ラブライブ!サンシャイン!!(2期)第6話「Aqours WAVE」雑感

浦の星女学院の来期入学希望者は現在のところ57名。目標である100人の半数を超えたものの、ここ最近は伸びが鈍化しており、定められた期限まであと僅か1ヶ月。ここから一気の入学者増を見込むには、数日後に控えたラブライブ地区大会で結果を出さねばならない。ていうか、そんなに生徒数減少に悩むなら、男子生徒も受け入れて共学化すればいいと思うんですが、ラブライブ!の世界でこれを口にしたら殺されるんだろうなぁ…。

決勝進出グループの選出方法は、会場の観客とネット視聴者による投票。公平なシステムと言えますが、学校の生徒数が多ければそのぶん投票も入りやすく、生徒数に劣る浦の星女学院は不利。この条件でAqoursが勝ち抜くためには、圧倒的なパフォーマンスを見せつけて観客の心を掴むしかない

とはいえ、具体的にどういう手立てがあるのか。一朝一夕で急にAqoursのパフォーマンスがレベルアップすることなんて、そんな都合いい話が……ありました! 現3年生の果南・鞠莉・ダイヤがかつて編み出した“最強フォーメーション”を用いることができれば、これまで以上のパフォーマンスが可能とのこと! しかし、このフォーメーションはあまりに危険であるがゆえ封印されていたもの。負担の大きさから、怪我のリスクを覚悟しなくてはならないのです…!

ダイヤ「2年前、わたくしたちラブライブ!決勝に進むために作ったフォーメーションがありますの!」
千歌「そんなのがあったんだ! すごい! 教えて!」
果南「でも、それをやろうとして鞠莉は脚を痛めた…。それにみんなの負担も大きいの。今そこまでしてやる意味があるの…?」
千歌「なんで!? 精一杯足掻こうよ! ラブライブはすぐそこなんだよ! 今こそ足掻いて、やれることは全部やりたいんだよ!」
果南「でも、これはセンターを務める人の負担が大きいの。あのときは私だったけど、千歌にそれができるの…!?」

正直、ここのやりとりは爆笑しました。完全にバトル漫画の必殺奥義修得のノリじゃないですか! アイドルの振り付けでそんな危険な技があるなんて、火を噴く大道芸でもやるつもり!? そんな命を削らないとやれないような危険な振り付けは、さっさと池に捨ててしまえ!(笑)

ラブライブ!的には、“怪我するリスクを顧みず、危険な振り付けをやりきる千歌”という構図が感動になると安易に思っているんでしょうねぇ…。最初から感動シーンありきで、そこに至るまでの過程を後付けで作り、強引に収斂させようとする“感動の逆算”に辟易としているんですよ、こっちは。

と、いつものラブライブ!批判が展開される流れですが、いやいや、今回はそうじゃないです! ライブ成功のために猛特訓を始めた熱い展開を、私は評価したい! 練習シーンはいつも投げやりで、アイドルとしての成長過程をまったく描こうとしてこなかったラブライブ!が、ちゃんとそこをクローズアップしてくれたことが嬉しい!

体育館で、浜辺で、何度も跳躍を繰り返しながら、パフォーマンスの練習に励む千歌。いくら失敗を重ねても、へこたれず何度もトライ。その努力に汗する姿が美しいじゃないですか。スペシャルアピールのためのジャンプ力を鍛えるべく、ひたすらトランポリンで特訓していたアイカツ!を彷彿とさせましたね(最大級の賛辞)。私がアイドルアニメに求めているものは、まさにこういったスポ根要素なんで、初めてと言っていいぐらいラブライブ!が面白いと感じました。

そして、いざ迎えた地区大会本番! 身体に鞭打ち、限界ギリギリまで特訓を重ねてきた千歌が、遂にライブでお披露目することとなったその大技とは……!! バク転!!

う、う~~~ん、バク転ですか…。いえ、確かにバク転って簡単じゃないですし、失敗すると怪我する恐れもある危ない技だと思いますけど…。でも、あんな命懸けの覚悟で習得した技がただのバク転って、「思てたんと違う!」という肩透かし感が半端じゃない(笑) まぁ、Aqoursは声優さんが実際にこれをライブで再現しなきゃいけませんから、ただのバク転だとしてもハードル高いんですけどね。今頃、伊波杏樹さんは浜辺で猛練習されていることでしょう(笑)

なんだか最後はすごく微妙な空気になっちゃいましたが、話の方向性としては自分の性に合ってました。これならラブライブ!にケチをつけることなんてありません(多分)。地味な練習を日々必死に重ね、華やかなステージで練習の成果を披露して、観客を魅了する。これがアイドルアニメの一であり全なのです。感動の総てはそこに詰まっていますから、脚本家がわざわざ余計な手出しはしなくていいんですよ。

好感度ランキング推移

1 - 津島善子
2 - 黒澤ダイヤ
3 - 渡辺曜
4 - 桜内梨子
5 - 国木田花丸
6 ↑ 高海千歌
7 ↓ 小原鞠莉
——————————————–
8 - 松浦果南
9 - 黒澤ルビィ

感極まると、すぐにポジティブポエムを吟じ始める千歌の性格にはついて行けないところがありますが、ネガティブな主人公よりは全然マシ。今回のように、前向きにひたむきに頑張れるのは彼女の魅力。好感度は7位まで落ちていましたが、これから上がっていくことを願って(笑)

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  1. ラブライブ!サンシャイン!! 第6話「Aqours WAVE」感想

    浦の星女学院への入学希望者があまり増えない中、迫る地区予選。
    唯一の望みであるラブライブ本戦出場へと望みをかけるが、生徒数の少ない浦の星女学院は投票で不利。

    3年生…

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なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。