ラブライブ!サンシャイン!!第9話「未熟DREAMER」雑感

「サンシャイン!!いけるやん!」と思わせた8話直後の回がクソつまんなさすぎて吐きそう。感動しないわ~。びっくりするほど感動しないわ~。涙ながらに訴えかけて、幼少時代の回想シーンを交えて、ご大層なBGMで煽って、これでもかと全力で感動させにかかってきましたけど、こちらはぴくりとも感動せず。まるで全身麻酔が効いてるかのように一切何も感じるものがありませんでした!

スクールアイドルやるやらないのしつこい茶番にはただただウンザリ。もう頭数は揃っていますし、これ以上メンバーが増えて有利になるわけでもないのに、今更3年生組にAqoursに加入してもらう必要ってあるんですかね? 向こうがどうしても「もう一度スクールアイドルやりたいの!」と懇願してくるなら、門戸を開けて受け入れてあげるべきだと思いますが、やりたがらない連中をわざわざ説得して引き入れる意味がどうしてもわかりません。

それでも「仲間集めはこれがラストだから…」と自分に言い聞かせて、この茶番が過ぎ去るのをじっと耐えて待っていました。が、3年生組がかつて東京でライブを失敗した理由は、「怪我をしていた鞠莉に無理をさせないため、意図的に歌うことを放棄したから」という事実が述べられた辺りでもう我慢が限界っ! なんじゃこの話は!!

「○○のために自分は黙って身を引く」←花田十輝さんの感動の手法は毎回このワンパターンですが、これ大嫌い。私だって自己犠牲の精神は好きですけど、ハッキリ言って花田十輝さんは自己犠牲の精神を悪用しているだけだと思う。ラブライブ!の連中は「仲間のため」という理由さえあれば、どんな迷惑や無法も通ると思って、自分勝手な行動の免罪符にしていますから!

鞠莉が「仲間のために怪我を押してステージに立つ私」という自分に酔いながら、結局仲間に迷惑を掛けていたのもそう。果南は果南で「鞠莉の怪我を悪化させないために、敢えてライブで歌わない仲間想いの私」という自分に酔いながら、多方面に迷惑を掛けていたのもそう。

ライブ中に突然歌うのを放棄したら、観客の盛り下がりはどうしてくれるんですか? 例え鞠莉が事故になりかねない怪我(どんなやねん)をしていたとしても、負担にならないようダンスを変えるなりして、任されたステージを全うする方法はいくらでもあったはず。舞台裏では仲間のことを第一に考えるべきですけど、ステージ上なら観客のことを第一に考えるのが当たり前でしょう? 自分たちの都合を優先してお客さんを蔑ろにするような、こういうプロ意識の欠片もないアイドルを私は軽蔑します! あ、君らは素人の部活動だったっけ。ごめんごめん。

「歌えなかったんじゃない! 歌わなかったの!」とか言いだして、果南がステージを放棄したことをさも美談のように語り出すこいつらの感覚にはついて行けませんよ…。言っちゃなんですが、武勇伝を語るように自分の過去の犯罪自慢をしているアホと同じレベル。本人は周りからすげぇと尊敬されたいのかもしれませんけど、Twitterでやれば即炎上案件でしょ。

4話の花丸回もそうであったように、「私は仲間のために黙って身を引きましたーー!!」と大声でアピールしてくる感動の押し付けが、心底ウザイ。この一連のシーンで涙した視聴者の方も大勢いらっしゃると思いますので、一方的にアホだのウザイだのこき下ろしたくないんですが、あまりに私と感動のポイントがズレているので、怒りを伴う不快感が抑えられません…。

「場の雰囲気に飲まれて歌えなかった」という初めの話のままで全然良かったと思うんですけどねぇ…。失敗を経験して、未熟さを露呈して、気持ちが挫けて、でも再び立ち上がれば、そこにちゃんと感動はある。それなのに安いドラマに走ってむりやり泣かせようとしてくるから、周囲がまったく見えていない気持ち悪い話になっちゃう。とりあえず、なんの相談もなく勝手に自分1人で決めて突っ走るんじゃなくて、仲間ならまずは話し合いましょうよ。え? 話し合ったら感動にならないだろって? そうですか。

