キルラキル第21話「未完成」雑感

互いの制服をスワッピングした流子と皐月が、今こそ決着の時と竜虎相搏つ。幾度となく繰り返された流子と皐月の戦いも、完全に立場が逆転したこのラストバトルには燃えたぎるものがあります。頑張れ皐月様! 悪の流子をやっつけろ!

しかし、歴然としたパワーの差によって形勢は流子が優位。肉体に直接純潔が縫製されている流子は生命繊維の力を十全に発揮することができていますが、皐月は神衣鮮血を着こなせておらず、鮮血とのコミュニケーションすらままならない状態。

神衣の露出度がやけに高いのは、服との接触面を減らすことで、肉体が生命繊維に侵食されることを防ぐための知恵だったみたいですね。この痴女デザインはお父さんの趣味じゃなくて良かった(笑) でも、そういう理屈なら袖の部分をカットしてノースリーブにすりゃ良かったのに、わざわざ胸部や腹部の生地を減らす必要あったんでしょうか? やっぱりお父さんの趣味だったのかも(笑)

ジリ貧で次第に窮地へと追い詰められてしまう皐月でしたが、彼女はこの戦況を見越した上で、密かに一計を案じていた。自らが囮となり、四天王の助力を借りて流子と純潔を引き離す作戦。……その秘策を満艦飾マコに託していた!

一見バカそうに見えて実はバカな彼女に複雑な作戦を言伝するなんて無謀すぎると思ったのですが、忘れないように彼女の手の平に作戦内容を書き記していたのが皐月様の抜かりのないところ。しかもちゃんと平仮名で(笑)

私としては、仲間たち全員が連携して流子を救い出すこの作戦で、彼女の正気を取り戻す展開でも良かったと思うんですけどね。残念ながら「急急救命吸引具」では流子本体を吸い出すことができず、作戦は失敗。じゃあ、どうやって収拾を付けるつもりなのだろうと思っていたら、結局マコがいつものように流子に飛びついて、お得意のマコ時空に引きずり込んだだあと、強引な説得力で流子を改心させるきっかけを作ったのでした。

マコのことを悪く言いたくないですけど、ここでまたマコが絡んできて、シリアスな戦いをギャグテイストで収拾を付けてしまう展開は正直如何なものかな~と。「ギャグ次元で生きているがゆえに無敵なマコを、シリアスなバトルが繰り広げられている渦中に放り込むのは禁じ手」という第12話と同じ愚を繰り返されてはげんなりですよ…。

どんなシリアスな戦いでも、空気を読まずに割り込んでくるマコの存在は、プラスに働くことも勿論あるんですけど、今回ばかりは自重できなかったものか。ここまで来たら、最後の戦いとなるであろう流子と皐月の対決をとことんまでやって、キチンと雌雄を決して欲しかったです。マコの説得は決着を付けたあとでも良かったじゃない。

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なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。
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  1. キルラキル 第二十一話「未完成」 感想

    「死んでいいんだよ!死んでも脱がなきゃいけねえだよ!でなきゃ、また鮮血は着られないだろうが」

    あらすじ
    純潔を着た流子と鮮血を着た皐月、ねじれた運命の姉妹の戦いが始まっ…

  2. キルラキル 第21話 『未完成』 マコは天然の神衣適合者だと思ってた。

    皐月の人衣一体キタ!神衣を「とりかへばや」して装着。接触を最小限にして神衣の力を引き出しつつ精神乗っ取りを避ける。鮮血の半裸スタイルにもちゃんと意味があったんですね。要…

  1. シリアスの中にギャグ成分が入り込むのはこの作品結構あるのと思うのですが、マコ関連はどうにもシリアスとギャグの配分がうまくありませんよね。案外マコというキャラを使いあぐねてたりするのでしょうか。

    ところでふと思ったのですが、この話の黒幕ってラギョウの秘書って事はないでしょうか?実はラギョウも操り人形の1人だったと。で秘書をあえて死なさないことで続編への伏線を残しておく、みたいな。

    •  ゲストさん
      シリアス→ギャグで終わってしまうと、前段のシリアスが無に帰ってしまいますので、シリアス→ギャグ→シリアスで終わるのが理想。例え途中マコが介入しようとも、流子VS皐月の決着はちゃんとつけて欲しいものです。

      >この話の黒幕ってラギョウの秘書って事はないでしょうか?
      「あ、まだいたんだ」的な認識しかなかったキャラなので、この考察は新鮮です。目立たないポジションの割には個性的な風貌ですので、何かしらキーを握っている可能性は否定できないところ。もしこれがずばりだったら、恐るべき慧眼ですね~。