キルラキル第7話「憎みきれないろくでなし」雑感

本能寺学園は、部活動での評価が実生活のランクに直結するシステム。流子は居候先の満艦飾家を極貧生活から脱却させてあげるため、自ら喧嘩部を立ち上げることを思いつく。喧嘩部が校内で名を馳せて行くに従って、みるみる生活水準は上昇。スラム街の掘建て小屋から一気に高級マンション住まいという驚きのサクセスストーリーで、優雅な暮らしを手に入れたのでした。

しかし、大豪邸に住み始めてセレブ生活が板に付いてくると、次第に満艦飾家の人間性が変化。欲にまみれ、贅の限りを尽くし、すっかりかつての自分自身を見失ってしまった。外見が様変わりしたのみならず、薔薇蔵は喋り方まで渋いイケメン風に変わっていたのは笑いましたね。天然キャラだったマコも、完全にキャラ違っちゃっているし~。

賑やかだった家族団欒は過去のものとなり、1人寂しく食事を摂る流子…。お風呂に入っても以前のように覗かれることもない。成功して豊かな暮らしを手に入れたのに、心はちっとも満たされないという悲哀が伝わってくるシーンです。

やがて喧嘩部の退部を願い届けた流子と、今の暮らしを捨てたくないマコが対立。「纏流子VS満艦飾マコは後半あり得るかも?」と睨んでいましたが、まさかこんなに早く実現するとは! このアニメは本当に展開早いよね。序盤に見どころ詰め込みすぎて、後半ネタ切れ起こさないか心配(笑)

流子は抵抗することなく、敢えてマコの攻撃を受け続ける。マコが葛藤を抱えていて本気で戦っていないのが分かっていたからという理屈なんですけど、夕方までずっとボコボコにされていてそれでも我慢するのは辛抱強いな(笑)

無抵抗に徹する流子の無言の説得によってようやくマコも改心。贅沢な暮らしを捨て去り、再び貧乏暮らしに戻ることを決意すると、満艦飾家に以前のような家族の絆と笑顔が戻ってきたというオチ。

ぶっちゃけ、マンション住まいを始めた頃から「調子乗る→崩壊する→元に戻る」のオチは完全に読めていたんですけど、何故だか私は最後涙ぐんでいた(笑) 裕福な暮らしが幸せとは限らないんだという昭和臭いメッセージも何故か心に響く。どうしてこんなギャグアニメで感極まらなきゃならないのか、自分でも悔しい…!!

でも、流子ちゃんが最後まで満艦飾家を批難しなかったのはすごいと思うんですよ。欲望に目が眩んで自分を裏切った奴らなのに、一切恨み言を吐かなかった。貧しくても温かい家庭を望んでいた流子でも、満艦飾家のみんなが贅沢な暮らしを望むのであれば、それを黙って受け入れようとしていたのがいじらしくてね~。そんな心優しい流子ちゃんに思わず涙腺が緩んでしまったのです。

いい話で綺麗に終わったかと思ったら、最後に急展開。崩壊した本能寺学園の秩序を取り戻すべく、「壊懺総戦挙(かいさんそうせんきょ)」を執り行うとサプライズ発表! いやぁ~、皐月様は秋元康にも負けない超一流のプロモーターだわ(笑)

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なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。
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  1. 正直マンション暮らししてたところが一番幸せそうでしたね。
    世の中ほどほどが一番だなあと思いました。