ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない第17話「岸辺露伴の冒険」雑感

地図にも載っていないコンビニ脇の小道。足を踏み入れてみると、そこは同じ場所をぐるぐるとループする奇妙な無限回廊。元の場所に戻るための出口はいつの間にか消え、どういうことかと戸惑うばかりの康一と露伴の前に、ある1人の少女が姿を見せる。

親切心で「案内してあげようか」と声を掛けてきた少女に対して、有無を言わさずヘブンズ・ドアーを喰らわせた露伴の非道。「先手必勝さ!」じゃないよ(笑) スタンドの力で彼女のスリーサイズや初潮の時期、初めてのキスで舌を入れられた経験など乙女のプライバシーを勝手に覗き見たのが最低すぎる! 気持ちはわかるけど!

結局、杉本鈴美という少女はスタンド使いではなく、敵意も持っていないことが確認できたため、攻撃した記憶を消して最初の出逢いのシーンからやり直し。恥ずかしい個人情報を洗いざらい知られてしまったあと、またキメキメのポーズで「案内してあげようか」とテイク2を始めた鈴美に、名状しがたい興奮を憶えたのは私だけじゃないはず(笑)

ジョジョに出てくる女性キャラはほぼ全員好みのタイプなんですけど、この杉本鈴美は一目惚れに近い勢いで大好きになりましたねー。性格に難が……もとい、クセが強いジョジョ女性陣の中で珍しく普通にカワイイと感じられるヒロインですし、スタイルといい、ファッションといい、ポージングといい、キャットウォーク気味の歩き方といい、妙にえっろいのがそそります。後にお姉ちゃんキャラだったことが判明するのもポイント高い。

ただ、彼女は普通の人間ではなく、実は15年も前に永眠している幽霊でした。自宅に押し入ってきた殺人鬼に襲われ、一家惨殺の悲劇に見舞われた被害者。その残忍なシリアルキラーは今尚この街に棲み着いて犯行を重ねており、杜王町の少年少女の行方不明者は実に全国平均の8倍を数えるという。彼女はその事実を街の住人に知らせるべく、地縛霊となって15年もの間、警鐘を鳴らし続けていたのでした。

自分と家族が殺された無念を訴えるのではなく、自分が生まれ育った街の誇りと平和を守ってほしいと訴えかけてくる鈴美にはグッと来るものがあります。最初、彼女を殺した殺人鬼は1話に出てきた片桐安十郎のことだと思っていましたが、話の流れからするとどうやら別の人物っぽい。もしアンジェロが彼女の仇なら、今頃岩に閉じ込められたまましくしく泣いていることを教えてあげれば、すぐに満足して成仏できるんでしょうけどね(笑)

「あの世へ飛んでいくその魂たちと、話はできないけど何度も見たわ…。奴の趣味はよくわかるのよ! 私にはわかるの!」

鈴美の証言の中で引っかかったのは「趣味」というフレーズ。これほど陰惨な殺人事件が犯人の趣味によって行われたものであったなら、より猟奇性が増してぞっとしますよ…。

ここでいう“趣味”とは殺人行為そのものを指しているのか、それとも子供を対象とした性的倒錯のことを指しているのか。Cパートでは、切り取られた女性の手首を連れて歩く吉良というサイコ野郎が出てきましたので、彼が鈴美を殺した犯人であると仮定すれば、エド・ゲインのような人体収集癖を持っていた可能性が有力。犯人は鈴美を殺す前に、「お嬢ちゃんの手ってすべすべしていてカワイイね」と少女の手に執着を見せていましたし、やっぱり犯人はこの吉良ですかねぇ。

しかしそうなると、鈴美の手が切り取られず、死因は背後からの刺殺だったことが腑に落ちません。他の被害者も“同じ(背中の)傷口を負っている”とのことですから、犯行の手口が一致していないような気もします。思わせぶりに登場した吉良は鈴美殺しの真犯人を見誤らせるためのミスリード…? まだちょっと判断つきかねていますが、もしアンジェロと吉良の他にまだ殺人鬼がいるとするなら、杜王町ヤバイ奴多すぎ!

