ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない総括&名場面ランキング

特徴的な擬音に代表されるように、初期のジョジョの面白さは、現代の価値観とずれた昔の漫画ならではの非常識さに拠るところも大きかったと思われます。それが第四部ともなると、時代のギャップはほぼ埋まり、「昔の漫画ならではの面白さ」という点はだいぶ薄まりましたが、代わりに目立ち始めたのが、現代のヒット作の礎となっているであろう先進性です。

第三部で確立したやれやれ系主人公・能力バトルに加え、第四部では日常系・ヤンデレ・グルメ・育児・タイムリープといった現代の作品の1ジャンルとなっている要素に、ことごとく先鞭をつけていたのがすごい。私が知っている他作品との類似性も所々で散見され、如何にジョジョが後世の作品に多大な影響を与えていたのかを思い知る結果になりましたよ。20年も前に今のトレンドをこれほど先取りしていたなんてと、まるでオーパーツのような作品。

ジョジョ第四部の異質さの最たる象徴はラスボスの吉良吉影でした。不死身の吸血鬼DIO! 究極生命体カーズ! という流れがあった上で、会社勤めの吉良! という衝撃。争いごとを嫌い、平穏を求める普通のサラリーマンがラスボスというのはとにかく異例。人間離れした身体能力を持っているわけでもなく、飛び抜けて頭が切れるわけでもなく、並外れていたのは性癖だけ(笑) 敵の強さが際限なくインフレになっていくバトル漫画の通説を覆した作品でもありましたね。

ラスボスでありながら常にピンチの連続で、どこか親しみすら感じさせる等身大のキャラ像。しかし、ひとたび牙を剥いたときに見せる残忍で狂気的なサイコパスの一面。目に見えない爆弾に、時間さえも爆破するかつてないスタンド能力。追い込まれても絶対に諦めない凄まじい執念としぶとさ。そういったラスボスらしい恐ろしさもちゃんと併せ持っていて、吉良吉影の深遠なる魅力に私はすっかりハマリ込んでしまいました

そんな吉良に、敢然と立ち向かった早人という麒麟児の存在も忘れられません。小学生の身でありながら、スタンド能力を持たぬ身でありながら、吉良という巨悪に恐れず立ち向かった勇気に、心から賞賛を送りたいです。まさに「人間賛歌は勇気の賛歌!」を体現する少年ですね~。

Go!プリンセスプリキュアに七瀬ゆいちゃんというキャラクターがいまして、彼女もプリキュアに変身することのできない無力な一般人ながら、終盤になると強い精神力で絶望の檻を自らこじ開け、囚われの身だったプリキュアたちを助けるという大立ち回りを見せました。早人のすごさは、そんなゆいちゃんのすごさと重なります。特別な力を有する者同士の戦いにおいて、特別な力を持たない者が立ち向かうことに大きな意義があるのだと。プリキュアに例えられても、ジョジョファンはあんまりピンとこないでしょうが(笑)

スタンド使いであるなしに関わらず、皆それぞれが気高い“黄金の精神”を有しているジョジョの登場人物たち。それぞれが主人公と呼べる存在でしょう。思えば、物語の中で主人公がパワーアップしないバトル漫画なんて、すごく珍しいことですよね。普通は、修行で力を蓄えたり、新たな必殺技を憶えたりしてキャラクターの成長を描くもの。しかし、ジョジョ第四部では実質的な強さの成長よりも、人間としての成長に重きを置いていた。終わってから振り返ってみると、よりジョジョ第四部の凄みを痛感させられます。

★好きなヒロインベスト5★



1,杉本鈴美

可愛さでは図抜けている正統派ヒロイン。吉良吉影に殺害されて以来、地縛霊となりながら吉良を監視し続け、杜王町の住民に警鐘を鳴らしてきた彼女。涙なしでは語れない大変な身の上で、立派な女性だと感じていますけど、どうしても「初キスで舌を入れられた」という情報が頭をちらついて邪な目で見てしまう…!(笑) あと、何気に露出狂っぽいですし。

2,山岸由花子
好きな男の子のために電気椅子を自作するちょっぴりシャイな女の娘。よくある独占欲的な嫉妬深さではなく、自分ならダメ男を立派に成長させられるという思い上がりがベースにあるヤンデレなのがいい。本気で康一君に惹かれていく上で、多少性格は改まっていくものと思いきや、性格の悪さも口の悪さもちっとも変わらないのは由花子ならでは(笑) でも、そういうところに康一君も惚れているんですから、そのままでいいですよ。

