輪るピングドラム第12話「僕たちを巡る輪」雑感

高倉兄弟の両親がオウム真理教信者(をモチーフにした存在)であるという推理は見事的中。が、謎が解けたカタルシスも束の間、新たな謎と伏線がまた大量に放り込まれて、完全に頭はパニック。現時点では、もはや支離滅裂としか言えないアニメですよ~!

晶馬が語った「メリーさんの羊」のくだりは特に意味不明。やたら宗教臭い文言が並んでいましたけど、事実、高倉の両親が傾倒していた宗教の教典なんでしょうか? 「灰を蒔けば、たちまちこの木は元気になるよ」といった部分は、「サリンを蒔けば、世の中が良くなる」と刷り込ませようとしていたようにも思えるなー。

驚いたのは、死んだはずの陽毬の命が奇跡的に紡がれたのはペンギン帽子の力ではなく、兄の冠葉が自らの命を差し出して生き長らえさせた代償行為だったこと。確かに、最初の生存戦略の最後に陽毬は冠葉の胸元から赤い玉のようなものを抜き出していました。あれって、ただのオシャレ演出じゃなくて、ちゃんと意味あったことなのね。

でも、あのときは有無を言わさず冠葉が強引に命を奪われたイメージでしたけど、「分け与えた」「取引」という本人の口振りからすると自発的に契約をしたっぽい。この辺の齟齬もチョット気になります。冠葉は晶馬と違って、何か深い事情を知っているのは間違いないみたい。

「陽毬の命は俺の命で贖う」ということは、ただ妹のために身代わりになるのではなく、贖罪の意味も含んでいるってことですよね…。

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