ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース第14話「正義(ジャスティス)その1」雑感

あれ? 先週合流したと思ったら、アバンであっけなくアンとのお別れ。よくわからないなぁ。先週、必要性を感じないキャラと言ったばかりですけど、いざお別れとなると少し寂しい。まぁ、10年後に成長した姿で再会したいものですね。さよならフロイライン。

承太郎は見送りとばかりに、飛び立つ飛行機のすぐそばの滑走路を颯爽と歩く(笑) いや、カッコイイのはカッコイイんですけど、段々承太郎のことがPersona4の鳴上悠と重なって見えるようになってきましたよ!

一行が辿り着いた次なる国パキスタンは、陽気で活気があったインドとは正反対に、濃霧が立ちこめる陰鬱な街。生気を感じない住民たちが辺りをうろつき、道端にはなんと拳銃を握り締めながら絶命している男の姿が。

街中で人が1人死んでいるのに、まるで無反応な住人の反応もさることながら、その死因の不気味さがより恐怖を掻き立てる。全身穴だらけなのに、出血は一切していないという、まるでキャトルミューティレーションのような謎の変死体。一体彼はどんな殺され方をしたのか…。段々ガチのホラーになってきましたね。

ところが、エンヤ婆が登場してからは強張った空気が一変。息子の復讐を果たさんがために承太郎らに近付いてきた彼女は、人当たりの良い親切なお婆さんを装いながら、内面では殺意を滲ませている外面如菩薩内心如夜叉(げめんにょぼさつないしんにょやしゃ)。でも、その二面性が完全にギャグになっていて、怒りを噛み締めながら必死に外面を取り繕おうとしている姿がめっちゃ笑えてきます(笑)

(何抜かしてやがるこのボケがぁ…! てめぇが一番憎いんだよポルナレフ…!)
(息子の苦しみの1000倍悶えさせてから、ポコチン切り取って内臓引きずり出して、ぶち殺してやるからねぇ!!)

特に息子を殺した張本人であるポルナレフへの恨みは人一倍大きいのに、そのポルナレフが無神経に戯れてくるもんだから、エンヤ婆もその都度内心でブチギレる(笑) 何となくここのやりとりはelfの「鬼作」を思い出しましたね。彼も外面は気さくな鬼作さんを装っておきながら、内心では口汚い言葉で毒突きまくっていましたので(笑)

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  1. 実はアバンはアニメオリジナルシーンで、原作では先週の「香港に送り返すからな」だけで完全にお別れ。話を跨ぐと忽然と姿を消してしまっていたのです。
    3部アニメはこういった原作の補完的なオリジナルシーンがちょいちょいありまして、原作ファンとしても「うまいなぁ」と素直に関心します。

    >>承太郎のことがPersona4の鳴上悠と重なって見える
    ペルソナ能力がスタンド能力のオマージュ(なんでも初代ペルソナのときに荒木先生に許可を取りに行ったとか)であることを思えば、ある意味当然の流れかも。
    それにいわゆるライトノベルの「ヤレヤレ系主人公」の開祖でもありますからね!(笑)

    • 急転直下の出来事だったので何事かと思いましたが、あれでも原作補完した上での別れシーンだったのですか(笑) まぁ、昔の漫画って今思うとあり得ないぐらい重要なシーンがあっさり描写だったりしますからね。その辺に手を加えて現代風アレンジしておくのは、正しいアニメ化だと思います。

      >ペルソナ能力がスタンド能力のオマージュ
      私がスタンドというシステムにすんなり入り込めたのは、多分Personaで馴染みがあったからでしょうね。タロットを模しているところも含めて本当にまんまですもん。

      承太郎が「ヤレヤレ系主人公」の開祖であることも含めて、業界にもたらしたジョジョの影響って本当の大きいんだなぁ。

  2. 個人的に、アンはポコやスモーキーの流れで考えたのではないかと思っています。しかしうまく扱えなかったので退場させたと…
    女の子なのはパーティに女っ気がないからか、それともシャワー中の女性が襲われるという古典的ホラーをやりたかったのか

    >その二面性が完全にギャグになっていて
    ポルとエンヤの関係って、やろうと思えばかなり重い空気にもできますよね。
    しかしそこを怒りのテンションと残虐さだけ残して、暗めの演出を一切しないというのがまさに奇妙(笑)

    >Persona4
    悪魔絵師こと金子一馬さんと荒木先生は対談してるんですよね。かなりフランクな雰囲気で(笑)
    先生はバイオハザードが好きとのことですが、ペルソナもプレイしてらっしゃるんでしょうかね~

    • ポコやスモーキーもいい味出している脇役でしたが、アンは最後まで存在価値がよくわからず…。少女である以上戦いの渦中に放り込むわけにもいかないですし、使い方が難しいですよね。ジョセフの予知能力みたいなスタンド能力に目覚めて役立ってくれるならともかく。

      女っ気を補填するつもりなら、リサリサ先生のような大人の美女にしてくださいよ~(笑)

      >怒りのテンションと残虐さだけ残して、暗めの演出を一切しない
      最初のホラーな雰囲気から落差がありましたね。でもジョジョ第三部はこの楽しげな雰囲気を大事にして欲しいです。母親の命がかかっているのに、結構みんな暢気に旅を満喫していたり、シリアスになりすぎないところがいい。

  3. あの少女の存在はジョジョファンの間でも「ヤツは何だったんだ……」
    と永遠に語られるテーマです(笑)

    しかしあんなババァのスタンドがよりによって「正義」とは。
    「正義(ジャスティス)は勝つ!」まさにお前がゆーなって感じです(笑)
    同じ正義のアルカナでも、ペルソナ4の菜々子ちゃんとはえらい違いだな!

    ポルナレフが(お笑い?キャラとして)本領発揮してきましたね。
    何故か彼にはイジられる姿がよく似合う。闘いの間の清涼剤として期待します。

    • 特に何も意味を持たないキャラが出てくる方が、ある意味でリアルなのかも。出てくる登場人物、全員が重要人物である方が不自然ですもん。

      >同じ正義のアルカナでも、ペルソナ4の菜々子ちゃんとはえらい違い
      あはは。そっか、菜々子ちゃんも同じ「正義」でした。エンヤ婆のねじ曲がった「正義」とはまったく意味合いが違う「正義」ですね~。

      >何故か彼にはイジられる姿がよく似合う
      確かにそうなんですが、単なる弄られ役のコメディリリーフだと舐めていると、急にすごくカッコイイ一面を見せたりしますから、侮れないキャラですよ。

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なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。