進撃の巨人第17話「女型の巨人 ―第57回壁外調査 (1)―」雑感

ヤバイ!!! な、なんだこれは! 面白すぎるっ!! 調査兵団としての初めて壁外遠征。危険な巨人の領内へと一歩足を踏み入れた瞬間、壮大な冒険の始まりを予感させ、不安と恐怖と高揚が入り交じった熱い胸の高鳴りが抑えきれない! まさにこの感覚は、FF7でミッドガルを抜け、広大なフィールドに降り立ったあのときの開放感と同じ! こんな興奮は久しく味わっていなかった!!(FF7はそのあとつまんなかったけどね…)

まだ外に出ただけだというのに、既に私はテンションMAX。冒険とは何かを得たり倒したりすることではなく、安全圏から離脱すること、それ自体が冒険なんだと改めて思い知らされました。美しい自然に彩られた平野も、周囲に巨人がうようよ潜んでいると思えば、地獄道そのもの。「外に出る怖さ」を現実以外でこんなに味わわせてくれるアニメ・ゲームは稀少ですよ~。

「長距離索敵陣形、展開!」

エルヴィン団長の号令によって、それぞれが訓練通り指示された配置に展開してく様が格好良くて格好良くてもう! 左右両翼が逸速く巨人の存在を察知し、煙弾で中央のエルヴィン団長に伝達すると、適宜進路を変えて、極力巨人とのエンカウントを避けるという進軍法なんですね。素晴らしい。

それでも巨人との戦いを完全に避けることは不可能。これまでの市街戦では、高所から位置的な優位性を発揮できていましたが、野外での戦いは巨人と同じ地平で戦うことになる。仰ぎ見る巨人がこれまた一層恐怖心を増大させるんですよ~。壁が使えなけりゃ立体機動は半ば封じられたようなもんですし、こんな状況で巨人を倒すなんて無理無理、絶対無理!

しかし、私の絶望感を払拭するが如く、見事な手並みで巨人討伐を成し遂げてくれたネス班長とシスの2人。ネス班長がワイヤーを巨人の身体に直接打ち込むと、素早く巨人の足下へと潜り込み、足の腱を狙って豪快に削ぎ落とす。バランスを崩し転倒した巨人に対し、今度はシスが間髪入れずに頸椎を切り捌いてトドメを刺す! 何という美しいコンビプレイ!

これには私も、「人類イケるじゃん!」と一瞬楽観的になりかけましたが、女型の巨人というチート級の巨人の登場によって再び絶望のどん底に…。極めて高い身体能力と知能を持つ巨人なんて、愚鈍な巨人VS知性の人類という前提すらひっくり返してしまうじゃないですか!

女型の巨人は捕食や殺戮を目的とはせず、何やらエレンの居場所を探し回っている様子。ゆえに、余計なちょっかいさえ出さなきゃ自分が襲われて死ぬことはないのですが、ジャンは俺たちから戦いを仕掛けて少しでも時間稼ぎをすべきだと提案

「俺は…、俺には今何をすべきかがわかるんだよ!」
「そして、これが俺たちの選んだ仕事だ! 力を貸せ!」

今まで自己保身しか考えていなかった彼が、仲間のために危険を承知で戦うことを主張するなんて、私はもう感動で胸一杯ですよ…。立場や責任がジャンに男としての成長を促したんですね~。

勇敢に女型の巨人に挑みかかったジャンの戦いっぷりは、最高に格好良かった。女型が迎撃態勢に入った瞬間、咄嗟に巨人の右足にワイヤーを打ち込み、強引に軌道修正するというアクロバティックな神業! さすが訓練兵団屈指の立体機動の使い手だけはある!

振り子の原理で上空へ身を投げ出されたジャンは、そのまま空中から弱点であるうなじを狙おうと試みるものの、なんと女型の巨人は弱点であるうなじを左手で覆い隠してガード! 思わず「そんなのあり!?」とツッコミを入れたくなる程の卑怯さですよ~! 知性の高い巨人なら当然弱点は防御して然るべきなんですけど、普通シューティングゲームでも、ボスは弱点の赤い部分は剥き出しで戦うのがルールでしょうに(笑)

女型の巨人にダメージこそ与えられませんでしたが、無事にジャンが生き延びてくれてホッ。ライナーも巨人に握り潰されたと思ったときは心臓が止まりかけましたが、指を切り裂いてなんとか窮地を脱してくれたので良かった…。第104期訓練兵団の仲間の中では、ライナーがジャンの次に好きなんで。

今回は最初から最後までずっと手に汗握る興奮の連続。童心に戻ったようなワクワク感に満ちていて本当に面白かったです。しかも、壁外調査はまだ始まったばかりなので、この興奮が次回もまた味わえると思うと幸せで、来週が待ち切れません! あ、でも来週はコミケに行くからすぐには見られないんだった!!

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なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。
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