ラブライブ!第6話「センターは誰だ?」雑感

この第6話がラブライブ!の分水嶺になったかもしれません。これまでの感想でも評価は相当に辛かったですが、まだラブライブ!に対する期待値自体は下げていなかったんですよね。それが今回は、今後の期待そのものが消滅してしまうような、途方もない失望感がありましたので…。

メンバーが一気に増えたことで、改めてμ’sのリーダーを選定し直そうじゃないかという話。最もリーダー適正を持つ人物を見極めるべく、カラオケ、ダンスゲーム、ビラ配りの3種目でメンバー同士が競い合っていたのは良かったです。我こそがリーダーに相応しいという思いで画策していたにこが、1人空回りしていた姿も滑稽で可愛かったですし。

でも結局この問題は、「リーダーなんていらないんじゃないかな」「センターはみんなでやればいいんじゃないかな」という穂乃果の意見で落着してしまう。この瞬間、「あ、私はμ’sを好きになることはないな」と悟ってしまいましたね。

権力を排して、みんなが公平で平等であろうとするリベラル思想はとても素敵だと思います。我を通そうとせず、全員でセンターの座を分け合える譲り合いの精神も、日本人の心構えとしてはとても立派だと思います。

ですが、アイドルに「スポ根」を求めていた私としては、ハッキリ言ってそんな考えクソ食らえです。チームスポーツは、アイドルグループと同じく仲間との絆が何よりも大事だと言えますが、それは上辺だけの仲好し小好しで生まれるものではなく、厳しい競争意識の中で磨かれるもの。どんなチームにも必ずポジション争いはありますし、仲間を率いていくリーダーは存在する。もしそういった要素を全部なくしてしまうのなら、それはただの「馴れ合い」でしょう。

μ’sの発起人として責任ある立場でありながら、リーダーシップを取ろうとしない穂乃果には心底呆れました。自分より相応しい人物にリーダーを禅譲するならともかく、リーダーそのものを廃止してしまうなんて、どれだけ自分勝手で無責任なんでしょうか。それがグループにとって「いいこと」だと思っている穂乃果に、私は軽蔑すら憶えます。

まぁでも、指導者どころか顧問の先生もいない、友達同士が寄り集まってワイワイやっているだけの部活なんて、こんなもんかもしれませんね。仲間同士で上下関係を持ち込みたくない、ケンカせずみんなで楽しくやれればそれでいい、彼女たちはそういう思いでやっているんですから。

私はμ’sというアイドルグループがトップアイドルとして成長していく様を応援したい気持ちで視聴していましたが、それは大きな間違いであったよう。そんなバカな考えは綺麗さっぱり捨てて、今後は彼女たちの「馴れ合い」を生暖かく見守っていくことにしますよ。これでもう、彼女たちの考えにギャーギャー口出しすることもありません。私は何も期待しませんから

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なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。
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  1. そんなあなたにアニメアイドルマスターですよ!(天海春香風に)
    ぜひ感想を拝読したいですね。

    制作もシンデレラガールズと同じA-1 Picturesなんで対比もできて面白いですよ。特にプロデューサーの立ち位置なんかが。

    • 私自身、こんなにデレマスにハマるとは想像していませんでした。元祖THE IDOLM@STERの方にも俄然興味が沸いてきましたので、いずれラブライブ!みたいに再放送してほしいですね~。際物揃いのデレマスと比べると、随分キャラが大人しく感じられますが(笑)

  2. 今年はまさにアイドルアニメ群雄割拠ですが
    たぶん一番スポ根しているのはプリパラですよね
    理屈上ほぼ無敵のファルルにどうやって勝つのか、友情を絡めた納得の良く理由を期待しています
    アイカツは別方向の道をそれぞれ応援している感じで
    デレマスはPをつかって育成物としての観点を置いて
    ラブライブは日常系で、けいおんを更に見栄えよくした感じな気がします

    ラブライブは脚本家の花田さんの傾向が強く出ているんですよ
    このひとは、シュタゲのオリジナルストーリー系全部、境界の彼方、かんこれアニメと
    基本的に女の子をかわいく見せることが最優先の人ですよね

    • プリパラはスポ根ですよ! 宙返りを会得しようと思ったら、いつの間にか刑務所に入っていたぐらいですからね!(笑) テニスでホームラン! 友達は逆立ち! 人知を超えたスポ根です!

      >ラブライブは日常系で、けいおんを更に見栄えよくした感じ
      まぁー、確かにけいおん!系ですね。けいおん!も部活アニメとしては大変失望させられましたが、その後彼女たちに期待することをやめたら、日常系アニメとしてフツーに楽しめるようになりました。

      >ラブライブは脚本家の花田さんの傾向が強く出ている
      これまで手掛けた作品を見る限り、性に合わない脚本家ではあるみたい。良いシナリオなら、女の娘の可愛さなんてあとからついてくるのに。

  3. ラブライブではアニメ外の企画で頻繁に人気投票をしているので
    アニメ内ではあえてメンバー間で競争させず、優劣をつけずという
    方針だったのかもしれませんね。
    アニメ自体が彼女たちのPVみたいなものだったのかなと思います。

    • 現実での人気投票を優先させるために、敢えて特定のセンターを設けなかったんですね。でもそうであるなら、「私がセンターやりたい!」「私だってセンターやりたい!」とメンバーがセンターの取り合いを始めて、「じゃあ、もうセンターは持ち回り制にしよう!」という流れにしてくれれば良かった。にこ以外誰もセンターをやりたがらず、譲り合い譲り合いでセンターが決まるのは、やっぱりクソくらえです。