ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない第22話「吉良吉影は静かに暮らしたい その2」雑感

触れたものを爆弾に変え、遠隔操作で爆破させる。四部になって直接的な殺傷力を持たない特殊能力系スタンドが主流になってきましたが、久々にストレートな攻撃系。HUNTER×HUNTERのゲンスルーもそうだったように、“爆弾”という攻撃はシンプルに恐怖心が喚起されて好きですね。しかし、静かに暮らしたいと言いながら、めっちゃ爆音がするスタンド能力なのは…(笑)

そもそも「静かに暮らしたい」くせに殺人を繰り返している時点で矛盾があるわけですが、彼の殺人は社会秩序に混沌をもたらすのが目的でないのは確か。吉良が持つ女性の手への異常な執着は性的嗜好に基づいた衝動であると推察され、己の性欲を満たすための手段であるならば、「そっとしておいてほしい」と思いたくなる気持ちは(超身勝手ですが)わからなくもないです。

先日、性欲を抑えきれない若手二世俳優が逮捕されたばかりで、丁度性欲と犯罪の結びつきを考えるきっかけがありました。強姦致傷に及んだ容疑者を擁護する気は毛頭ありませんけど、イリーガルな性癖を抱える人間の苦労はちょっと同情させられます。望んで得た性癖ではないのに、社会規範にそぐわないという理由で日々欲望を抑えつけて煩悶しなくてはならないのは、なかなかの地獄だなぁと。

どんなに折り目正しく生きている真面目な人間でも、歪んだ性癖を抱えているのは珍しくないこと。ロリや陵辱などが好きでたまらないのに、強固な理性で自分を律して正しく生きている人たちは、逆に尊敬したくなりますよ。少女愛好やレイプ衝動はまだ性癖としてはメジャーなので、創作物なり風俗なりである程度満たせるでしょうけど、もし吉良のように「女性の手が好き」というマイナー且つハードな性癖に目覚めたら、ホントどう解消すりゃいいのやら

重ちーは、吉良のキラー・クイーンの爆破によって粉微塵となって死亡。天に召される重ちーの魂を目撃した鈴美によって、自分を含む大勢の人間を殺めてきた連続殺人鬼と同一犯による犯行であると断定。遂に仲間内から死亡者が出たことで、危機感を募らせた杜王町のスタンド使いたちは一堂に集結。ここでの全員集合は、いよいよ最終決戦が始まるという感じでテンション上がりましたねー!

最後の力を振り絞って犯人の手掛かりとなるスーツのボタンを届けた重ちーのように、この良い意味で統一感のないバラバラのメンバーたちが、己の能力を駆使して、吉良吉影を一歩一歩追い詰める手助けになっていく展開になったら熱い。戦闘要員ではないトニオと彩が何の役に立つのかはちょっと想像できませんけど(笑) 本格的な戦いに突入したら「トニオと彩は置いてきた」になりそう。

それにしても、重ちーが死亡するというのは予想していませんでした。比較的最近仲間になったばかりのキャラだけに、こんなにも早く退場してしまうとは…。キャラ的に面白かったですし、ハーヴェストも戦闘で使える能力なので、まだまだ活躍する場面があると思っていたら…。合掌。

瀕死の重体で命からがら仗助に救いを求めようとしていた重ちーに、バスケットボールをライナーで思いっきり直撃させておいて「ごめんごめん」で軽く済ませた女生徒たちは絶対に許さない(笑) どう見ても死にそうでヤバイのに、助けを呼ぶことすらなく「ほっときなよ、気持ち悪い」で放置するなんて、お前らに人としての心はあるのか! 重ちーがイケメンだったら助けられていたのかな…。

10 Responses so far.

  1. 白柴 より:

    靴屋の店主が、すぐ死ぬモブなのにやたらキャラが立ってた気がします(笑)

    >「そっとしておいてほしい」と思いたくなる気持ち
    吉良の場合、「殺人癖あるけど平穏に生きるぞ!」くらいの前向きな感じなんですよね。なおさら怖いわっていう。

    >「ごめんごめん」で軽く済ませた女生徒たち
    原作だと顔面が歪んで鼻血を垂らしてるくらいだったんですけど、アニメだともう血塗れなので不自然すぎましたね(笑)
    先生どころか即救急車呼べよってレベル。

    • 確かにすぐ殺されてしまうだけの役目で、あんな癖の強いキャラ付けは必要だったのか。顧客の名前は完全に憶えている豪語しながら、名前のタグを確認して漢字が読めないという…(笑) 当時としては問題ありませんが、個人情報ががばがばすぎるのも今となっては面白い。

      >アニメだともう血塗れなので不自然すぎました
      学校の廊下であんなクリス・ポールばりの鋭いチェストパスが飛んでくるはずないんで、絶対イジメですよ!(笑) このシーン、あり得なさすぎて繰り返し見ても笑ってしまう。女子怖いわ~。

  2. ゲスト より:

    キラークイーンの爆発音に関しては漫画的演出だと思いますね、ドカーンとか音がしたのに仗助たちが全く気づかないのはおかしいですし、古い手を処分したときのように音もなく煙のように消し去ったのだと思います
    でも重大な場面を漫画やアニメで無音でやると絵的に地味なので見栄えを重視したのでしょう
    音と爆風をともなった激しい爆発も、もちろん起こせるのですが密かに事を行いたいときにはこっそり消滅させたりしてるのであの場の状況を考えるとそっちを使った可能性が高いとおもいます