3,川尻しのぶ
吉良が漂わせる危険な香りに心奪われ、すっかりべた惚れになっていたしのぶさんは最高にラブリーな人妻でした。私はてっきり、旦那が別人にすり替わっていることにはとっくに気付いていて、その上で吉良に惚れているというパターンだと思っていたんですが、どうやら彼女は最後まで正体を知らないままだったようですね。その方が幸せかな。

4,東方朋子
出番こそ多くなかったですが、その気風のいい性格が好きでした。それでいて旦那のジョセフ(と勘違いした承太郎)の前では、「好き好き好き好き!」と思いっきり甘え始めたりする可愛らしさ。途中CVが豊口めぐみさんから伊藤静さんに変わりましたが、言われなきゃ気付かないほど自然でしたね~。

5,辻綾
気怠げなエステのおねーさん。人相を変える整形を吉良に強制されて殺されてしまいましたが、このとき同時にこっそり“愛と出会うメイク”も施していたんじゃないかと想像していました。しのぶさんとのラブロマンスは、実は辻綾に仕組まれたものだったんじゃないかと。正常な愛で吉良をまともな人間に更正させるために…。

★好きなスタンドベスト6★


1,キラー・クイーン
2,クレイジー・ダイヤモンド
3,バッド・カンパニー
4,ザ・ハンド
5,ハイウェイ・スター
6,エニグマ

キラー・クイーンはぶっちぎりです。テロリスト染みた凶悪な能力のスタンドでありながら、見た目は禍々しさと正反対な、猫っぽく可愛らしいフォルムだったのが好き。第3の爆弾バイツァ・ダストは、能力の発現こそご都合染みていましたが、時間逆行という大仰な仕掛けを取り入れた展開で、ラストバトルに相応しい盛り上がりを見せてくれました。

初期にバッド・カンパニーが出てきたとき、「こんないいスタンド、ラスボス用に取っておけばいいのに…」と思っていたものですが、ちゃんとラスボスはそれを上回るスタンドを持ってきたことがすごいね。

クレイジー・ダイヤモンドは、ただ「治療する」だけでなく、移動手段に使ったり、防御壁に使ったり、遠隔操作に使ったり、応用技が幾つもあったのが面白い。主人公のスタンドは攻撃特化が当たり前だと思っていたので、ヒーラータイプだったことは当初驚きと戸惑いがありましたが、今となってはまさに主人公に相応しいスタンドだったと断言できます。

★ジョジョ第4部名言集★


2話「人間は何かを破壊して生きているといってもいい生物だ。その中でお前の能力はこの世のどんなことよりも優しい」
見た目厳ついヤンキーながら、実はヒーラータイプという異例の主人公。そんな彼の能力を「優しい」と表現した承太郎のセリフは心に残ります。アンジェロを岩に閉じ込めたのも優しさですよね!

2話「俺がこの街とお袋を守りますよ。この人の代わりに。どんな事が起ころうと」
仗助の戦う理由は、お爺ちゃんの復讐ではなく、お爺ちゃんの遺志を継ぐこと。「誰かのため」という私的な理由ではなく、「杜王町を守るため」という公的な理由で戦える仗助には、誠の正義感が備わっている。

5話「殺すスタンド使いよりよ、治すスタンド使いを探すっつーんなら、手伝ってもいいぜ?」
命を狙われたのに、一緒に直すスタンド使いを探してやると手を差し伸べる優しさ。仗助というキャラの魅力が段々わかりはじめてきた頃でした。

8話「康一君。貴方はこれから私のことを恨む気持ちになるかもしれない。でもこの家を出るとき、一回りも二回りも成長した自分を鏡で見て、きっと私に感謝するわ。ああ、自分にはこの女性が必要なんだ、山岸由花子がいなくてはこれから生きてはいけない、ってね」
完全にキてますね~。努めて冷静に、客観的な正論を話しているようで、言っていることが狂っているというところが、ヤンデレとしてのレベルの高さを感じさせます。こんな女と、最後は普通にラブラブになって付き合うという未来は想像できなかったです。

10話「トマトを料理させたらイタリア人に敵うものはおりません。これは自慢ではありません。誇りなのです」
誇りというのはなかなか日本人にない感覚ですので、この言葉は響きました。

12話「今回だけはね。直さないからいいんじゃあないか…!」
ジョセフとの親子愛が垣間見えた麗しい感動シーン。さりげない仗助の優しさが心温まりますね。最後の別れ際では財布巻き上げていましたけど(笑)

13話「格好付けたかったんじゃよ、お前の前で」
息子の前でいい格好したかったというちんけなプライド。でもそんな小さなプライドのために、命だって張ってしまう父親のいじましさが素敵です。

