブも全てが伝説級で、「ただし!義理よ♡」のシーンは私の中のアニメ史に残る萌えシーンでした。女児向けアニメのはずなのに、なんでこんな的確に大友を萌えさせてくれるんでしょうか。

    印象的なエピソードランキングも各ジャンル大体浅生さんのと同じですが、上がっていない回だと「ドキドキ!夏だ!水着だ!プールでかしこまっ♪」も凄く良かったです。こういう些細だけど丁寧な友情回が大好きなんですよね~。
    あとこの回のライブでハイビスカスサマーコーデを着たみれぃが可愛すぎて爆発しました。

    畳み掛けるように貪欲に笑いを取りにくるギャグ、最後までぶれなかったテーマ、魅力的なキャラクター達とキャスト陣、神がかり的なライブ…などなど、本当に全てが完璧に噛み合った神アニメでしたね。
    新シーズンから登場するみかんとあろまも良い感じに狂ってそうなので楽しみです。

    そして最後になりましたが、i☆Risの大阪公演のチケットゲットおめでとうございます(笑)ゲットできたんですね!
    i☆Risの生パフォーマンスは本当に感動的ですよ~。私も今から東京公演が楽しみです。

    • いや、ホント、プリパラの魅力って声高に叫びにくいですよね(決して恥ずかしいからではなく…)。自分もこの総括で、どのようにプリパラの魅力を伝えることができるのか、好きだからこそ悩みました。語りたいことを全部書き連ねていったら、文章量がこの5倍ぐらいになりそうですし(笑) ちなみに現在、SHIROBAKOの総括も書いていますが、同じ理由で全然まとまりきれません!

      >マイチケとマイタケを間違えたりするハイセンスなギャグ
      これも文字だけで見せられても、単なる程度の低いオヤジギャグでしかありませんから、実際の面白さが伝わりにくいですね~。

      ファルル「友達? 逆立ちのこと…?」
      そふぃ「うん」

      私はこの会話(29話)がプリパラの総てを象徴していたように思いますが、これもやはり文字だけでは面白さがちっとも伝わらない…! だから、プリパラは見てもらうしかない! つべこべ言わずに見るんだ!

      >(みれぃ、ぷりやめるってよ)萌えもシナリオもギャグもライブも全てが伝説級
      次回予告のタイトルから既に神回は約束されていましたが、仰る通り、萌え・シナリオ・ギャグ・ライブが総てが最高な伝説の回でした。そして、「ただし、義理よ?」の名シーン! デレてからのツン! あのウインクには一撃で悩殺されましたね!! 

      8話のなおちゃんとの友情回は、プリパラとして最も女児アニメテイストが強い回だったかも(笑) 些細なことで仲違いしてしまった友達に、素直に気持ちを伝えて仲直りする。とても素敵なお話でした。

      私が一番想い出深い話となると、25話の「クリスマスプレゼントフォーユー!」ですかね~。ひめかとの邂逅、校長の改心、SoLaMi SMILEとDressing Pafeの合作「Realize!」初披露と、そのどれもが感動的で忘れられません。ここで最高の神曲を持ってこれるプリパラは、マジ神アニメ。

      >i☆Risの大阪公演のチケットゲットおめでとうございます
      なんとかゲットできました~。この辺の事情はまたメールの方でご説明させてもらいますね。ライブまでにアルバム買ってi☆Ris予習しとかなくちゃ…。