    吉良の魅力は色んな面を持ってるところがしっかり描かれていくところでしょうね、日常の一見普通の会社員に見えるときにもどことなく狂気が見え隠れしたり、殺人者として動いてるときにも不意にまとも?な人格や思考が顔を出すのが面白いです

    • 大勢の生徒が行き交う校舎内で重ちーを爆死させたシーンを見ると、その辺の漫画的な事情はなんとなく理解できますけど、もう少し事情説明があっても良かったかもしれませんね。もしくは「サイレント・ボム」とか、効力がわかりやすい感じの能力名にするとか。

      といっても、別に批判したいわけではないです。静かに暮らしたい・目立ちたくない吉良吉影が、よりによもよってこんなうるさそうでド派手な技を使う矛盾に面白さを感じていますので。まだこの先に更なる大技を隠し持っているかもしれませんが、それもまた度肝を抜くようなド派手な技であってくれたら。

      >一見普通の会社員に見えるときにもどことなく狂気が見え隠れ
      正常も異常も表裏一体で、本来は切り分けて考えるものではなく、人間誰しもそれを同時に持っていて、マルチタスクで進行していくもの。正常であり異常でもある吉良吉影を見ていると、そういった思いを強めます。

  3. ゲスト より:

    女子生徒の対応もそうですが、初登場シーンで仗助に頭良いって言われてめちゃくちゃ喜んでたり、一人で体育倉庫でご飯食べてたりとしげちーの描写にはちょっと闇を感じてしまいます。
    周りからはあんまり好かれてないのかな?とか
    それだけに仗助、億康との関係には結構ほっこりしていました。

    • 重ちーはどう考えても中学生にしては知能が幼すぎますし(変なところで博識ですけど)、机に落書きしていたパパとママの絵を見ても、やはりその辺は深く追求してはいけないような気がします(笑) でもキャラ的には面白い人物でしたし、仗助と億泰の絡みももっと見たかっただけに、ここでリタイアは悲しすぎる…。

  4. ゲスト より:

    スタンド使い集合時に、何故か居ない小林玉美の扱いに笑います。

    しかし、吉良のスタンドは、内部から爆発四散させるという恐ろしいスタンド。特殊能力として、もう一つの能力も持っていると言うボスに相応しい能力です。(どういう能力か言ってしまうと、ネタバレになるので割愛)

    重ちーが早々と死んだのも、連載時はびっくりしましたね。多分、重ちーが残っていると、吉良の正体を知るのも、戦うにも楽に終わってしまう可能性があったからでしょうかねー。実際重ちーのスタンドは鬼のように強い能力ですし。吉良と戦う時の相性もよさそうです。

    しっかし吉良も、あの性癖で、あの頻度で手(死体)を変えていたら、15年で81人(行方不明)で済んでるんでしょうかね?まぁ、81人が全部ってわけじゃないでしょうし。実際は、その3倍くらい殺してそうですが・・・。

    その割には、色々杜撰で迂闊なところが、吉良の魅力でしょうね。目立たないように生きていますが、かなりの自信家ですしねー。

    • 私も今の今まで小林玉美のこと忘れていた。出だしはインパクトあったのに、いつの間にかいなくなっても気付かないレベルに。

      存在を忘れていたというと、億泰のお父さんも。普通に街中に連れ出していましたけど、大丈夫なの!? あの場面、お父さんを呼ぶ必要はなかったような。吉良吉影は偶然見かけた仗助と億泰の姿にびっくりしていましたが、それよりもその間で歩いていた謎の緑色の生き物に驚くべきだったと思う(笑)

      >(吉良)特殊能力として、もう一つの能力も持っていると言うボスに相応しい能力
      気になりますね。承太郎もオラオラとは別に時間停止を憶えましたので、1つのスタンドが複数の能力を持っていることはあり得そう。

      >重ちーが残っていると、吉良の正体を知るのも、戦うにも楽に終わってしまう可能性
      有能すぎるスタンドを持っていたがゆえに、早めに整理されてしまったということでしょうか。そうなると、露伴もヤバイ? ヘブンズ・ドアーは吉良には効かないでしょうが、仲間の人命救助にも使えるので便利すぎる…。対照的に、由花子の髪の毛攻撃はあんまり使えないので、長生きしてくれそう。

      >色々杜撰で迂闊なところが、吉良の魅力
      DIO様もカーズ様も強さゆえの慢心みたいなものはありましたが、吉良は本当に等身大のうっかりさんみたいなところがあるので、親近感が持てますね。その身近さが恐怖にもなっているんですが。だって、世界を破壊し尽くす魔王よりも、近所のどこかに住んでいる殺人鬼の方が体感的には怖いですし。

  5. ヒンメル より:

    >トニオと彩は置いてきた
    辻彩は物語上重要な役割をするのですが、トニオさんがどーなったのか真剣に思い出せないです。そもそもこれ以降再登場したかどうかも覚えてない…

    • 辻彩が重要? 愛に出逢うメイクを施して、吉良に女性の手首以外も愛してもらえるようにするのかな(笑)

      トニオさんは体力回復要員としての後方支援が期待できそうですが、ヒーラーとして有能すぎる仗助がいるので、あんまり活躍どころなさそうですよね…。