14話「リアリティだよ。リアリティこそが作品に命を吹き込むエネルギーであり、リアリティこそがエンターテインメントなのさ」
漫画を書く上で必要なのはリアリティだと豪語する露伴。100%同意します。荒唐無稽な物語こそ、説得力を持たせるしっかりしたリアリティは必要。

17話「有無を言わせず、先手必勝さ!」
出会い頭のヘブンズ・ドアーという最強戦術(笑) まったく躊躇しない露伴の容赦なさに笑う。

18話「俺はくれるっつーもんは、病気以外ならなんでももらうかんな!」
真田丸27話で真田昌幸が発した「もらえるものは病気以外もらっておけばいいんだ!」との奇跡のリンク。

19話「恨みがないように分けるって、スタンドの数を入れないと不平等だど? オラのハーヴェストの数を500ぐらいと考えると、あんたたちは1つだから 500:1:1で分けるべきだど。違うかコラ?」
人なつっこいキャラでありながら、調子に乗りやすく態度は尊大。リアルにいたらすごく嫌な奴ですけど、キャラとしてはすごく愛すべき奴でした。

20話「始めからそういう態度に出ろ! ボケェェ!」
究極に口と態度が悪いヒロイン(笑) 少しでも相手が甘い顔を見せたら、途端に居丈高になれる由花子の性格はある意味羨ましい。この回は、「うるっさいわね! 勝手に赤になった信号が悪いのよ!」の逆ギレも好き。

24話「いい時計だな。だがもう時間が見れないように、叩っ壊してやるぜ。…貴様の顔面の方をな」
時計をぶっ壊すなんてひどい! と思ったら、ぶっ壊すのは顔面の方でもっとひどい!(笑) めちゃくちゃカッコイイセリフでしたが、とても主人公サイドのセリフとは思えません。

24話「私は生き延びる…。平和に生き延びてみせる…。私は人を殺さずにはいられないというサガを背負っているが、幸福に生きてみせるぞ…」
平和と幸福を希求する前代未聞のラスボス。人を殺さずにはいられないサガさえなければ、真っ当な一般市民として恙なく静かな日々を送れたでしょうにねぇ…。

28話「だが断る」
誰もが知る名言ですが、まさかこんなにカッコイイ使われ方をされたセリフだったとは。命乞いを毅然と拒否して、プライドは明け渡さない露伴の誇り高さに痺れます。

29話「脱出するのに何も問題はない」「依然問題はなし」「問題なく直す」「当然バイクも直る」
次々立ちはだかるハードルに、慌てることなく淡々とクリアしていく仗助の格好良さ。クレイジー・ダイヤモンドの能力を熟知し、完全に使いこなしているがゆえ。

30話「なんだ…? この吉良吉影、ひょっとして今ホッとしたのか…? 彼女の眼にサボテンのトゲが刺さらなかったことに…? なんだ!? この気持ちは…!? この私が他人を心配するなどと…!」
ここでルート選択を間違えなければ、しのぶさんと平和に暮らすグッドエンディングもあり得たかも知れないなぁ…(笑)

33話「これがもし…、紙にされたのがもし! バカだけどよぉ…、俺をいつも元気づけてくれるあの女どもだったらと思うと、あの女どもの誰かだったらと思うと! テメェ!! 俺だってそうしたぜッ!!」
三枚目キャラでありながら、いざというときには男を見せる噴上裕也にグッとくる。取り巻きの女子にモテまくっているのも納得。昨今多用される「控えめに言って最高」の言い回しも、元ネタは噴上の「控えめに言ってミケランジェロ」だと聞いてびっくり。

36話「神様、どうかこの僕に、人殺しをさせてください」
神様に助けを乞う他人任せな神頼みではなく、「自分で殺るから許可をくれ」と神様への申請だったところが、並みの小学生の発想じゃなくて戦慄します。

39話「いいや! 限界だ! 押すねッ!」
「押すなよ?」「押すなよ?」のフリに対して言いたくなる汎用性の高い名言。バイツァ・ダストのボタンを押す押させないの一瞬のせめぎ合い、最高に熱いラストシーンでした。

ジョジョの奇妙な冒険 全63巻完結セット (ジャンプ・コミックス)

著者/訳者:荒木 飛呂彦

出版社:集英社( 2010-01 )

定価:¥ 26,568

Amazon価格:¥ 26,568

コミック ( ページ )

ISBN-10 :

ISBN-13 :


6 Responses so far.

  1. 次男坊ザウルス より:

