ジョジョの奇妙な冒険総括&名場面ランキング

総括

名作と名高いジョジョだけに、視聴前から大きな期待を持っていました。一方で、人間には想い出補正という厄介な機能が備わっていますので、ジョジョファンの評判をそのまま鵜呑みにはできず、話半分に聞いていたことも否めません。

いくら当時は斬新で面白かったとはいえ、25年も昔に連載していた作品。さすがに今となっては陳腐化している可能性が充分ありましたし、やっぱり現在の基準に照らし合わせるといろいろキツイ部分があるんじゃないかと…。結局、原作を知らない、思い入れを持たない私には、周りが騒ぐほどジョジョを楽しめないんだろうなぁと、半ば諦観の気持ちが混じっていたものです。

それがまぁ、こんなにも全力で楽しめる作品だったとは!! 想い出補正だなんてとんでもない、思い入れがまったくない私でも心の底から楽しめましたよ! まさに四半世紀の時を経ても色褪せない名作!

私は初見であるがゆえに、シーザーの死に大きな衝撃を受けて涙しましたし、カーズとの最終決戦では童心に戻ったようにハラハラドキドキしっぱなし。そういう意味では、原作ファンよりも存分にアニメジョジョを満喫できていたと言えなくもないです。

古臭さをまったく感じさせなかったといえば嘘になりますけど、この昔ながらの“キッチリしすぎていない感”が、ジョジョの場合逆に上手くはまっていたと私は思います。ツッコミどころ満載であるがゆえにシリアスな笑いが生まれ、1つの出来事に拘泥しすぎない淡泊さが、テンポの良さにも繋がっている。これほど1話ごとの密度が濃い作品は、今の時代、なかなかお目にかかれません。

あと、ジョジョが私の個人的なマッチョ嗜好にマッチしていたことも大きいですね(笑) デカくて強い筋骨隆々の益荒男たちがぶつかり合う暑苦しいバトルが好きな私なので、バトル漫画(アニメ)に関しては、やっぱり昔の作品の方が性に合っているのかも…? 普通の男子高校生が突然能力に目覚めて、努力もなしに強くなるような作品なんてクソくらえですよ。

……そういう意味では、ジョジョ第3部は結構怪しいんですけど。スタンドが登場してジョジョ人気を不動のものにしたと名高い第3部ですが、もしかすると私の趣味とは微妙にずれている可能性がなきにしもあらず。

とはいえ、第3部のアニメ化は今から期待大。最後にあんなに期待を持たせるような終わり方をしたんですから、第3部をアニメ化しないなんて意地悪はなしですよ!

★好きな男性キャラクターベスト4★
第1部・第2部を通じて好きだった男性キャラクターです

1.ジョセフ・ジョースター
恵まれた体躯を有しながら、ペテンを用いた頭脳戦を仕掛ける格好良さ。如何なる場合でも戦局の一手二手先を読み、常に相手の裏をかく戦い方が好きで好きででたまらない。軽薄でありながら義に厚く、激情家でありながらクール。こんなに愛すべき主人公はなかなかお目にかかれません!

2.ロバート・E・O・スピードワゴン
戦いにおいて大して役立ってはいないのに、これほど傍らに欠かせない人物がいたでしょうか。状況を具に的確に実況解説する稀有な能力。そのハイテンションな語り口を含めて楽しくて仕方がなかったです。

3.ルドル・フォン・シュトロハイム
スピードワゴンが伏龍であるなら、シュトロハイムは鳳雛。W解説の切れ味は抜群でした。死んだ人間が機械化して蘇るのはどうかと思いつつも(それならシーザーだって生き返らせれば良かった)、シュトロハイムなら許せてしまう不思議。

4.カーズ
一見して強さを感じさせるマッチョな肉体美。それでいて知的で、狡猾で、卑怯で、悪人面。まさに私の理想とするラスボス像です。真の究極生物に進化したあとの絶対的な強さを誇るカーズさんも格好良かった。

★好きな女性キャラクターベスト4★
ていうか、この4人ぐらいしか女子は出てこなかったよね。何という男子校アニメ。

1.リサリサ(エリザベス・ジョースター)
凛々しく、厳しく、美しくのパーフェクトヒロイン。50歳という高齢もなんのその。ジョジョ史上(今のところ)最も愛すべきヒロインです!

