ラブライブ!サンシャイン!!第12話「はばたきのとき」雑感

また東京行くんかい。μ’sのすごさを知りたいと、5話ぶり3度目となる上京。せっかく地方を舞台にしているのに、なんでこんなに頻繁に東京に行ってばかりなんだろう。もっと地域に根差したお話にすりゃいいのに。

笑えたのは、神田明神でSaint Snowの2人から話を聞こうとしていたこと。この子らって北海道のアイドルでしょ? 何故このタイミングで彼女たちがまた東京に来ていたのかわからないし、μ’sのすごさを学ぼうとわざわざ東京までやってきたのに、何故道民にアドバイスを求めなくてはならないのかもわからない。Aqoursに動画再生回数を抜かれてしまった彼女たちが、何故ここまで強気なのかもわからない(笑)

続いての巡礼場所は音ノ木坂学院。ただの学校の校舎にすぎなくても、μ’sを崇拝する信者にとってはμ’s発祥の地として特別な聖地。Aqoursの面々は万感の思いを馳せながら、五体投地する勢いで深々とお辞儀をして感謝の気持ちを述べるのでした。

このシーンでも疑問点が1つありまして。突然現れた穂乃果そっくりの少女はなんだったのかということ。一瞬、穂乃果の娘かと目を見開きましたが、母親が明らかに穂乃果ではなかったので恐らく他人のそら似。なんでこんな生き写しのような紛らわしい子供を登場させたのか、演出意図がよくわからないです…。単にキャラデザのバリエーションが少ないだけ?

穂乃果はいろいろ登場させにくい事情があるかもしれませんが、ここら辺で他のμ’sメンバーが1人ぐらい出てきてもおかしくなかったんですけどね。結局12話に至るまで、μ’sは一切登場することがありませんでした。μ’sメンバーの再登場を願っているファンは多いでしょうし、出てくれば絶対盛り上がるに決まっていますが、それを敢えて登場させようとしないのは花田十輝さんなりの美学でしょうか?

もしそうなら、その考えは素晴らしいと賛同します。μ’sからAqoursへ、本当の意味でバトンタッチさせるつもりでラブライブ!サンシャイン!!を始めたのであれば、そりゃμ’sは軽々に出さない方がいい。μ’sとAqoursを共存させてしまうと、どうしてもAqoursはμ’sの影に隠れてしまいますし、そこに序列が生まれてしまう。Aqoursの人気を確固たるものに育てていくおつもりなら、目先の人気欲しさでμ’sを登場させるのは下策です。

それに現実のμ’sも人気絶頂の最中でスパッと幕を閉じた美しさがありましたので、アニメで未練がましく再登場させるのもその美学にそぐわない気がしますしね。花田十輝さんはそういった深いお考えで、ファンの要望を重々承知しつつも、μ’sの再登場はさせないおつもりなのでしょう。

作中でも、千歌は憧れのμ’sの後ろを追いかけるのはやめ、きっぱりと自分たちは自分たちの道を行くことを選びました。部屋に飾ってあったポスターも剥がし、明確にμ’sとの決別を示して。これからはAqoursとして自分たちだけの景色を探すと強い意志を持って進み始めた千歌の成長は、個人的にとても嬉しかったです。

果南「なんかこれで本当に1つにまとまれそうな気がするね」
ダイヤ「遅すぎですわ」

ほんとそれ(笑) いや、確かにこの自分たちの道を進み始めた決意は立派だったんですが、こんなイニシエーションは3話ぐらいで済ませておくべきだった事柄! それがもう12話ですよ!? スタート地点に立つまでに一体どれだけ時間かかっているんですか~! 来週最終回だし!!!

好感度ランキング推移

1 - 津島善子
2 - 黒澤ダイヤ
3 - 高海千歌
4 - 渡辺曜
5 - 国木田花丸
6 ↑ 小原鞠莉
7 ↓ 桜内梨子
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8 - 松浦果南
9 - 黒澤ルビィ

初期の頃は、しつこいぐらい犬苦手キャラを押してきて飽き飽きしていたら、今度は急に壁ドン顎クイ好きを押してきた。安易な属性付けで振り回して、作り手側は梨子をどういうキャラにしたいんでしょう。

壁ドンや顎クイは女子の普遍的な憧れで、それ自体を好む設定に何ら異議はございません。ですが、梨子の場合厄介なのは、壁ドン顎クイをされる相手が女子だということ。イケメン男子相手ならすっと入り込む情報なのに、女子相手に壁ドン顎クイをされたがっているからややこしい。これだと“壁ドン顎クイが好き”というより、“レズビアンの気がある”という印象の方が強くなっちゃうんですよねー。

てこでも男を登場させようとしないラブライブ!だから、こういう自縄自縛を生んでいるんだと思います。どうしても現実の男子を絡ませたくないのなら、2次元の男性キャラに思い焦がれている設定で良かったじゃないですか? 元々壁ドン顎クイは現実というより妄想寄りの願望ですし、それで何も問題なかったはず。まぁ、通行人ですら男を描けない潔癖症アニメなら、2次元の男性キャラすら登場させられないかもしれませんけど…。

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  1. >花田十輝さんはそういった深いお考えで、ファンの要望を重々承知しつつも、μ’sの再登場はさせないおつもりなのでしょう。

    壮大なネタフリの予感。
    押すなよ、絶対に押すなよ!! みたいな(笑)

    • 最終回も含めてμ’sを出すのを我慢できていました(笑) 最終回のダメっぷりは擁護不能でしたけど、このポリシーを最後まで貫いたことだけはすごいかなぁ。2期はてこ入れで早々に出てくるかもしれませんけど!

ABOUTこの記事をかいた人

なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。