輪るピングドラム第21話「僕たちが選ぶ運命のドア」雑感

高倉剣山・千江美は白骨死体と化して既に他界していた。冠葉は組織の手先として動いてたのではなく、実質その中心人物として暗躍している様子。真実が露見したことで高倉家の家族計画は瓦解し、冠葉・晶馬・陽毬は散り散りとなってしまう…。

もう1つ衝撃的だったのは、眞悧先生が企鵝の会の前身である犯罪組織(オウム)の首謀者であること。幽霊(呪い)を自称し、彼もまた既にこの世には存在しない人間であることを示唆しているので、「首謀者であった」が正確ですかね。

となれば、今ここに存在する眞悧という人物は概念的なもので、教団の意志(教義)が実体化したような存在なのかもしれません。「僕はもう一度チャレンジしますよ」と不敵に呟いたセリフからは、残党たち(企鵝の会)が今一度16年前の事件を再現する蓋然性。亡くなった剣山から役目を移譲された冠葉が、再び地下鉄サリン事件を引き起こす計画を企んでいるように思えます。一度は桃香が阻止した計画を、今度は誰が止められるというのか…。

冠葉は「思想」ではなく陽毬を救う「金」のために動いているだけであれば、いくらなんでもこんな大それたことは行わないはずですし、冠葉が本当にダークサイドに落ちてしまっているかはまだ判断付きかねる状態。冠葉の本音さえ見えてくれば、作品の全体像が大方見えてきそうな気配はあるんですけどね~。

これまでと比べて物語は大きく動き、数々の真実も解明されました。が、依然として収斂に向かっているような感覚はない。何にせよ、良くも悪くも結果はもうすぐ出るわけで、今は論評も考察も控えて黙って見守りたい気分。この地点に至れば、グダグダ感想を述べるのは不毛ですよ。

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