進撃の巨人第16話「今、何をすべきか ―反撃前夜(3)―」雑感

「あのチビは調子に乗りすぎた。いつか私が然るべき報いを…」

超人気キャラのリヴァイ様に向かってなんという言い草!! 上司相手に平気で罵倒したり抜刀したりのミカサは狂犬すぎますよ~!(笑) でも、このセリフは本当に最高ですね。「あのチビは調子に乗りすぎた」 あ~、これ何度繰り返し聴いても笑えるっ!

そんな狂犬ミカサを筆頭に、第104期訓練兵団の成績優秀者上位10名は、アニと戦死したマルコを除いて全員が調査兵団入りを決意。内地での安全な快適な暮らしのため、俺は憲兵団に入るんだと放言していたジャンが、悲壮な覚悟を持って、調査兵団入団という尊い決断に至ったシーンには思わず込み上げるものがありました。

エレンもリヴァイもすごく格好良くて大好きなんですが、やっぱり自分はジャンを贔屓したいですね~。キャラの人間的成長を何よりの肴としてアニメを見ている私なんで、最初は適度にクズなぐらいが丁度いいんです(笑) ちはやふるの真島太一然り、悪ガキが大人になって立派に成長していく経緯に弱い。

志願者の面子を見て意外に思ったのは、アニがメンバーに入らなかったことと、クリスタがメンバーに入ったこと。アニは当初から憲兵団入りを口にしていましたから、希望通りの進路を選んだだけなんですけど、あの戦闘能力の高さが調査兵団で活かされないのは寂しい限り。逆にクリスタのようなか弱き少女が、こんな危険な調査兵団に固執しているのは何故? その辺の事情は、追々話の中で深く掘り下げてくれますかね。

団長エルヴィンの言によると、調査兵団は最初の壁外調査で3割、4年後には6割が死んでしまうらしい。4年で離職率6割の職場でさえ入社するのは躊躇うというのに、こんなブラック兵団を進んで志願するんですから、ホント彼らは掛け値なしに勇敢な兵士たちですよ。

といっても、必ずしも全員が恐怖を克服した強靱な精神の持ち主というわけではなく、怯えながら、震えながら、泣きながら、それでも為すべきことを為すために調査兵団を志願しているんですよね。そういった公に忠を尽くすため個の弱さを凌駕できる人間に、私は特別な感情を抱いて、畏敬の念を示さずにいられません。みんな本当に美しいです。

新たな入団者を迎え入れて初めての壁外調査。トロスト区の城門が封鎖された今、先人たちが4年がかりで作り上げた行路は無駄となり、カラネス区から迂回して進軍するための新たなロジスティックスを築かなくてはならないとのこと。巨人を討伐するために出撃するのではなく、進軍するための“道造り”という究極に地味な任務。しかし、「行って帰る」ことが何よりも過酷な世界において、それは身命を賭した誇りある任務。エレンらが一人も欠けることなく、無事に全員「行って帰る」ことを祈っていますよ。

あの冷静沈着でダンディなエルヴィン団長(ヅラっぽいけど)が見せた、進軍を開始するときの闘志剥き出しの表情にメロメロ

★今週のミカサ・アッカーマン★

「違う! エレンはハエを叩こうとして…」 お前はハエ扱いでいいのか、ミカサ(笑)

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なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。
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  1. 進撃の巨人 第16話

    #16「今、何をすべきか」の感想です。ジャン達、訓練生が今回のメイン。巨人を殺した犯人を捜し、行われる訓練兵の取り調べ。その中、コニー達も実戦を経験した事で一層深…

  1. 原作者の諌山先生も一番好きなキャラはジャンなんだそうです。かっこいいところだけではなく、弱いところ、駄目なところも隠さず見せてくれるジャンのようなキャラは信用できるし感情移入できるのだとか。逆にストーリーにとって都合のいい思考、行動をとることしかできず、かっこいいところしか見せることのできていないエレンやリヴァイは理解しづらいキャラクターらしいですね。

    ちなみにミカサは諌山先生曰く”僕の萌えの集大成”らしいです。

  2.  ゲストさん
    諌山先生のお気に入りはジャンなんですか! それは良かった! 何が良かったって、作者のお気に入りなら長生きしてくれそうで(笑) 主役級のエレンとリヴァイと違って、脇役ジャンはいつ死ぬかわからないんでドキドキなんですよ。毎回丁寧に死亡フラグらしきものを立ててくれますしね。

    >ミカサは諌山先生曰く”僕の萌えの集大成”らしい
    読者の好みを優先していたら、ミカサがツインテールで華奢で小柄でミニスカでニーソというキャラになりかねない。ヒロインは作者の趣味を全力で出すべき!