    長文失礼します。

    はじめの段階で、承太郎という街にやって来たヒーローと、仗助というこれから光輝く粗削りのダイヤの原石のようなヒーロー、彼らを一般人として見ていたのは康一でした。まあおぼえてもらう必要はないですけど、と最初に本人も言っています。
    四部の舞台は街。戦う相手が普通の社会に暮らす市民で、自分の趣味や利己のために他者の被害を省みない、だが自分の邪魔をするものは蹴散らす。言うならば受動的、あるいは反射的、または消極的な悪意の持ち主だから、そう言った人達の被害者としても、康一は必要だったのです。やられっぱなしじゃ可愛そうですし、本人が何も学んでいないように見えるので、スタンドを手にいれ、成長し、強くなりました。しかし、物語の中盤でact3にまでなってしまった、強くなりすぎた。これはもう、一般人じゃなくて逸般人だ。なので後半は、弱いながらに街を守るヒーローとして、早人の存在が際立ちました。最後まで主人公サイドと接触しなかったのもそういう理由でしょう。そして終盤、成長した証としても康一が一矢報い、最大の悪を仕留めたのです。
    兄貴についていかず、自分で生きる道を選ぶ強さ、自らに由るという意味の自由に生きる道を信じられるようになった億泰も、当初は敵であっても鈴美に対する恩義から正義に目覚め、他人の喪失に「寂しいよ」とまで言うようになった露伴。彼らもヒーローになったのです。

    そして、なにか完全に片付いた訳ではないというラストの感じ。川尻家に吉良が残した傷もそうですが、吉良はあくまで独立した一人の殺人鬼であり、街から完全に悪がなくなるわけではないということ。それが、最後のふたりの旧主人公二人の会話に繋がるのです。
      
    結末は勿論何年も前に読んで知っていましたが、やはり胸に来るものがありました。信号無視ができない年齢になり、吉良に憧れも抱くようになって、無数の手に連れていかれるところは悲しみすら感じました。でも、さよなら。ありがとう四部。改めてそんな気分になる、いいアニメでした。

    ちなみに、管理人さんは始まる前、敵を組織と考えらっしゃいましたね。「そう思ってれば四部みんなインパクトあるだろうなあ」と思いつつ、四部のスケールの小ささに魅力を感じられるか心配でしたが、気に入ってくださってホッとしました。

    あの人のジョジョmad四部も勿論名作です。では。

    • 新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

      最初は単なるやられ役・驚き役にすぎなかった康一君も、いつしかいっぱしの戦士になり、カワイイ(?)彼女までできて公私ともに絶好調でしたから。康一君をパワーアップさせすぎたから、代わりに早人を登場させたというのはあながち間違っていないのかも。

      本分では第四部登場人物は全員主人公だったと表現しましたが、全員がヒーローだったという方がしっくりきますね。こっそり本分を置き換えようかと思ったぐらい(笑) 仲間と呼んでいいのかもわからないほど、バラバラの人間の集まりでしたが、愛する地元の街を守りたいという思いは共通。治安維持活動という社会正義を全うする彼らは、間違いなくヒーローそのものでした。

      >鈴美に対する恩義から正義に目覚め、他人の喪失に「寂しいよ」とまで言うようになった露伴
      露伴のデレはよかったです(笑) あれだけエキセントリックでワガママだった露伴が、最後の最後に素直に心情を吐露したのはじ~んと来ました。

      >無数の手に連れていかれるところは悲しみすら感じました
      そうですね…。暗闇に飲み込まれていく吉良を見ながら、「吉良を救えなかった」という不思議な無力感が私の中で芽生えていました。吉良が行ってきたのは許されざる行為で、このような末路は当然のものだと道義的には納得できても、心情的にはなんとか彼が死なずに救われる結末を見つけ出してあげたかった…。馬謖を助けてやりたいけど、軍法に照らしあわせて処刑せざるを得ない諸葛亮の思い。

      >四部のスケールの小ささに魅力を感じられるか心配でした
      第三部の世界を股に掛けるワールドワイドな世界観もいいですが、杜王町という1つの小さな街で起こる箱庭的な物語であったのも面白かったです。主人公が戦う理由も対になっており、第三部は「ホリィさんを助けるために」という私的理由で戦いに臨んでいましたが、第四部では自分が生まれ育った街を守りたいという公共心から戦いであったところが、より私好みでしたね。自分の生まれ育った街や国を守りたいという意識は、崇高な正義感だと私は感じてしまうのです。

  2. tcp より:

