ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない第2話「東方仗助! アンジェロに会う」雑感

12歳の頃から殺人を繰り返してきた筋金入りの凶悪犯罪者、アンジェロこと片桐安十郎。いい気になっている奴を極度に嫌う自己中心的な性格で、激情すると犬をも噛み殺す異常性。初回の敵からグレートな奴が出てきましたね。少年を強姦殺人して局部を柱に打ち付けるような超弩級の○○○○、少年誌の漫画に登場させないでよ(笑)

武器となるスタンドは、水分に混じって自由に移動ができるアクア・ネックレス。非力で戦闘力は低いが、水を伝って身体の中に潜り込もうとしてくるからヤバイ。体内に侵入されてしまったら負け、その前に捕獲できれば勝ちという息詰まる攻防戦。ラバーソール戦やンドゥール戦がそうだったように、リキッド型のスタンドは手強いイメージありますね。

アクア・ネックレスには一度母親の体内への侵入を許してしまう不覚を取りましたが、そのときは仗助がクレイジー・ダイヤモンドで母親の身体を外からぶち破り、直接アクア・ネックレスを手掴みして摘出したあと、瞬間的に治療して元に戻すという超荒々しい外科手術で事なきを得る。通常ならば即死に至るダメージでも、痛みを感じさせる前に回復させることができてしまうとは、クレイジー・ダイヤモンドはかなり高性能なスタンドのようで。1話では不良の顔が間違って治されていたので、正常に元通りにすることはできない性質かと思っていましたが、ちゃんと完全修復することも可能なのね。

「人間は何かを破壊して生きているといってもいい生物だ」
「その中でお前の能力はこの世のどんなことよりも優しい」

だが、生命が終わったものはもう戻らない。人体の治癒のみならず、物質の再生もお手の物でも、祖父の死だけは取り消すことができない。悲しいですが、ここは設定として良かったと思います。死んでも簡単に蘇生できてしまうようでは、命の価値が軽くなって興醒めですから…。まぁ、既にシュトロハイムがサイボーグになって復活したり、ジョセフが心臓マッサージで蘇ったりはしていますけど(笑)

「俺がこの街とお袋を守りますよ。この人の代わりに。どんな事が起ころうと」

ここ感動しました。お爺ちゃんの仇討ちが目的ではなく、お爺ちゃんの遺志を自分が継ごうとする覚悟がいい! 故人への想いの強さを感じさせてくれるセリフ。この瞬間、私の中で“第四部主人公は仗助である”と認識できましたよ。関係ないですけど、仗助にとってお爺ちゃんはお父さんよりも年下なのか…。やはりジョセフは罪深い(笑)

アンジェロは雨が降る好機を待ち、仗助の家の中へと忍び込む。水、雨、湯気、あらゆる侵入経路に最大限の警戒を払いながらも、加湿器という盲点から体内への侵入を許してしまった。しかし、仗助はそれを見越してゴム手袋を口に飲み込んでおり、口内から潜り込もうとしたアクア・ネックレスを目論み通りに捕まえることに成功

スタンドが捕まるとスタンド使い本人の居場所もあっさり炙り出され、恒例の処刑タイム。どんなに凶悪で残忍な敵であろうとも、決着がついたあとは小者に成り下がるのがジョジョらしい(笑) もしかしてオラオラですかー!?

残念! 「ドラララァー!」でした(笑) 承太郎のスター・プラチナの場合は、ボッコボコにされるだけ(?)で済みましたが、クレイジー・ダイヤモンドはその上岩と一体化させられ、一生閉じ込められたままという惨い仕打ち。彼が閉じ込められた岩がアンジェロ岩として街の名所になったという後日談は笑いましたよ。名所その1ってことは、これから先も倒された敵は片っ端から街の名所にされていくんでしょうかね?

TVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』オープニングテーマ「Crazy Noisy Bizarre Town」 / THE DU / CD ( Music )

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なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。
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  1. 第一話で大川透さんのナレーションがなかったので
    後日談があの声色で流れてきた時は思わず笑ってしまいました

    ジョセフの息子だけあってお調子者な軽さも感じさせつつ
    熱い一面も覗かせてくれて、感じの良い主人公ですよね

    • 一部、二部、三部、四部と毎回世界観がガラッと変わって最初は戸惑いますが、大川透さんのナレーションが流れると「ああ、ジョジョだ」という謎の安心感があります(笑)

      >ジョセフの息子だけあってお調子者な軽さも感じさせつつ熱い一面も覗かせてくれて、感じの良い主人公
      本当ですね。正義感に篤く激情家な一面もジョセフ譲りか。でもジョセフの二番煎じじゃつまらないので、彼にない仗助の魅力に期待したい!

  2. >初回の敵からグレートな奴が出てきましたね
    異常性だけなら今までの敵の中でもトップクラスですね(笑)
    仗助の能力の詳細や中盤の決意など、初戦としてグレートな話だと思いました

    内容自体は原作通りながら3部よりも改変多め。しかし今まで以上にアレンジ上手い気がします
    3部は少し尺調整がうまくいってないような回もありましたが、4部はだれることはないかもしれません

    • 仗助のお母さんにやたらと執着するので、ちょっと年増な女性がお好みかと思ったら、過去に少年を強姦していたとは…(笑) いろいろと危険すぎる奴なので岩に閉じ込めておいたのは正解だったと思います。

      一方で、飼い犬の糞の始末をせず、タバコをポイ捨てするモラルのない人間に激怒したり、法律が死刑を定めても個人に裁く権利はないと正論を放ったり、クレイジーだけど全部が全部間違っているわけじゃないのが奥深さを感じるキャラでした。

  3. 4部は主人公側のスタンドもそれぞれ個性的な能力を持っていて、それを工夫する発想の戦いがやっぱり面白いですね〜。
    3部は主人公勢はスタンドバトルの試行錯誤の初期に登場した分、
    能力は物理攻撃に偏ってましたし。

    >この世のどんなことよりも優しい
    これ、仗助の能力だけでなく、性格についても表していると思います。
    第1話ではキレまくって意味不明な性格に感じますが、この先も含めて歴代ジョジョで一番優しく温厚なのは仗助じゃないかなと思います。
    あんななり(頭)してて意味不明なキレかたをするくせに優しく親しみやすいのが仗助の魅力かなあと。
    今は主に承太郎との絡みしかないのでまだ分かりづらいかも知れませんが。

    >スタンド使い本人の居場所もあっさり炙り出され
    ここ原作通りではあるのですがアニメで見ると木から飛んでいくアンジェロがシュール過ぎて笑いました。
    母親の体からスタンドを摘出したときと言い、この炙り出しかたと言い、いちいちやりかたが荒々しい(笑)

    >岩と一体化させられ、一生閉じ込められたまま
    アンジェロは鉱物と生物の中間の生命体となり、永遠に杜王町の道路脇を彷徨うのだ…

    • 単純な力比べでのバトルでは、既に承太郎のスター・プラチナを超えるのが難しくなってきたと思いますので、スタンド特性を活かした搦め手が増えてくるのはいいことだと思います。あのDIOを葬った承太郎でも、力押しが通用しない今回のアクア・ネックレスには苦戦するというのが面白いところ。時間を止める技はチートすぎるせいか、アップデートで修正入っちゃったのが残念ですが(笑)

      >歴代ジョジョで一番優しく温厚なのは仗助じゃないか
      1話は見境なしにケンカをふっかける主人公で、「こいつを好きになれるかな…」と不安でしたが、2話では心優しく、それでいて熱い心を持った主人公だということがわかりましたので、大幅に印象は変わりました。でもそうなると、髪型を弄られるとブチギレるっていう設定いらなかったような?

      >アンジェロは鉱物と生物の中間の生命体となり、永遠に杜王町の道路脇を彷徨う
      そういや、カーズを宇宙空間に一生閉じ込めたのは、父親のジョセフでしたね…(笑) 親子揃って、扱いに困る極悪人は終身刑に処するのが面白い。