ジョジョの奇妙な冒険第9話「最後の波紋!」雑感

次の世代へ物語は引き継がれるとはいえ、こうも普通に主人公が死ぬというのはショック。最後、ディオを胸に抱きながら静かに息を引き取った瞬間は素直に感動しました。今回とてもいいお話だったので、いつもみたいに茶化すのも悪い気がしますね。

首から下を失いながらもしぶとく一命を取り留め、ジョナサンのボディを手に入れて復活を目論むディオの往生際の悪さ。その底知れぬ執念の前に不覚を取ってしまうジョナサンですが、妻エリナの、見知らぬ赤子の命を守るため必死の抵抗を見せ続ける。最後まで2人の無事を祈りながら、自分はこのままディオと共に海の藻屑へ消えることを決意

「ディオ…。君の言うように、僕らは2人で1人だったのかもしれないな…。奇妙な友情すら感じるよ」
「今、2人の運命は完全に1つになった。そして…、船の爆発で消える」

愛犬の仇であり親の仇であり恩師の仇であり、自らの人生を大きく狂わせた張本人であるというのに、それでも「友情」を感じていたというジョナサンがすごい

ディオはディオで、自らの野望を阻止した憎きジョナサンにリスペクトを表していましたし、この決して相容れない終生のライバル同士が、根っこの部分では互いを認め合っていたという構図が「美しすぎます!」

ジョジョ第1部は大して面白くないとの噂でしたが、蓋を開けてみれば大満足の出来。終始ジョナサンVSディオに焦点を当てた構成は、ジョースター家の因縁を語る最初のストーリーとして最高のものだったんじゃないでしょうか。私はとかくライバルという言葉に弱く、このように意見の異なる2人の男が切磋琢磨しながら火花を散らす関係が大好き。でも、根底では相手を認め合っているような。

バトルもいい意味で泥臭かったというか、ジャンプ漫画にありがちな「必殺技偏重バトル」でなかったところがいい。そういえば、せっかく教えてもらったズームパンチは途中から全然使わなくなりましたね(笑)

最後に、最も印象深いキャラとしてスピードワゴン。まさか本当に戦いで一切役に立たないキャラだとは思いませんでしたが、彼の実況解説能力は大いに場を盛り上げ、笑わせてくれました。CVの上田燿司さんの力量は手放しで賞賛。第9話での独り芝居も、異様にテンション高くてやたら煩かった(笑) でもそれこそが、スピードワゴンの味です。

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