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  1. 杉本鈴美は、ジョジョ世界の中で一番可愛く感じます
    それが服装のせいなのか性格のせいなのか、自分でもよく分かりません

    でも一つ言えるのは
    なかなか良いおっぱいをしているなってことですね

    • 性格も勿論カワイイんですけど、服装がめっちゃツボです。カチューシャ×お姉さんキャラにまず弱いのと(アマガミの森島はるかなど)、ノースリーブ×アームカバーの組み合わせが好き。ミニスカ×ニーソックスの絶対領域が人気なら、ノースリーブ×アームカバーの絶対領域も注目されていいと思う!

  2. アニメになると吉良のサイコっぷりが原作より上がった気がして良かったです。全部独り言だったんだと思うとなかなかの恐怖ですね。
    アニメだとオリジナルで1話冒頭やレッチリ決着回で手首のシーンがあったので衝撃度はそれ程でもなかったのかな?というのがちょっと残念な気もしますが最初から匂わせておく脚本もそれはそれで良かったのかも知れません。

    >テイク2を始めた鈴美に、名状しがたい興奮を憶えた
    そこで秘密を知っていることをバラしたらどんな反応をするのか、下衆な想像が捗りますな!

    >同じ(背中の)傷口を負っている
    これ何気に原作既読でもよく分からないんですよね。
    同じ犯人にやられたことだけは感じ取れて「同じ(犯人による)傷口を負っている」と解釈した方が良いかも知れません。
    いやまぁそうは聞こえなかったと思いますがそう解釈しないと齟齬が出てくるので(笑)

    • 1話冒頭のことは完全に失念していました(笑) 言われてみれば、杜王町RADIOが流れる中で手首が転がっていましたよね。伏線として切り取られた手首が何度か出てきていても、吉良に差し伸べた手の先がなかったときは「うお!」と思いましたので、充分衝撃はありましたよ~。

      もっとも、四部ラスボスの吉良吉影と初めてお目にかかれたことの方が衝撃でしたが。ゲーム動画でなんとなく姿は知っていましたが(声は小山力也さんだった)、こうしていざアニメで見てみると全然ラスボスのオーラが感じられないな(笑) 見た目はモブかと思うほど特徴がなく、どこにでもいる普通のお兄さんって感じ。でも、そんな一見まともそうな奴が、手首連れて歩いているというサイコっぷりが恐怖です。

      >秘密を知っていることをバラしたらどんな反応をするのか、下衆な想像が捗ります
      あはは。いろんな妄想が掻き立てられますね。顔を真っ赤にして俯いていた康一君も、同じようにゲスな妄想に耽っていたに違いない!

      >「同じ(犯人による)傷口を負っている」と解釈した方が良いかも知れません
      犯人捜しの話になるとついつい裏を読みたがる癖が出てしまいますが、そこはあんまり深読みしすぎない方がいいのかな。

  3. 吉良は女性の手が好きって割りには、扱いは割とぞんざいだったのがやはりというかあれですね。
    森川氏による、性癖以外は普通の男性と言った感じが狂気を醸し出す。

    • 私もそこ気になりました。少女の手を偏愛しているようで、その持ち主の名前を忘れたり、垂れてきた血糊に不快感を示したり、やけに扱いがぞんざいだったのが。収集家は対象を最大限愛でるものという思い込みがありますので、初見では吉良の思考パターンが掴みにくいです。

  4. ヘブンズドアーがひどい有様になってましたね。お手軽に相手を本にして色々書き込んで好き放題できるとか封印指定待ったなし! な感じです。
    背中の傷については特に気にしないでいいと思いますよ。やたら押してきますが殺し方を見ると手首以外○っ○○○やんけとつっこみが入ることうけあいなので。

    • ただでさえ、原稿1枚見せれば思いのままというチート技だったのに、空中にエアーでイラスト描いてもOKになったり、康一君がピンチに陥ったとき、直接本人に文字を書き込むことなく一瞬で命令を入力できたり、やりたい放題の技になっているような…。次回アップデートでは能力の下方修正入れてもらわないと(笑)

      一応、“自分の漫画を理解できないダサイ人間には通用しない”という言い訳が入りましたので、本当の強敵相手には通用しないんでしょうけどね。

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なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。