ジョーカー・ゲーム第7話「暗号名ケルベロス」雑感

D機関の甘利は、サンフランシスコから日本に向かう船旅の中にいた。ホノルルへの寄港を間近に控えた頃、甘利がデッキ上で興じていたクロスワードパズルに1人の老紳士が関心を示す。彼は、アメリカで小さな貿易会社の経営するジェフリー・モーガンだと名乗ったが、その正体は暗号解読を得意とするイギリス人スパイのルイス・マクラウドであった。

甘利は最初からこの危険人物をマークすることを目的で乗船しており、マクラウドが日本に入国するのを水際で阻止する任務に就いていたわけ。そのために、マクラウドが好むという情報を得ていたクロスワードパズルで興味を惹き、マクラウドを特定した後に身柄を拘束することができたのです。

これで任務完了だったはずですが、タイミング悪くここでイギリス海軍の臨検が入る。仲間の介入でマクラウドは間一髪逃げ果せてしまうかと思いきや、不意に手を伸ばしたワインをすすった途端、急に血を吐きその場で悶死してしまう。ワインには毒が盛られていたのでした。

マクラウドは甘利以外にも、“ケルベロス”というコードネームを持つ人間から追われていた。マクラウドは甘利こそが“ケルベロス”であると誤解していたものの、実際に彼を手に掛けたのは、シンシア・グレーンという見目麗しいご婦人。彼女はかつてマクラウドの非情な作戦によって命を散らしてしまった夫の復讐を遂げるため、ドイツのスパイに身をやつし、マクラウドを殺す“ケルベロス”と化していた。

マクラウドの正体だけでなく、ケルベロスの正体までも完全に見抜いていた甘利は、さすがD機関のスパイだけあって有能。しかし、第6話に続いて、またしてもスパイの活躍が探偵寄りだったのは不満を隠せないところ…。探偵は探偵で大好きなんですが、私がジョーカー・ゲームに求めているのは、工作員として暗躍するスパイ。むしろ探偵や警察を欺く側の活躍が見たいので、犯人を見つける探偵としての有能さはそんなに望んでいないのですよ。

なお、家族すら見分けがつかないほど人相を変えていたマクラウドが、甘利とシンシアの2人に正体即バレしていたのは、耳のカタチで識別されたからとのこと。私は知らなかったですが、耳の形状はそれぞれ固有のものであり、いくら顔を弄ろうとも耳のカタチで簡単に見分けがつくみたいですね。つまり、え○つんは…。

シンシアは夫の復讐を遂げることが叶いましたが、罪は罪。彼女が自首しやすいよう、娘のエマをそっと連れ出してあげた甘利の気遣いは実にイケメンでした。そのあと、エマを抱きかかえながら「2人と1匹か。ま、何とかなるだろう」と呟いていましたけど、即ちそれはシンシアとエマ、そしてペットの犬を引き取り、生涯において面倒を見るという意味? やはりスパイたるもの、イケメンじゃなければ務まらない…

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なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。
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