俺物語!!第15話「俺の彼女」雑感

体育祭のリレー走者に怪我人が出てしまったことで、急遽代理として駆り出されることとなった西条まりや。走りにまったく自信がない彼女は、案の定本番で次々周りに追い抜かれていく鈍足を披露しましたが、バトンを受け取ったアンカーの猛男がしんがりから驚異的な追い上げを見せると、全員をごぼう抜きして逆転で見事一等賞。その雄姿に魅せられたまりやは、すっかり猛男に心奪われてしまう。

かけっこが速いから惚れるとか小学生かよとツッコミたくなりますが、この恥ずかしげもないピュアな恋愛こそ別マ(別冊マーガレット)の魅力。まぁ、リレーの特訓から親身になって付き合ってくれた上に、本番では凄まじい走りで自分のミス(転倒)をカバーしてくれたんですし、これだけわかりやすい男の優しさ&男のすごさを見せつけられたら、年代関係なく惚れるのは不思議じゃないですよね~。

自分がまったくモテないと思い込んでいる猛男ですが、一般的な女子から敬遠されがちなだけで、決してモテないわけではない。実際、天然系ピュア美少女から、モデル系スレンダー美女、そしてぽっちゃり系グラマー巨乳と、おおよそ男が好きそうなオールタイプの女子から好かれていますので、むしろ立派なリア充ですよ(笑)

突然のライバル出現に危機感を憶えた凛子は、女子校の友達に相談して作戦会議。全力で凛子の恋を応援してくれる頼もしき仲間たちですが、ライバルの娘が巨乳と知るや否や、「胸かぁぁぁ…!」とあっさり万策尽きるのが面白い(笑) 如何に巨乳が厄介な敵かってことを思い知らされますね。

それでも猛男君は絶対に譲れないと凛子は闘志を燃やす。どう見ても争いごとを好むタイプではない彼女がここまで対抗心を露わにするのは、「恋のライバルが現れても自分は逃げずに戦う」という決意に至るまでのエピソードがあったからなのですが、アニメはそこを飛ばしちゃっているので、多少話に齟齬があったのが残念…。

「私、剛田のことが好きなんだっ」
「…に、人間としてっ…」

想いを胸に留めきれなくなったまりやは、猛男に彼女がいることを知りつつ、とうとう告白へと至った。最後に付け足した「人間として」という言葉は、猛男の返事を待つ間が怖くなったまりやの“逃げ”。なので、ここはもっとセリフを溜めてほしかったかなぁ。本来言うつもりのなかった、苦し紛れの言葉だったはずですから…。

今週の至言

「遅かったり速かったりすんのは当たり前じゃねーか」

第2話にもあった「人はそれぞれ」という考えに基づく猛男の発言。長所も短所もその人間の個性だと捉え、分け隔てなく肯定することができるところに、器の大きさを感じますね。

「何言ってんだ。ありだ」

彼女とお揃いのストラップとかないわーと茶化されても、毅然と「ありだ」と反論できる猛男。アニメではあっさりした描写だったのが大変残念でしたが、私はこの猛男のセリフは、作中でも1,2を争う名言じゃないかと感じています。

彼は他人の物差しなんて関係なく、自分が良いと思ったものを良いと言える確固たる基準を自分の中に持っているから、周りから笑われようがバカにされようが、堂々と自分自身を貫き通すことができる。集団主義の強い日本人の中で、価値観を他人に委ねない猛男は本当にすごい男だと思いますよ。

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