ジョジョの奇妙な冒険第17話「深く罠をはれ!」雑感

柱の男ともあろうものが、片腕を切断されたぐらいで恥も外聞もなく大粒の涙を流し、「あんまりだぁぁー!」と嗚咽混じりに泣き叫ぶ。幼児退行したかのようにむずかるエシディシの姿に唖然。すると今度は突然ピタリと泣き止み、何事もなかったかのように平静を取り戻したのが不気味すぎる…! なんなんだこの男は!? まったくもって予測不能!!

藤原啓治さんの号泣演技の面白さも相俟って、非常にギャグ成分の強い笑えるシーンではあったんですが、同時に得体が知れないエシディシに対する恐怖も大いに感じました。私もジョセフと同様、常に相手の行動パターンを想定しつつ、一手二手先の展開を読みながらアニメを視聴する癖がありますので、こういうまったく予期しない行動を取るキャラクターが現れるとものすごく戸惑うんです。

「孫子とかを引き合いに出したな。それなら俺も知っている」
「“兵は詭道なり”戦いとは欺くこと。敵を怒らせて心を動揺させれば、その力に隙が生じる」
「貴様がやろうとしてるのはそれだろう? その手には乗らん」

「兵は詭道なり」は私の座右の銘のような言葉。戦いとは知恵競べ。知略戦こそ戦争の王道。正々堂々など野蛮な力押し。実力に勝る相手との戦いなら、そのぶん知恵を絞って活路を見出さなくてはならないのは当たり前ですよ。常に頭の中で策を張り巡らし、次々と罠を仕掛けるジョセフはカッコイイ!

「お前の次のセリフは“消してやるぜそのニヤついた顔を”だ!」

ところが、頭脳戦でもエシディシは負けていない。ジョセフは十八番のセリフ先読みをパクられ、結界に誘い込む作戦も見切られ、体内から飛び出した脅威の血管針によって逆に窮地に追い込まれる!

「貴様の全身の穴という穴に俺の熱血を送り込み、バースデーケーキの蝋燭のように綺麗に火を点して焼いてくれるぜ」

地上波でまさかの触手陵辱とは(笑) うねうねと蠢く淫猥な触手に身体の穴という穴を蹂躙され、先端から迸る熱い体液でジョセフの貞操……もとい、命もこれまでかと覚悟しかけた中で、両腕を組み不敵な笑みを見せたジョセフの余裕。

「おやぁ? わからない? オメーは俺の心の中がわからない?」
「そして、お前は自分が既に負けているのがわからない?」
「俺の上を行ったつもりでも、その更に上を俺が行ってたのよ!」

なんと先程切断されたはずの結界の糸は、ロープマジックの原理によって健在だった! 相手の思考の上の上を行くジョセフの深謀遠慮によって、まんまとエシディシを絡め取ったのです!

まさに「兵は詭道なり」を実践する高度な頭脳バトル。こういうの本当に私は大好きですね~。マッチョ同士の心理戦って萌えるわぁ。

たった1話で決着が付いてしまったことには少々物足りなさがあるものの、背中に張り付いた禍々しい瘤を見る限り、エシディシは完全に滅びたわけではなさそう。次回以降のエシディシの執念に期待です。ていうか、ジョセフ気付いて(笑)

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なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。
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  1. (アニメ感想) ジョジョの奇妙な冒険 第17話 「深く罠をはれ!」

    投稿者・フォルテ

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