2.スージーQ
明るくて快活でノリが良くてすっごい好みのタイプ。ジョセフとのバカップルっぷりは最高でした。

3.ペコ(仮名)
ポコのお姉ちゃん。弟を厳しく叱ったあとに優しく手を差し伸べる飴と鞭の使い方にメロメロ。

4.エリナ・ペンドルトン
望まぬ口付けをされて泥水で口をすすぐ矜恃。ジョジョに出てくる女性はみんな気が強くて良いね~。

★笑える名言ベスト4★
シリアスであるがゆえに吹き出してしまう至高のジョジョ名言集。

1.「逆に考えるんだ、『あげちゃってもいいさ』と」
突然挿入されたオヤジの謎理論! 逆に考え出すと、どんなひどいことでも全部許せてしまいそうな勢いです。

2.「意外! それは髪の毛!」
このセリフの語呂の良さは異常。「酒! 飲まずにはいられない!」と並んで汎用性の高い名言でもあります。

3.「だが! 我がドイツの医学薬学は世界一ぃぃぃ!!」
シュトロハイムのセリフは全部笑えるんですが、ここは代表的なこのセリフを。伊丸岡篤さんは本当にいい仕事をしていました。

4.「このストレイツォ、容赦せん!」
そんなに面白い言葉じゃないんですけど、なんか癖になる言葉。決め言葉のように連呼するストレイツォさんが可愛かった。

★心に響く名言ベスト4★
こちらはガチの名言。感動を呼ぶ素晴らしいセリフでございました。

1.「ジョジョ! 俺の最期の波紋だぜ! 受け取ってくれぇぇ!!」
ジョセフに解毒のピアスを届けるため、死と引き替えに生み出した鮮血の波紋。それはツェペリ家の意地であり、ジョセフとの友情でもあり。ここだけは茶化す気になれない文句なしの名シーンでした。

2.「姉ちゃん! 明日って今さ!!」
弱虫が勇気を振り絞って男を見せる瞬間はいつだってカッコイイ。

3.「奇妙な友情すら感じるよ…」
青春時代を長く共に過ごしたとはいえ、ディオは自分の人生をメチャクチャにした許しがたき仇敵のはず。そんな相手に対して“友情”を口にして息絶えていったジョナサンの言葉は深いです。

4.「死にたいと思っても死ねないので、そのうちカーズは、考えるのをやめた」
究極進化したカーズに待ち受けていた運命は、孤独に宇宙を彷徨い続ける死よりも恐ろしい残酷。「考えるのをやめた」という最期が哀愁を誘います。

★好きな擬音ベスト4★
ジョジョといえば特徴的な擬音の数々。その中でも最も印象深かった4つを紹介。

1.パウロオオオォォ
わ、わからない…! どうしてパウロオオオォォなのか!!

2.メメタァ
この擬音語が何を表現しているものか訊ねても、100万人中100万人が正解できませんよね!?

3.ルチャッ
石を拾う擬音が“ら行”で始まるのは絶対におかしいですっっ!

4.キャド!
手に汗握る場面でさりげなく出てきた謎擬音に吹く。不意打ちすぎる!

ジョジョの奇妙な冒険 Vol.1 (第1部オリジナルサウンドトラック、全巻購入特典フィギュア応募券付き)(初回限定版) [Blu-ray]

販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ( 2013-01-30 )

定価:¥ 8,424 ( 中古価格 ¥ 1 より )

Amazon価格:¥ 1,378

時間:69 分

2 枚組 ( Blu-ray )


この記事のトラックバックURL
  1. スタンド能力が登場してからは確かにいわゆる修行シーンなどは無くなってしまったので、浅生さんの好みからは外れてしまうかもしれませんね……。
    ただその代わり、精神の成長(=スタンド能力の成長)や、智謀を巡らせて勝利するための努力は惜しまないのは第8部となった今でもまだ途切れず続く「ジョジョ」ですので、そこら辺を楽しんで貰えれば一ファンとしても嬉しく思います。
    あ、あと筋肉も少なくなります……ハイ。

  2.  イノウエさん
    スタンド任せの高みの見物で、何もしていない自分が偉そうな口を叩いているというパターンが一番嫌い。“スタンドはすごいけど、承太郎は別に何もすごくない”みたいなことにならないよう祈っていますよ~。せっかく見た目はカッコイイんですから、見かけ倒しじゃありませんように。

    >あと筋肉も少なくなります
    ぐぬぬ…。まぁ、仕方ないですよね。敵も味方も全員マッシブなジョジョ第2部は幸せだった…。

ABOUTこの記事をかいた人

なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。