ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース第8話「悪魔(デビル)」雑感

度重なる災難を乗り越え、ようやく辿り着いたシンガポールのホテルでしばしの休息……かと思いきや、ここでも敵スタンド使いとエンカウント。この連戦続きの過密日程はどうかと思いますけど、タロットカードをモチーフにしたスタンドが全部で22種類いると考えれば、残りはまだ14体(第8話含む)もいる計算。ぱっぱと消化していかないと、話が終わらないので仕方ないですね。

ポルナレフが宿泊するホテルの部屋に先回りし、冷蔵庫の中に息を潜めていた「呪いのデーボ」。冷蔵庫の中身を全部外に出しっ放しだったせいでバレバレだったのは、「頭脳が間抜け」と言われても仕方ありませんが、警戒を怠らなかったポルナレフの注意力と洞察力もなかなかのものです。

デーボは敢えて最初に致命傷を負うほどのダメージを食らい、その恨みの力で仕返しをするという回りくどい感じのスタンド使い。上司に土下座したあと、倍返しで土下座させたがるタイプかな。

スタンド「エボニーデビル」の復讐により、ポルナレフは左足首の腱をごっそりそぎ取られる深手を負う。夥しい出血量に、見ているこっちが竦み上がるほどでしたが、当の本人はしっかり気を保ったまま、適切な応急処置と仲間への連絡を済ませる落ち着きよう。本当なら、のたうち回ってもおかしくない激痛でしょうに、この冷静さは素晴らしかった。

このあとベッドに縛り付けられ、拷問されるが如く一方的に痛めつけられていましたけど、それでも痛がる素振りを見せませんでしたからね。もっと大袈裟なリアクションで苦痛を訴えるようなキャラだと思っていただけに、この精神力のタフさにはびっくりですよ。

割れた鏡を使い、一発逆転の機会を虎視眈々と狙っていた抜け目なさは、若かりし頃のジョセフを彷彿とさせる頭脳的な戦いっぷり。不意打ちによって散々苦戦させられた相手と、ようやく正面切って対峙することができたポルナレフは、“真っ向勝負ならもう負けない”とばかりに勝利を確信。ここでの「ご対面」は痺れるほどに格好良かった!!

事実、シルバーチャリオッツの怒濤の突きの前にエボニーデビルはあっさり瞬殺され、呪いのデーボは哀れ呪詛返しを食らってしまったというオチ。

たった1人で死闘を潜り抜け、血みどろになりながらジョセフたちと合流したのに「まったく時間にルーズな奴だ」と叱られるポルナレフ不憫さ。みんな、ポルナレフの扱いがひどすぎる!(笑) もっと彼を労ってあげて~!

今週は作画の良さとポルナレフの格好良さが印象的な回でした。ポルナレフの周りをちょろちょろ動き回るエボニーデビルの作画は気合い入りまくりで、見ているこっちにもイライラする鬱陶しさが存分に伝わってきて良い感じ

ポルナレフの格好良さもポジティブな誤算でしたね。すっかりコメディリリーフの役目が板に付いてきた彼に、戦士としてこんな魅力的な一面があったなんて。普段はお調子者でありながら、戦いは至って真剣というメリハリがたまらない。“仲間になると頼りないキャラ”は取り消しましょう。見くびっていてごめんなさい。

【Amazon.co.jp限定】ジョジョの奇妙な冒険スターダストクルセイダース Vol.1 (オリジナルデカ缶バッチ付 承太郎ver) (第1話絵コンテ集、ラジオCD付)(初回生産限定版) [Blu-ray]

販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ( 2014-07-30 )

定価:¥ 10,260 ( 中古価格 ¥ 7,900 より )

Amazon価格:¥ 12,000

時間:

2 枚組 ( Blu-ray )


ABOUT

なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。
この記事のトラックバックURL
  1. ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース 第8話 『悪魔(デビル)』 ポルナレフ遅いのう←助けに行けって!!

    ジョセフ謎ののんびり。敵スタンドに襲われたポルナレフが集合時間に来ない。また襲われているって思わないのか。 今回はポルナレフが孤軍奮闘、悪魔のスタンドと戦う話です。 …

  1. これくらいで、驚いてはダメですよ(笑)この先の展開でもっとカッコイイポルナレフが見れますよw
    もちろんコメディーリリーフにも磨きが掛かって来ますよww

    •  ゲストさん
      ポルナレフには「妹の仇討ち」という大きなイベントが控えていますから、この先もっとシリアスな格好良さは期待できそうですね。あと、そろそろ「ありのまま今起こったこと」を話してくれてもいいんですよ?

  2. ポルがありのままに話すシーンはラストバトルの冒頭部分ですから、少なくとも2クール中には出てきませんよ

  3. いつも楽しく読ませていただいてます

    ジョジョ版チャッキーも素晴らしかったですね!
    序盤から毎週安定のクオリティですが、これは私にはうれしい誤算でした
    正直なところ、ストーリー上の重要度や一般的な人気から考えて
    初期の敵にこんなに力を入れてくれるとは思っていなかったので…

    ちなみに次の話あたりからさらに内容が濃くなってきますよ!…たぶん

    •  ゲストさん
      どうもありがとうございます~。

      ジョジョはまだそこまで「強敵!」という相手が出てきていないですが、承太郎たちのキャラの濃さのおかげで、毎週楽しんでいます。ただ、このまま「少し先に進んで待ち伏せている敵とバトル」のパターンが続くと、中弛みしないか少々心配。

      >次の話あたりからさらに内容が濃くなってきますよ!
      「花京院がDIOのスパイ!?」という引きが次回への期待感を掻き立ててくれていますね~。一度改心したはずの仲間が実はスパイかもって、もはや何が何だか。