「体調不良だけど無理してステージ立つよ!」「実は留学の話が来ているよ!」「私スクールアイドル辞めるよ!(やっぱり続けるよ!)」 私があれだけボロカスに叩きまくったラブライブ!12話と、やっていることがまったく一緒だった芸のなさには閉口です。普通、作家って一度自分がやった同じネタは頼まれても繰り返したくないと思うのですが、ここまで初代ラブライブ!と同じパターンを繰り返すなんて、作家としてのプライドはないんでしょうか?? サンシャイン!!はラブライブ!の新作だと思っていましたけど、実はリメイクだったのかな。

好感度ランキング推移

1 ↑ 津島善子
2 ↓ 黒澤ダイヤ
3 - 渡辺曜
4 - 高海千歌
5 - 国木田花丸
6 ↑ 桜内梨子
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7 ↑ 小原鞠莉
8 ↓ 松浦果南
9 - 黒澤ルビィ

3年生組の印象が軒並みダウン。特に松浦果南の人間性には失望しましたので、もう再浮上はないでしょう。ん? 松浦果南って、よく見たらこいつ名前に南が入ってるじゃねーか!! 私がラブライブ!の南を好きになれるはずがなかったんだ!!(笑)

善子だけはずっと右肩上がりで好感度アップしていて遂に首位奪取。先輩にも躊躇なくコブラツイストを決める善子面白い。この先余程のことがない限り、善子が最終的な推しメンになりそう。余程のことがあるのがラブライブ!なので、最後まで気は抜けませんが…

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  1. サンシャイン第9話は私も心の底からガッカリしたのでコメントします。
    3年生の茶番も酷かったですが何より酷いなと思ったのは制服のために投身自殺(ガチ)
    しようとした曜ちゃんにはドン引きしまくりでした。「思わず飛び出して落ちそうになった」
    じゃなくて自力じゃどう考えても落ちてるような感じ。キチガイかよと思いました。

    さすがにあの描写酷すぎだろうと思ってTwitterで調べたら「制服に夢中な曜ちゃん可愛い」みたいな感想
    ばかりで、あーーーーラブライブ!って作品はそういうスタンスで見るものなのね…と絶望しましたね。

    • 唯一の常識人枠だと思っていたら、なんだか一番の変人枠になってしまいました。制服好きって制服を見かけたら飛びつくようなものではないと思うんですが、ラブライブ!はキャラ付けのためなら何でも過剰に描写するので…。そんなに調味料をどばどば掛けて味付け濃くしなくても、もっと素材の味に自信を持ってくれていいと思うんですけどね。

      でもTwitterでそういう曜がカワイイと絶賛している人たちの気持ちもわかるというか、一度好きになっちゃったら、どんな行動でも可愛く見えてくるもの。私も、善子はもう何をやってもカワイイと思える域に達しつつありますから(笑)

  2. 三年生たちのゴタゴタを三年生の内輪で解決して、今のAqoursにはさほど支障をきたさないようにした点は無印12話からの改善点と言えるのではないでしょうか。多分。
    三年生の関係がこじれたそもそもの原因に終始モヤっときてしまって集中できず…。前回で光明が見えた!!と思ったのに。
    今後の展開は何のアクシデントもなく無難に進むことを祈るばかりです。

    • 内輪でちゃんと解決してくれたこと、それも長々と引きずらず、1話の中で収めたことは評価してもいいところでしょうか。ですが、3年生の加入が結局9話まで引き延ばされた時点で、話がスムーズに進んだ気がちっともしません。メンバー集合が初代よりも1話遅いんだもんなぁ…。考えられない。

      >今後の展開は何のアクシデントもなく無難に進むことを祈るばかり
      初代も終盤何もないところからむりやりアクシデントを生み出していましたし、このまま平穏無事に終われるとは1ミリも思えません…。なんでラブライブ!ってチーム内のゴタゴタが好きなんだろう? そこ重要?

ABOUTこの記事をかいた人

なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。