恋愛ラボ第13話「その手を重ねて」雑感+総括

恋愛経験豊富なフリをしていたリコの嘘。マキはその事実にショックを受けたというよりは、真実を自分に打ち明けてくれない寂しさからショックを受けているよう。

本当に自分はリコの友達なのか自信を失いかけ始め、不安から涙をこぼしてしまうマキ。その姿をスズとエノに目撃されると、咄嗟に「最近口の締まりが悪くて涎が…」と誤魔化した(笑) 涙を悟られたくなくて汗だと偽ることはままありますが、涎だと言い張る人は初めて見ましたよ!!

塾では心ない男子に「リコに騙されて可哀想」だと笑われ、更なる追い打ち。その場に居合わせたマキは必死に取り繕うものの、もはや空気は最悪。そこで「まぁ、嘘とも言い切れねぇけどな」とナギが助け船を出したのは痺れましたね。

「俺、リコのこと好きだったし……まぁ、振られたけどな」

公衆の面前で己の恥を晒してでも、マキとリコのためにフォローを入れてあげられる優しさと気遣い。思った以上にナギはいい男でしたよ~。ただイケメンなだけじゃなく、周りの男子が遠巻きで見つめている美少女(マキ)と会話することで優越感に浸っていたり、意外といい性格しているところも私好み(笑)

リコの恋愛はずっと楽しみでしょうがなかったんですが、同時にもし大好きなリコがしょーもない男を好きになったらどうしようという心配もありました。90点の価値を持つヒロインでも、30点の男を好きになればその価値は30点まで下がる。それだけに、ナギという男の価値はリコの魅力を左右する重要な指標でもあったのですが、今のところリコの点数を下げるような気配がないので良かった。でも、まだリコを任せられる男だと認めたわけじゃないんだからねっ!!

涙ながらに去っていったマキを追いかけるため、リコは彼女の自宅まで押しかける。家の場所はハンカチに書かれてあった住所を参考に……ってこれ、1話のハンカチ落としのネタじゃないですか! あれ伏線だったの~~!? こんな壮大な伏線回収は久方ぶりに見ましたよっ。まさかギャグパートで使ったネタがシリアスパートで重要な鍵として活きてくるなんて…!(笑)

マキと2人きりになったところで早速謝罪を試みるものの、どのようなスタイルで謝罪すべきなのか迷うリコ。土下座は卑怯→かといって立っているのは偉そう→だったら中腰だ→休んでると思われると嫌だから手を水平に伸ばす この一連の思考には爆笑しました(笑) もうシリアス展開入っているんですから、無理にボケなくていいのに!

紆余曲折ありながら、ようやく洗いざらい本当のことをぶちまけることになって、今まで言い出せなかった嘘を真正面からマキに謝る。許しを請うために、「責任取って生徒会を辞める」……と言いかけたところで、リコは「辞めたくない」と言い直した。謝罪の場で「辞める」ではなく「辞めたくない」と言い切ったこと。ここが感動的で素晴らしかったですね!

私は「辞める」ことが責任の取り方だとは微塵も思わないですし、「辞める」と言って慰留されて後から発言を取り消すぐらいなら、最初から「辞めたくない」と正直に口にする方がよっぽど立派だと思います(DeNAの中畑監督もそうよ)。

何より、嘘を吐いていたことをマキに謝罪しているのに、ここでまた辞めたくない生徒会を「辞める」と口にすれば、一体何を謝罪しているのかわからなくなってしまう。そうなれば、少なからず私はリコのことを見損なっていましたが、リコは正直にちゃんと「辞めたくない」と言ってくれた。さすが私の見込んだヒロインだけはありますよ(偉そう)。

謝罪でマキと無事仲直りを果たし、改めて友情を深めあったあとは、他の生徒会メンバーにも謝罪行脚。スズはリコの嘘を責めるどころか勝手に勘違いして盛り上がった自分に非があると逆に謝ってくる有様。一方、エノは騙されたことに普通に憤慨し、「しばらくアンタは下僕!」と普通に罰を与えようとしてくる(笑)

でも謝罪する側としては、受ける罰は大きすぎても小さすぎても辛いもの。「普通サイズの心の器が一番ありがたい」というのは紛れもなくリコの本心でしょうね~。エノはいい奴。

★今週の倉橋莉子★

リコも今週で見納め。仕方ないですけど、ここ数週は浮かない表情が多かった。リコの魅力は明るい笑顔にありますので、もっと元気良くいつも笑っていて欲しいな。あれ、キモイですか?

総括

マキの突飛すぎる発想から生まれるとリコの漫才のような掛け合いでギャグは冴え、キャラ同士の友情を匂わせるシーンは茶化さずにシリアスに描写する。そのギャグとシリアスのバランス感覚は見事でしたね。

8~10話で低空飛行を続けてきたときはチョット私も不満が多くなりましたが、11話からはしっかり盛り返して、ラストまでの流れは美しかった。最後に2人が仲直りしたシーンには、思わず私も涎が零れてしまいましたよ(最近口の締まりが悪くてね)。

綺麗に終わって良かった良かったと拍手を送る反面、ラブコメとしては明らかにこれから先が本番。ようやく各々の恋愛が本格始動しそうなところでブツ切りにされてしまってはとても目覚めが悪いです。まだスズやエノの恋愛を見させてもらっていませんし、マキとヤン、リコとナギの恋愛模様がどのように進展していくのか見届けたい!(一応サヨも) まだ私は恋愛ラボの精髄を見させてもらっていませんよ!

最後に余談ですが、毎回モブの声を担当してくれていたブリドカットセーラ恵美さんという方が気になって仕方ありません(笑) 声の出演の中でこの名前はものすごく目立つ。声で目立てなくても名前で目立つとは、なかなか賢い芸名を付けたもんだなと感心していたら、本名だったとは! いずれ彼女が主役級を演じているアニメを見てみたいものですね~。名前は知っていても、まだ声は知りませんので!

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ABOUT

なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。
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    さてさて…最終的に自ら首を締め上げてしまうことになったリコはマキにどう打ち明けるのか…。

  2. 恋愛ラボ #13「その手を重ねて」 感想

    「リコ、私の親友」

    あらすじ
    マキがおかしな挙動を繰り返し、さらに恋愛研究を控えようと言い出した。リコは、自分のウソがバレたのではないかと気になるが、確かめることができ…

  3. 恋愛ラボ 第13話「その手を重ねて」(最終回)

    リコとマキ、お互い胸のつかえも取れてめでたしめでたし。
    ようやく打ち明けられたリコ、ずいぶんいろんな人を巻き込んじゃいましたね。
    特に男性陣^^;
    まわりがいいヤツばかりでよ…

  1. 始めまして.薔薇鎖(ばらさ)と申します。
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