    完走お疲れ様でした。浅生さんの感想を私も楽しみに見させてもらっておりました。
    これ、ほんとにジャンプでリアルタイムで毎週読んでいた身からしても、いきなりどうした?
    それでこれからどうなる???って不安だらけのまま読んでおりまして、それだけに
    面白さの波に乗るまでが大変だったりしておりまして、それこそ面白さに目覚めてきたのは
    イタリア料理→漫画家→ハーヴェストの流れあたりからでしたね。

    そのあたりの1エピソードだけ引っ張ってきても抜群に面白いエピソードを散りばめながら
    吉良が御登場となってくる構成・展開が何度第四部を読み返しても楽しめるエンターテインメントで
    あるのだなあと思っております。

    全体的な展開も特異でジャンプ漫画離れしたものでもあるのですが、やはり最大の特徴はラスボスが
    サラリーマンだということですよね。あまりの異質なラスボス感に、吉良の真似をして爪の長さを測って
    集めたりする狂信ファン(実在します)を産んだりと罪深い作品だとも思います。

    あと「いいや限界だ、押すね」なんかは「だが断る」ほど有名じゃ無いにしろ、「いいや限界だ、買うね」みたいな
    バリエーションで使われてることが多い台詞だったり、後世の創作に多大な影響を与えてるんですよね。

    ジョジョ第四部は名残惜しいけどこれで終了なのですが、第八部まで続いている(しかも第八部も舞台は杜王町)
    荒木先生からは、まだまだこれから、いままでのものを全部過去のものにするような作品が
    生まれてくるんじゃないかなーって期待しながら追いかけることが出来る、これも幸せなことなのかもしれません。

    • 新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

      ジョジョ第四部で、自分的に一番ヤバかったのは第1話でしたね。第三部と明らかな毛色の違い、作画クォリティの大幅劣化、主人公が魅力薄(あくまで第1話の時点ではです)などなど、不安要素が山積していて、「これは3クール完走できるかな…」「無理だな…」という不安まみれのスタートでした。

      でも、第2話で早くも印象は上向きになりました。“面白さに目覚めた”というと私はどの辺りかな…。山岸由花子が出てきた辺りかもしれません。彼女の存在は、相当なインパクトがありましたから。

      >吉良の真似をして爪の長さを測って集めたりする狂信ファンを産んだりと罪深い作品
      あはは。そんな人もいたんですか。吉良吉影の影響力の大きさを物語っていますね。

      第四部は序盤からもう面白かったですが、吉良登場以降は面白さの性質が変わってきて、別作品のような楽しみになってきました。3クールの中弛みしそうなところで、こんなにも興味を惹き付けられる存在が出てくるなんて、作品としての構成も満点でしたね。

      >後世の創作に多大な影響を与えてる
      最初にジョジョに興味を持ち始めたのって、ネットに蔓延しているジョジョネタの数々でした。「ジョジョなんか全員知っていて当たり前だろ」的なノリで会話が交わされるものですから、それを理解できていない自分が多少悔しくて。基礎知識を得るために見始めたのがきっかけだったり。

      そんなわけで、熱狂的なファンを持つジョジョは、後世に多大な影響を与えたコンテンツだということはある程度わかっていたんですが、まさか創作の分野においてもこれほどの影響をもたらしていたとは驚きでした。ジョジョを知ることで、明らかにジョジョの影響を受けているであろう他作品が幾つも浮かび上がってきましたからね~。特に冨樫義博さんは相当影響されていると思う(笑) オタクの基礎知識として、やはりジョジョは必修科目でした。

  3. ゲスト より:

    選んでくれた台詞を見れば、各エピソードの記憶が蘇ってきますね
    どれも重みのある台詞ばかりですが自分が一つ選ぶとすれば
    13話「格好付けたかったんじゃよ、お前の前で」
    です、ジョセフ好きなので

    作品全体を象徴するような台詞は、ジョセフが承太郎に語った
    黄金の精神の下りでしょうか、しみじみしました

    • 新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

      「格好付けたかったんじゃよ、お前の前で」をNO.1名言に選びますか! 私もまさに全体で1,2を争うほど好きなセリフでした。「赤ん坊を助けたかった」で良かったはずなのに、わざわざ「息子の前で格好つけたかった」という、ある意味格好悪い自分を正直に吐露したところにグッと来ます。妹の前ではカッコイイ兄でいたいとか、妻の前でカッコイイ夫でいたいとか、愛ゆえにつまらない男の見栄を張ってしまう心理ってなんか好きなんですよね~。

      >ジョセフが承太郎に語った黄金の精神の下り
      名言集には取り上げていませんが、それも間違いなく第四部を象徴する名言ですよね。悪を退ける力ではなく、精神を讃えて終わったところが四部らしいなって。