進撃の巨人第12話「傷 -トロスト区攻防戦(8)-」雑感

城壁の穴を塞ぐべく巨人に変身したエレンがまさかの暴走。自我を失ったエレンへ必死に呼びかけを続けるも、ミカサの言葉は虚しく届かない。既に兵の2割を失うという多大な犠牲を払っている作戦が初手からいきなり躓くというアクシデントに、指揮官は臨機応変な対応が迫られた。

仲間たちは作戦の放棄と即時撤退を提案しますが、班長イアンはあくまで作戦続行を指示。自分たちの代わりは存在しても、エレンの代わりは存在しない。どれだけ人命が費やされようとも、エレンの覚醒にかけるしかないのだと。

「だから俺たちが今やるべきことはこれしかないんだ」
「あのよくわからない人間兵器とやらのために……命を擲って、健気に尽くすことだ」
「悲惨だろ? 俺たち人間に唯一できることなんてそんなもんだ」

イアンが作戦に固執するのは、何もこの作戦の正当性を信じているとか、成功させる算段があるからではないんですよね。ただ一縷の望みにかけるしか、人類には選択肢が残されていないことを自覚している。そんな情けない我が身を自嘲しながらも、愚直にひたむきに最善を尽くそうとするイアンはすごいですよ。何気ないシーンではありましたが、ずしりと心に響くセリフでした。

一方、自我を失っていたエレンはアルミンの呼びかけによって覚醒の兆し。主人公の正気を取り戻すのはヒロインの愛の力だと相場が決まっているものですが、つまりエレンにとってのヒロインはミカサではなくアルミンだったってこと!? これは後々泥沼の三角関係に発展しそうな予感(笑)

今回、嬉しかったのは久々にジャンに活躍の見せ場があったこと。巨人に襲われているコニーを救うべく、背後からワイヤーを射出して注意をそらしたジャンの機知に痺れました。将来の司令官として成長著しいところがいいね。

ジャンが好きすぎる私としては彼の活躍シーンは超テンション上がるんですけど、でもあんまりカッコイイシーンを見せられると逆にフラグじゃないかと不安になってくるので複雑…。コニーを助け出した直後、立体機動装置の故障により今度は自分がピンチ。必死に逃げ回りながらも、巨人に追い詰められてしまったジャンの運命が心配です。

ここでジャンが死んだらマジでヘコむよ。頼むからそれだけは勘弁して欲しい。本気で。

★今週のミカサ・アッカーマン★

エレンが言うこと聞いてくれないイライラからか、今週のミカサは御機嫌斜めでしたね~。上官相手に自重しないガン飛ばしが興奮する。

反面、エレンの恋人と間違われ、真っ赤になりながら家族だと訂正していたミカサは可愛すぎる。でも、もしかしたらミカサが恋人であることを否定していたのは、自分が家族(妻)であると思い込んでいるからなのかも…。そう考えるとミカサの愛が怖い。

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なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。
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