お姉ちゃんが来た総括

やってきたお姉ちゃんの一香はいわゆるベタ甘系のお姉ちゃんですが、弟への行き過ぎた愛ゆえ奇行に走る新感覚なお姉ちゃんでした(笑) その常人ならざる発想力と犯罪スレスレの行動力によって愉快な一面が強調されながら、実は姉萌え度もかなり高め。

口はいつも△で表情が乏しいゆえに、次にどんな過激な行動をしでかすかわからない怖さがまた彼女の魅力ですよ~。そういった過剰な愛情を注いでくれるタイプはヤンデレ気質になりがちですけど、一香にそのようなネガティブさはなく、常にポジティブな愛情であったのも素晴らしい。

弟に悪い虫が付かないように監視しつつ、弟に彼女ができたらそれはそれで祝福したいと答えていますしね(ものすごく複雑な表情で)。つまり、彼女が弟朋也に向けている愛情は異性愛ではなく、あくまで純粋な姉弟愛というわけ。

姉モノ・妹モノでは結構この辺ごっちゃになっていることが多いですが、姉や妹が本気で好きな人は、姉や妹を恋人にしたいわけじゃないと思うんです。恋人が欲しいのなら、その辺の女を捕まえて彼女にすりゃいいんですよ。せっかくの姉を恋人にしてしまうなんて、そんなもったいことできるわけがない!!

アニメ一番のお気に入り回は、第9話の「バレンタイン、クルー!」。バレンタイン当日まで待ちきれず、作ったチョコをすぐにあげちゃうところが可愛くてたまらなかった~。中身がうどん入りの気持ち悪いチョコレートと、珍しく話もオチていましたしね!(笑)

でも、アニメは無駄に脇役に出番を与えすぎてしまったせいで、肝心の一香の出番が少なすぎるのが難でして…。アニメの出来自体は悪くなかったのに、エピソードのチョイスには少々疑問を感じましたよ。

一香に惚れ込むあまり、アニメ視聴後、私は慌てて原作コミックスを買いに走りましたが、ぶっちゃけ原作はアニメより更に面白かったです。もっと原作にある一香と朋也のエピソードをたくさんやってくれと! 散髪の話とか、歌の話とか、雨傘の話とか、お兄ちゃんの話とか、入浴剤の話とか、初詣の話とか、他に面白いエピソードはいくらでもあったのに!!

ただでさえ3分アニメで尺が短いんですから、孝喜(ルリの弟)や総一郎(マリナのはとこ)の出番なんか全部カットで良かった。もっと言えば、一香と朋也以外のキャラクターはいらなかった! この世にお姉ちゃんがいるのであれば、地球上に他の人間など誰も必要としません!!

余談ですが、元々この作品は姉と弟ではなく、姉と妹になるはずだったそうです。そこを担当が女の娘同士だと話が広がらないから男に変えようと提案したのだとか。もし姉妹同士の百合漫画だったら視界の片隅にも入っていなかったので、本当に良かった。本当に良かった。

お姉ちゃんが来た [DVD]

販売元:竹書房( 2014-04-02 )

定価:¥ 4,104 ( 中古価格 ¥ 300 より )

Amazon価格:¥ 2,000

時間:36 分

1 枚組 ( DVD )


ABOUT

なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。
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  1. 担当者さんGJ過ぎる・・・
    近年は百合・・とは言いませんがそんなアニメが多すぎますよね

    •  ゲストさん
      「百合っていうほど需要あるかな?」って思うんですけどね…。なんかオタクはみんな百合好きみたいな言われ方しますけど。女子のオタクが全員腐女子扱いされるのと一緒か。