ラブライブ!サンシャイン!!第5話「ヨハネ堕天」雑感

堕天使ヨハネを自称する中二病キャラの津島善子。デレマスの神崎蘭子、アイカツ!の藤堂ユリカ、プリパラの黒須あろまなど、アイドルアニメには高い頻度で登場してくる中二病キャラですが、今新たにこの出涸らしともいえるジャンルを後追いするのは些か無謀であるような…。先人たちは違う、独自の魅力をアピールすることはできるのでしょうか?

前出の3人は、同じ中二病アイドルにカテゴライズされながらも、見事に別々の個性を見せて棲み分けができていました。難解な言語を駆使しながら、モノローグでは普通の喋り方になる常識人の蘭子。吸血鬼キャラを演じながら、普段は控えめで真面目なユリカ。悪魔キャラを演じながら、その裏に緻密なこだわりの設定が詰まっていたあろま。そこにはオフで見せるギャップだったり、キャラ作りのための影の努力だったり、それぞれ異なる魅力が感じられるものでしたので。

肝心の善子はというと、高校生になって中二病を卒業しようとしているという、ある意味一番リアルといえる中二病キャラ像。中二病の恥ずかしい自分ときっぱり決別したいのに、抜け切れていないところに微笑ましさがある。これは蘭子ともユリカともあろまとも違う、また別の可能性を持ったタイプの中二病であり、津島善子独自の個性が確立できてたので、とても良かったと思います。

まぁ、厳密に言うと、となりの怪物くんに出てきた山口伊代と設定被りしているんですが、あれはアイドルアニメじゃなかったのでセーフ(笑) 私は山口伊代大好きでしたしね~。おかげで、善子にも自然と好感が持てましたよ。

高校生にもなって堕天使キャラは痛々しいと自覚がありつつ、好きだからひた隠しにすることなくオープンにするという開き直りもいい。中二病キャラは周りに弄られてなんぼという側面もありますので、今後善子はどんどん美味しく弄られつつ、面白い存在になってくれることを期待したいです。

今回ストーリーとしては特に見どころはなかったですが、花田十輝さんの押し付けがましい感動ストーリーが肌に合わない自分としては、これぐらい普通な脚本である方がありがたい(笑) 加入までに1人1人ドラマを用意する必要はないんで、ちゃっちゃとメンバー全員集合してくださいね! 5話でようやく6人目って、前よりペース落ちてるじゃないですか!

好感度ランキング推移

1 - 渡辺曜
2 - 黒澤ダイヤ
3 - 松浦果南
4 ↑ 高海千歌
5 ↑ 津島善子
6 ↓ 桜内梨子
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7 - 小原鞠莉
8 ↓ 黒澤ルビィ
9 ↓ 国木田花丸

「一応言い出しっぺだから、責任はあるし…」という千歌の発言は嬉しかったな。穂乃果と大して変わらないキャラに思えてきた千歌でしたが、穂乃果に決定的に欠如していた“責任感”を彼女が持っているのなら、私は千歌を推せる。これからもきちんと責任感を持って、強いリーダーシップを発揮できる主人公であってください。間違っても、「私、Aqours辞める!」などと世迷い言は申しませぬように。

一方、衣装のスカートの短さが恥ずかしいと、海未と同じ寝言を抜かしていた梨子はイメージダウン。

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ABOUT

なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。
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  1. お久しぶりです。
    第1話から見てます。
    毎回、OPで全力ノリノリで歌って、踊っているメンバーを見た後で、本編を見ると、本当にメンバー集めのくだりが不要と思えて仕方ないですww

    もし、仲間集めをやりたいなら、OPも最初は1人で、仲間が集まるごとに変化するぐらいの演出が欲しいです。

    思うに、3話ぐらいで全員揃って、以後は他のアイドルグループと順位を競う方向で話を進めるべきだと思います。

    • ユニットを組むまでの過程を描くのは、他のアイドルアニメでも珍しいことではないですが、ラブライブ!はアイドルになるまでの過程も1人1人子細に描こうとする。1クールしかない貴重な話数の半分を費やして、そこにこだわる意味がどうしてもわからない…。前作でやった同じことをまた繰り返す意味も…。

      アイドルを目指すまでの過程にそれぞれの個性があるわけでもなく、結局は説得されて渋々始めるというパターンで全員統一されていますし、ラブライブ!のメンバー集めの描写の必要性は本当に謎です。