キルラキル第17話「何故にお前は」雑感

羅暁スタジアムにて着々と準備が進められる文化大革命……もとい、大文化体育祭。その概要は、生命繊維の完全覚醒を促す大掛かりな実験。祝典と称し、生命繊維入りの礼服を着せられた貧民街の住人を一斉に生命繊維化させるのが目的という。大勢の市民たちが、鬼龍院羅暁の生け贄となろうとしていた。

針目縫が登場してから面白さが下降線を描き始めたように、羅暁もまた私の中で不要に感じているキャラ。皐月の母であり、皐月より格上の権力者ということで、どうしたって皐月の影が薄くなりますんで…。役回りとして皐月の上位に位置しながら、悪役の魅力としては皐月を大きく下回るという齟齬が、シナリオに対する不満として表れています。

個人的には皐月が絶対的君主であり続けて欲しかったですし、こんな羅暁おばちゃんと流子の戦いなんてまったく期待していない。キルラキルは、流子VS皐月のライバル対決の構図が薄れれば薄れるほど面白さも薄れるんですよー。

だから、今週の話も正直ノリきれてはいなかったんですけど、最後の最後に皐月が実の母羅暁を弑逆(しぎゃく)する驚きの急展開で、思わず私も目を瞠りました!

羅暁と流子が初めて対峙し、対決機運が高まりつつあった中で行われたまさかの造反劇。タイミングが実に素晴らしかった。邪魔なおばちゃんを舞台から引きずり下ろすと同時に、失われていた皐月の存在感を取り戻す結果となり、喜びと興奮が隠せません! やっぱり頂点におわすは皐月様!

背信した理由は今のところ判然としないものの、よくやってくれたという思い。次回予告を見ると、羅暁はまだフツーに生きていたので、なかなか一筋縄で片付きそうにはありませんが、子供同士のケンカに親が出しゃばってくるほどみっともないことはありませんから、さっさと空気読んで退場してもらいたいものですねぇ。

「娘の罪を償いたくば、式典に参加し、皐月様と羅暁様を栄誉をその身を挺して寿ぐのだ!!」

マコに気があるせいか、その親御さんに対する処置も私情混じりで甘々な蟇郡さんがカワイイ。突然劇画調になり、無駄にイケメンと化した満艦飾薔薇蔵にも笑いました。声まで180度変わるのでどうしても吹いてしまう。

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なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。
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  1. キルラキル 第17話 『何故にお前は』 鬼龍院皐月の本当の目的が明らかに!

    大文化体育祭。学園制服…もとい征服を成し遂げた鬼龍院皐月。母であり本能寺学園理事長である鬼龍院羅暁を招いての一台式典。 城下の貧民まで「強制的に」招いて礼服を支給&…

  1. やはり、皐月側と流子側が手を組んでどうのこうのって話になりそうですね。

    ただ、皐月様とその取り巻きがかっこよすぎて流子側がどんどんギャグキャラになっていくというか。なんせ皐月は四天王とか庵とかが味方ですけど、流子側の味方はあの変態集団ですからね・・・

    展開的にはおもしろけど流子ちゃんが主人公(笑)とか言われる様にならないか心配です。

    •  ゲストさん
      最終的に皐月と流子が手を取り合って、共に巨悪に立ち向かう展開はあっていいんですけど、まずは皐月と流子がキチンと決着を付けることが大事。それまでは、羅暁というキャラは邪魔だと思うんです。

      >流子側の味方はあの変態集団
      一匹狼の流子が、本能寺学園という巨大な組織に立ち向かう構図を守るためには、あまり頼りになる取り巻きはいない方がいいとは思います。本当はヌーディストビーチの連中すら必要ないんですけどね。