進撃の巨人第6話「少女が見た世界 -トロスト区攻防戦(2)-」雑感

エレンたちの部隊はアルミンを残して全滅。目の前でエレンが食いちぎられてしまったショックから未だ抜け出せないアルミンは茫然自失。仲間が死んでいくのをただ見ているだけしかできなかった己の無力さを咎める姿が痛々しい。先週の絶叫といい、絶望に陥るアルミンを完璧に演じきる井上麻里奈さんは本当にすごいわ。大好き。

心肺停止状態のフランツを蘇生させようと、必死に心臓マッサージを繰り返すハンナ。しかし、フランツの身体は真っ二つに切断されており、もう下半身がなかった…。愛する彼の死を受け入れられず、いつまでも無駄な蘇生術を繰り返しているハンナが哀れで見ていられなかったです。ホントこのシーンはキッツイ。

住民の避難が滞っている中、囲みを突破した巨人が猛然と襲いかかってくる! このときのるんるん走りで迫ってくる巨人の気持ち悪さときたらっっ!! 作者は“気持ち悪さ=怖さ”であることをよく理解していますよ。人間は得体の知れない相手であればあるほど恐怖を感じるもの。だからこそ、巨人はキモ恐ろしいっ。

絶体絶命の窮地を救ったのは、我らがミカサちゃん。立体機動で建物伝いに背後から猛スピードで追いつくと、巨人の弱点である首筋に狙いを定め、一刀のもとに始末した! 先週の立体機動アクションは総て不発に終わりましたけど、さすがミカサはやってくれる! エレンなんて最初からいらんかったんや!

巨人を仕留めたあと、住民の避難を邪魔していた金持ちのオッサンに対して、「死体がどうやって喋るの?」とドスを利かせて発した一言も格好良かった。この冷酷な視線にゾクゾクしますよね~。え、しない?

彼女がこれほどまでの強さを持っているのは何故なのか? そもそも戦う理由は何なのか? どうしてエレンに異様に執着を見せるのか? それらの謎は、過去の回想シーンにて解き明かされる。

東洋人の血を引いているミカサは、その稀少性から悪党どもに目を付けられていた存在。ある日、押し入り誘拐犯に両親が目の前で惨殺されると、自身も彼らに身柄を拘束されてしまう。その惨状を目の当たりにした少年エレンは単身誘拐犯を追い、犯人どもをナイフ一本で根絶やしに。仕留め損なった仲間の1人に殺されそうになるものの、今度はミカサがナイフを握りしめ犯人を殺害した。

悪に対して悠然と立ち向かうエレンの勇気。両親を失い弱肉強食の世界で生き延びようとするミカサの覚悟。そして、生涯忘れ得ぬエレンへの恩義。今のエレン&ミカサのキャラクターの成り立ちがこの簡潔なエピソードに総て集約されていて、実に良い脚本だったと言えます。

「早く帰ろうぜ。俺たちの家に」

帰る場所をなくし、喪失感に震えるミカサにそっと自分のマフラーを巻いてやったエレンにはグッと来たなぁ。このときの雑な巻き方に超萌える!(笑) 照れ臭さを交えた少年の精一杯の優しさって感じがして最高ですよ~。マフラーで顔をぐるぐる巻きされたミカサもカワイイし。

惜しむらくは、そんなエレンがもう既にこの世にはいないってことですねぇ…。エレンが死んだことを知らされたミカサは一体どんな反応をするのやら。それを想像するだけで今から気分が重くなってきます(知っているけど)。

★今週のミカサ・アッカーマン★

なんという恐ろしい目付き。エレンが浮気したらこの視線はエレンに向けられるんですかねぇ。いや、恐らく向けられるのは浮気相手の女の方。

進撃の巨人 3 [初回特典:Blu-ray Disc ビジュアルノベル「ミカサ外伝」他(制作協力:ニトロプラス、プロダクション・I.G)]

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なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。
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    たたかえ…たたかうんだよ…
    勝てなきゃ死ぬ。勝てば生きる! 戦わなければ勝てない !!

    最初からこの世界は残酷な弱肉強食の世界である。
    アルミンやミカサの邂逅を通じて,諫…

  1. この話ってエレンの異常(凶暴)性が見える話だから考察しがいがあって好きですね。
    ミカサですら(失礼)世界の弱肉強食の残酷さやエレンの激を受けて始めて人を殺そうという覚悟に至ったわけでこの時点まで普通の生活を送ってきていたはずのエレン少年がためらいなく悪を惨殺するほどに怒りを剥き出しにしたのは何故なのか。
    単にそういう性格だったで終わらせることもできますけど原作でも数少ないエレンの過去を描写した話しですし結構細かい伏線をちりばめておく作者なのでなんかあるんじゃないかとワクワクしてます。

  2.  ゲストさん
    エレンのことはあまり気にしていませんでした(笑) 単にそういう性格なんだろうな~と。でも私は、男の子が戦う理由なんて「女の娘を守るため」で充分だと思いますよ。変に理屈こねなくても。

    両親を殺害した上で子供を拐かすような鬼畜を許せない正義感は子供でも持っていて欲しいですし、三笠を救うために、結果的に犯人殺害に至ったことも決して驚きでもないです。久々にまっすぐ主人公しているエレンは好感持てますね。